2014年5月– date –
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大相撲
かくありたい立ち合い
五月場所12日目の1敗同士の決戦白鵬対稀勢の里戦に対して気になる内容が目に付いた。この一番は稀勢の里が2度つっかけて3度目に立った。相撲は白鵬の速攻で一気に寄り切った。この3度目の立ち合いについて日刊スポーツは次のように伝えている。(稀勢... -
大相撲
クリーン魁傑
前理事長だった放駒(元大関魁傑)が五月場所中に亡くなられた。まだ66歳という若さであった。理事長時代は八百長発覚で難しい舵取りをすることになったことはよく知られている。八百長問題は現役時代クリーンな魁傑でなければで対処できなかった問題であ... -
大相撲
大相撲人気は最高潮
大相撲東京場所の人気は一月場所、五月場所、九月場所がかつての順位であった。ところが、昨年の2013年は九月場所が最高人気場所であった。明けて2014年の一月場所の人気は2013年の九月場所をさらに超えた。その一月場所の人気を五月場所は超えてしまった... -
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■夏千秋楽 特別な日千秋楽に注文
五月場所、終わってみれば白鵬の優勝という予想通りの結果となった。白鵬の優勝は29回と大鵬の32回へまた一歩迫った。白鵬は今後何回優勝できるか。詳しくは3月13日「■春四日目 常勝白鵬の優勝回数を推論する」をご覧いただきたい。今場所の熱戦ナンバー... -
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■夏14日目 いいたい放題
日馬富士、反則負けで3敗。千秋楽の横綱決戦はなくなるカタチとなった。「2014年はどうなる」(1月7日)で、日馬富士は横綱同士の優勝決戦が何度できるか今年はそこに注目していると書いたが、またしても実現しなかった。残念!それにしても横綱同士の... -
大相撲
■夏13日目 遠藤のリベンジ
一月場所に続き、13日目は土日並みに観客がはいった。それもチケットの売れ行きのスピードは一月場所以上に早かった。大観衆のなか、遠藤が栃煌山に8敗目をきっし、負け越しが決まった。観客の声援は誰よりも多いが期待に応えられない結果となった。七月... -
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■夏12日目 速攻白鵬1敗対決を制す
大相撲ファンが注目したこの日の大一番は意外な内容で終わった。優勝を左右する白鵬対稀勢の里の1敗対決は白鵬の速攻に稀勢の里は何もできずに完敗。およそこれまでの両者の対決からは予想できなかった。思い起こせば白鵬はこの場所の遠藤戦にも速攻で一... -
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■夏11日目 優勝戦線異常あり
激しく降る雨でも大勢の観客で埋め尽くされた国技館。ここへきて白鵬がよもや、いや負けるべくして豪栄道に負けた。5日目に白鵬の相撲の乱れを書いた。前日の栃煌山戦にも見られた。白鵬の敗因は豪栄道の体勢をくずし、喜び勇んで出ていったがかわされた... -
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■夏10日目 場所の行方
消費税増税後の初の本場所は大盛況のなかで終盤へ突入する。この日上位は順当勝ち。稀勢の里-琴奨菊は対戦成績こそ琴奨菊が差をつけているが、今の両者の状況から稀勢の里が勝利した。ここまで白鵬が全勝、1敗が稀勢の里、勢。11日目1敗同士の稀勢の里-... -
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■夏9日目 熱戦賞の制定
土俵の充実が叫ばれて久しい。だが、具体策となると簡単ではない。しいて言うなら稽古につぐ稽古だが、お題目だけになりそうである。土俵の充実でひとつだけ大きく変わったことがあった。古い映像をご覧になった方はお気づきだろうが、両者手をおろさずに... -
大相撲
■夏8日目 遠藤はどこまで出世するか
遠藤が大関稀勢の里に対して立ち合いすばやく左四つ相手に上手を与えないいい体勢をつくった。くい下がらんとするも攻め手に欠け、稀勢の里の圧力に屈して正面土俵下に転落した。この日のお客さんから「今日は稀勢の里-遠藤戦で燃え尽きたな」という声が... -
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■夏7日目 鶴竜は見習い横綱?
土日は早くからチケットが売り切れていた。そのため、この日は大勢のお客さんで館内はふくれあがった。六日目は平日にもかかわらず、遠藤対琴将菊への期待か満員御礼という好況ぶりである。この場所の見所は遠藤の上位第二ラウンドと鶴竜の新横綱としての... -
大相撲
■夏6日目 遠藤、負けて覚える相撲かな
遠藤が大関琴奨菊に挑むのは3度目である。これまでは相撲を取らせてもらえず、一方的に土俵の外へ出されていた。横綱鶴竜を倒した勢いでどんな相撲を取るか。あるいは今度こそ勝利するか。期待いっぱいである。この日、異例の?満員御礼がでた。もしやこ... -
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■夏5日目 白鵬の相撲に乱れ
白鵬対宝富士の一番は白鵬の勝利を疑う者はいまい。しかし、白鵬はいかにも軽くあしらおうとしてはたきや引きが目だった。宝富士が腰高の白鵬を寄り立て土俵につまる場面さえあった。最後は白鵬が勝利したが、かなり追い詰められた相撲内容であった。相撲... -
大相撲
■夏4日目 遠藤果敢な攻めで鶴竜倒す
4日目の注目の一番は横綱鶴竜と超新星の遠藤の一番である。先場所紙一重で鶴竜が勝ったが、もし遠藤が勝っていれば鶴竜の横綱昇進は微妙だったかもしれない。また、遠藤は勝ち越しの目があったかもしれない。それだけ明暗を分けた勝負だけに今日の一番に... -
大相撲
■夏3日目 横綱、その宿命
日馬富士が3日目にして、鋭い立ち合いから前に出て、豪風を倒した。初日、安易な引きで墓穴を掘り、2日目は碧山に危ない相撲を取っただけに安堵したことだろう。横綱は栄光の座であるとともに常勝を宿命づけられている。そこには負けが込むと相撲に迷い... -
大相撲
■夏2日目 遠藤の変化
遠藤が松鳳山の突き押しにいいところがなく、一方的に敗れた。遠藤はなかなか髪が伸びず、ずっとザンバラ髪であった。場所前はじめて髷を結い、初日は髷後1勝したが、2日目は髷後1敗となった。遠藤はまだ馬力相撲に弱い。琴奨菊戦は工夫が見たい。遠藤... -
大相撲
■夏初日 落ち着いた取り口の新横綱鶴竜
鶴竜所作をミスる。初日2日前の奉納土俵入りがこう報道されただけに注目された鶴竜の新横綱の土壌入りである。過去には新横綱ではないが、白鵬がせり上がりをせずに終えたことがあった。新横綱鶴竜は観客の拍手のなか、堂々と梅ヶ谷型の土俵入りをおこな... -
大相撲
五月場所展望
風薫る5月、相撲人気は上々である。土俵の充実が期待されるなか場所はどういう展開をみせるか。四者四様、相撲通・相撲愛好家4氏に答えていただいた。1.五月場所の優勝者は?M氏 鶴竜。春巡業での仕上がり具合から。春巡業では 鶴竜が一番体が動... -
大相撲
平幕優勝を検証する6
総括今まで新聞社制定時代3人、協会制定25人の平幕優勝を検証してきた結果をまとめてみよう。A 幕内上位で横綱・大関と当然のようにあたる地位での 優勝 11人年場所 四股名 横綱大関戦 成績 翌場所の成績東西制T11年1月 鶴ヶ... -
大相撲
平幕優勝を検証する5
協会優勝制定時代 部屋別総当たり中途半端な平幕優勝の横綱・大関戦 2ここからはご覧になった方も多く、へたな説明は無用かもしれないが、ご存じでない方のためにあえて記したいと思う。優勝 対戦横綱 対戦大関 未対戦 休場琴錦 ... -
大相撲
平幕優勝を検証する4
協会優勝制定時代 部屋別総当り中途半端な平幕優勝の横綱・大関戦 11971(昭和46)年7月から平幕好成績者を大関・横綱と対戦させる規定ができる。ここから現在までのべ13人の平幕優勝者がいるがさすがにEタイプの幕内中位以下で星をかせぐもせいぜい関... -
大相撲
平幕優勝を検証する3
協会優勝制定時代 優勝決定戦制度開始 平幕優勝力士が横綱・大関戦なしがあたりまえの時期これまでの優勝は同成績者が複数いた場合、番付上位を優勝者としていた。しかし、戦後の混乱期、相撲人気回復のためすべての取組後、同じ成績の力士を番外として... -
大相撲
平幕優勝を検証する2
協会優勝制定時代 引き分けをなくし、勝負を競う時代に1925(大正14)年摂政宮殿下(後の昭和天皇)からの下賜金によって天皇賜杯がつくられ、1926(大正15)年から優勝力士に授与されるようになった。これを機に優勝者を協会が認定するようになった。また...
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