今場所予期せぬ敗戦が続いた稀勢の里がつい
に引退した。速報は8時台に流れた。横綱に
昇進してケガでなかなか結果が出せず、苦悩
の日々が続いた。だが、これで解放される日
がやってきた。横綱稀勢の里の相撲を見るの
はつらかったが、稀勢の里のいなくなった
土俵は寂しい限りである。本当にお疲れ様
でした。
<負け残りで最後の控えとなった稀勢の里>
稀勢の里引退を受けて、4日目の放送は稀勢
の里への思いを語るしんみりした内容になっ
た。しかし、土俵は大変な展開になっていた。
大荒れである。横綱鶴竜2勝2敗、大関高安
2勝2敗。大関豪栄道・栃ノ心にいたっては
4連敗である。これでは休場力士がでても、
あるいは負け越し力士が出ても不思議では
ない。
唯一横綱・大関で白鵬が4勝しているが、
危ない相撲が2番もある。特に今日北勝富士
との一番は押し込まれ、正面土俵に詰まった。
白鵬はここで土俵際驚異のねばりで紙一重で
勝ったといっていい内容だった。
横綱・大関陣の成績は惨憺たるありさまで
ある。引退した稀勢の里の成績を別にしても
8勝12敗と大敗である。相撲内容も取りこぼ
しではない。完全に力負けしている。安定度
にかけている。これでは土俵はいっこうに
締まらない。
白鵬が徐々に安定性を取り戻すか。関脇以下
で誰かがとびだすか。両方がつぶれたら乱戦・
混戦になりかねない危険性を秘めている。
疲れがたまっています。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
↑↑↑↑↑↑↑↑