大相撲

■夏14日目 いいたい放題

2014年5月25日

日馬富士、反則負けで3敗。千秋楽の横綱決戦はなく
なるカタチとなった。「2014年はどうなる」(1月7日)
で、日馬富士は横綱同士の優勝決戦が何度できるか今年は
そこに注目していると書いたが、またしても実現しな
かった。残念!

それにしても横綱同士の白鵬-鶴竜が結びではなく、結び
前というのはいかにも順番通りで芸がない。これは前日の
日馬富士-鶴竜にもいえる。横綱同士はメインエベントで
いいのではないか。また、順番通りというのなら13日目に
白鵬-稀勢の里戦が組まれるのが通常である。

鶴竜ここまで9勝、千秋楽の稀勢の里戦に2ケタ勝利を
かけることになった。新横綱としては物足りないがクン
ロク(9勝6敗)は避けたいところだ。横綱昇進は時期
尚早という声が大きくならないためにも。しかし、ガチ
ンコ稀勢の里は強敵だ。

勢の取組がおかしい。稀勢の里戦以外は大関以上の取組が
ない。14日目は関脇豪栄道戦だったが、豪栄道はけして
調子がいいわけではない。優勝を争っている者同士を対戦
させないというのは不可思議である。1967(昭和42)年
十一月場所、11勝1敗で快調の横綱大鵬は途中休場した。
何がおこるかわからないのが相撲である。勢がどんな
成績をあげても横綱・大関との対戦数が少ないから優勝者
としないというのなら話は別だが。

琴奨菊は前日負け越した。だからといって、7勝も5勝も
同じという印象を与える相撲は御免こうむりたい。琴奨菊
ファン・相撲ファンが見たいのはすてばちではなく、
最後まで全力を尽くす姿である。千秋楽は勝利で有終の
美を飾れ。
<写真は日馬富士対稀勢の里戦>
14
 

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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