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◆25初12日目 優勝圏内に5人が乱立
優勝がからむ三番に注目した。1敗金峰山と3敗大関豊昇龍が激突した。金峰山のパワー相撲が豊昇龍に炸裂すると危ない。豊昇龍が金峰山のパワーを封じて十分の体勢をつくるか。豊昇龍は勝たないと大関の責任は果たせない。 両力士気合十分。勝負は一瞬で決... -
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◆25初11日目 一月場所の混迷!責任は大関にあり
1敗金峰山が大関大の里にぶつけられた。ところが相撲は、金峰山が突き上げて先に攻めた。そのまま一気に向こう正面に突き倒した。だが、天下の大関が幕内下位にやすやすと負ける。これではいけないが、現実である。新入幕尊富士に大関琴ノ若が負けたこと... -
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◆25初10日目 全勝金峰山、1敗千代翔馬に上位の壁
全勝金峰山を止められるか阿炎。役力士として止め役となった。金峰山は動けていて油断できない。勝負は立ち合い一瞬で決まった。阿炎突き起こすと金峰山はばったり手をついた。決まり手は突き落としであった。阿炎はしてやったりで結果を残した。 <阿炎立... -
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◆25初9日目 豊昇龍スキあり相撲で痛恨の連敗
豊昇龍が照ノ富士引退による繰り上げの平戸海と対戦した。相撲はつっかえ棒がはずれたように豊昇龍がばったり両手をついた。平戸海は体を開いての突き落としであった。豊昇龍は連敗で3敗となった。優勝争いはトップと3差になった。 <豊昇龍、平戸海の奇... -
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◆25初8日目 上位は混戦模様
好調と思われた豊昇龍がまさかの敗北をきっした。対戦相手は正代である。相撲は、突き合いとなったが、正代の逆襲に豊昇龍は向こう正面下に転落した。この一番で豊昇龍は思ったほど強くはなかったことがわかった。先場所ができすぎただけである。横綱など... -
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◆25初7日目 実力差が出た同期生対決
まだ前半だが、1敗豊昇龍対全勝王鵬の同期生対戦が実現した。勝負は、立ち合いから豊昇龍が激しく突き立て攻め立てた。王鵬は残すのがせいいっぱい。横から攻め、うしろについた豊昇龍が最後送り倒した。力強さ・スピード・集中力の勝利となった。 <同期... -
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◆25初6日目 歴史的汚点となった琴櫻対熱海富士戦
照ノ富士が引退した。休場したその日の出来事だった。午後10時のNHK番組中にテロップが流れた。ここまで予期していなかったため仰天した。今思うと成績が残せない場合は引退を考えていたことになる。 2勝2敗の成績を良しとしなかったことになる。そして... -
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◆25初5日目 3大関全敗の暗転の日
照ノ富士が休場した。正直これほどあっさり休場するとは思わなかった。確かに2勝2敗にはなった。出場に踏み切る以上それなりの決意があったはずである。それが休場とはずいぶん軽い決断である。この休場はよほどのことがない限り浮上できないモノになる... -
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◆25初4日目 豊昇龍豪快な突き落とし炸裂
この日は相撲を満喫できる日になった。宇良が高安相手に鮮やかに伝え反りを決めた。昨年の一月場所千秋楽、竜電にかけたことがあった。そのときよりスムーズにしかけ、見事に決めた。宇良ならではの反り技は観客を魅了した。 <宇良の伝え反り> 大栄翔対... -
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◆25初3日目 先場所優勝の琴櫻!早くも2敗
琴櫻は翔猿と対戦した。場所前こう見立てた。琴櫻は翔猿に6連勝中である。翔猿は動きで攪乱したいが、琴櫻は動じない。先場所翔猿は食い下がったが、琴櫻は慌てず引き落としている。落ちついてよく見て相撲を取れば勝利は固い。 現実の相撲は翔猿が食いつ... -
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◆25初2日目 照ノ富士苦労の中の1勝
初日1敗をきっした照ノ富士の対戦相手は隆の勝である。昨年七月場所本割で負け、優勝決定戦で勝利した相手である。前日隆の勝はあたって突き落としかもろざしねらいと記した。この日は後者であった。だが照ノ富士は簡単に許さず、右差し左上手を取る。隆... -
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◆25初 初日 注目の三番を分析
一月場所が始まった。なじみの顔とも再会である。国技館南門で、昨年佐渡ヶ嶽部屋で出合った知り合いとおち合った。懐かしさで話はつきず長話となった。7時から入り待ち、出待ちをしているとのことであった。時津風(元土佐豊)親方にサインを求めたりし... -
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2025年一月場所直前考
2場所全休した照ノ富士が出場する。だが、まだ安心はできない。負けが込むと途中休場に追い込まれる恐れがある。初日は若隆景戦、序盤は隆の勝、霧島、翔猿、豪ノ山あたりが予想される。これをのり切れるか否かで今場所の照ノ富士の運命が決まる。 <照ノ... -
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横綱の1年間の休場数14傑 中
10位 北勝海66休(平成3年5月~4年3月)不戦敗を含め、66休は引退前の1年間で記録した。全休3場所、途中休場2場所であった。平成4年五月場所前引退している。北勝海の引退で横綱不在の時代が来た。 9位 北の湖67休(昭和57年11月~58年9月)怪... -
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琴櫻の対戦相手別成績 下
引き続き琴櫻の対戦相手別成績をみていこう。 7(〇●〇〇●〇)4宇良宇良は琴櫻にけっこう肉薄している。ここ1年でも2敗している。先場所は宇良を寄せ付けず、一方的な攻めで押し出した。琴櫻は相手に相撲を取らせないことである。宇良に食い下がらせな... -
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横綱の1年間の休場数14傑 上
横綱の1年間の休場数を歴次横綱順にふれてきたが、総括し14傑でまとめたい。1年間は必ずしも一月場所から十一月場所とは限らない。休場は不戦敗を含む。また出場停止・コロナ部屋ごと休場は休場扱いから除外した。対象は、前者が朝青龍、後者が白鵬であ... -
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琴櫻の対戦相手別成績 上
先場所優勝の琴櫻に注目が集まっている。同時に琴櫻を見る周囲の目が違ってくる。一月場所の番付では休場者がいなければ前頭4枚目までが対戦圏内になる。対戦相手別に検証してみることにした。 10(××××〇〇)4正代大関時代の正代に初顔から5連勝して1... -
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2025年はどうなる 年間最多勝
2024年の年間最多勝3傑は以下になった。琴櫻 66勝24敗大の里 65勝25敗豊昇龍 61勝26敗3休琴櫻は一月場所後に、大の里は九月場所後に大関に昇進した。この二人の争いで琴櫻が1勝差で制した。 <琴櫻> 勝ち星も66勝とあがってきた。2023年は霧島が6... -
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横綱昇進!その成績
横審誕生以降の横綱昇進成績をだしてみた。横綱では千代の山以降になる。成績は横綱直前5場所にした。これは解説の玉の海さんの安定感をみる持論によるものである。それが以下である。 直前5場所に13勝以上が3回あるのは佐田の山、輪島、2代目若乃花、... -
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2025年はどうなる 優勝
2024年の優勝・次点は以下であった。次点は同点の場合は上位とした。優勝 次点照ノ富士 琴ノ若尊富士 豊昇龍大の里 琴櫻照ノ富士 隆の勝大の里 霧島琴櫻 豊昇龍 <大の里> 優勝がそのまま繰り返されるとは思えない。優勝は13勝以上... -
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2025年はどうなる 年寄株
いつの時代も年寄株は高値の花である。千代の富士が一代年寄を選択せず、九重部屋を継承したとき、受けていれば一人助かったのに、と言われた。現代、一代年寄は事実上封印され、復活することはなさそうである。これは貴乃花にこりたためで、白鵬は損をみ... -
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2025年はどうなる 照ノ富士の引退はあるのか
昨年照ノ富士は2回優勝した。これだけ見れば十分である。大正15年スタートの公式優勝制度以降では14人目の10回以上の優勝を達成した。その反面休場が多い年でもあった。不戦敗を入れて53休場であった。 年齢は33歳になった。モンゴルの先輩横綱白鵬・鶴竜... -
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2025年はどうなる 宮城野部屋の復活
事件は北青鵬の悪質な弟弟子への暴行から始まった。北青鵬は引退勧告で引退した。力士が暴行したらどうなるか、前例で分かっていたはずである。力士が相撲を辞めてできることはそうない。力士以上に稼げる職はそうない。誠に愚かな行為であったわけである... -
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2024年土俵の目撃者を振り返って
2024年は366日ありました。そのうち365日執筆してきました。本場所のないときでも農閑期はありません。話題性や問題点を探ります。ときには思わぬ記録に時間をかけて調査しました。 今年、年間最多勝レースは人気がありました。番付では幕内体重番付、私製... -
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三賞多数獲得者たち 番外編
三賞を7回獲得した力士を記録のメモ帳として最後にあげておく。 三根山 殊5敢2時津山 殊3敢4富士錦 殊2敢4技1栃ノ海 殊1敢0技6豊山 殊3敢4豊山は3場所連続ダブル受賞である。 <豊山> 清國 殊3敢0技4福の花 殊0敢7藤ノ川 ... -
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三賞多数獲得者たち23
◆三賞獲得19回 安芸乃島 殊7敢8技4三賞19回獲得は最高記録である。強豪関脇かつ幕内人生11年以上のなせる数字である。安芸乃島は入幕から最後の三賞まで幕内在位は69場所であった。 安芸乃島の入幕は昭和63年三月場所である。翌場所十両落ちしたが、1... -
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玉正鳳の出世街道 4
片男波(元玉春日)部屋に移籍した旭蒼天は令和2年九月場所から玉正鳳に改名した。師匠は以下に変わっていった。高島(元高望山)→春日山(元春日富士)→春日山(元濱錦)→追手風(大翔山)→中川(元旭里)→片男波(元玉春日)四股名は4つ目になった。高... -
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玉正鳳の出世街道 3
元春日山部屋の残った9力士は追手風(元大翔山)部屋預かりとなった。師匠代行という形で追手風部屋の中川(元旭里)親方が指導していた。正式に中川部屋となったのは平成29年1月26日であった。高春日(玉正鳳)は五月場所から種子島に四股名がかわった... -
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玉正鳳の出世街道 2
元春日富士の春日山が理事に専念するため、部屋を追手風(元大翔山)部屋の濱錦に譲った。平成24年2月22日、理事会は2月29日に引退する濱錦の春日山襲名を承認した。元春日富士は雷を名のった。平成25年10月、トラブルは部屋の賃料が勝手に値上げされたこ... -
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玉正鳳の出世街道 1
玉正鳳ほど師匠が代わった力士はいない。それは入門から始まった。平成23年6月に来日し、元高望山の高島部屋に入門した。だが、高島部屋は弟子ゼロで閉鎖が決まっていた。7月の新弟子検査は元春日富士の春日山部屋所属力士として受けた。 ビザの関係上前... -
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横綱の1年間の休場数3
今は語られなくなったが、一時期春日野部屋は小兵名人を常に輩出してきた。その一人が栃ノ海であった。うまさは栃錦以上といわれた。横綱になったが、椎間板ヘルニアの再発と右上腕膜筋肉断裂で満足いく土俵が務められなくなった。昭和40年十一月場所から... -
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2025年一月場所番付を読み解く
一月場所番付が発表された。 横綱・大関に変化なし。関脇から東5枚目までは翔猿・熱海富士をのぞいて詰まった状態である。小結に返り咲いた阿炎は11勝で3枚アップ。同じく若隆景は10勝5敗で1枚半アップとなった。 <若隆景(左)> 幕内西5枚目から東... -
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2024年大相撲10大ニュース2位・1位
◆2位 大の里入幕5場所後に大関昇進 新入幕大の里は驚異の新人であった。入幕5場所目に2回目の優勝を達成した。それが決め手になって大関昇進を決めた。2人の大関が8勝だっただけに新しい力が加わった。 5場所を要しての大関は年6場所制では大鵬... -
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2024年大相撲10大ニュース4位・3位
◆4位 琴ノ若が大関昇進 相撲一家の3代目である琴ノ若が一月場所後大関に昇進した。一月場所は照ノ富士と優勝を争った。優勝決定戦では及ばなかったが、好成績が続いた結果の大関だった。11勝-9勝-11勝-13勝だった。約26歳3カ月だった。新大関の三... -
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三賞多数獲得者たち22
◆三賞獲得18 琴錦 殊7敢3技8琴錦は2代目である。初代は佐渡ヶ嶽部屋の創始者である。四股名は初代琴錦の故郷である香川県の観音寺にある琴弾八幡宮に由来している。2代目琴錦が入幕したのは平成元年五月場所だった。初の三賞は1年後の平成2年五月... -
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横綱の1年間の休場数2
栃錦は年4場所制から6場所制にかけての横綱である。横綱在位28場所中休場は4場所であった。休場が比較的少ない横綱であった。連続休場は昭和33年でその時不戦敗を含め、20休場しただけである。 <栃錦のブロマイド> 初代若乃花は横綱在位25場所で、休... -
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2024年大相撲10大ニュース6位・5位
◆6位 北の富士さん死去 大相撲解説者として25年以上テレビ桟敷のファンを楽しませてくれた北の富士さん。2023年三月場所から姿を見せなくなってしまったが、十一月場所中帰らぬ人になった。82歳であった。和服姿、背広姿がきまった方であった。話し方が... -
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2024年大相撲10大ニュース8位・7位
◆8位 貴景勝燃え尽き引退 大関だった貴景勝が九月場所で引退した。大関として振るわず関脇に降格していた。関脇で途中休場し、その途中で引退した。「燃え尽きた」と語った。まだ28歳だった。今年(2024年)の成績は15勝23敗35休であった。年寄湊川を襲... -
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2024年大相撲10大ニュース10位・9位
◆10位 琴櫻が祖父と同じ大関5場所目で初優勝 十一月場所、大関豊昇龍との相星決戦を制しての優勝だけに記憶に新しい。佐渡ヶ嶽(元琴ノ若)が師匠より親の顔を見せ喜んだ。また、14勝1敗の優勝は令和3年十一月場所照ノ富士が15戦全勝優勝して以来のハ... -
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2024年大相撲10大ニュース 前文
今年大相撲は過熱した年だった。どこの会場も満員御礼が続いた。十一月場所は28年ぶりの15日間満員御礼だった。そんな中土俵上、土俵外から様々な大相撲ニュースが飛び込んできた。予想外のニュースもあった。 そこで、相撲愛好家・相撲通のT氏・IK氏・... -
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どこまでいくか!大の里の大鵬超え
大の里の入幕1年が終わった。その内容は驚異であった。入幕3場所目、5場所目に優勝した。これは年大横綱大鵬の6場所目を抜いた。また、入幕5場所目に大関に昇進した。これは大鵬の7場所目を超えた。 ただ、年間勝利数は大鵬に及ばなかった。大鵬は入... -
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横綱の1年間の休場数1
照ノ富士は今年(2024年)不戦敗を含め52休場だった。休場率は58%となった。昨年はもっとすごい。不戦敗を含め休場は、72に及んだ。休場率はなんと80%である。横綱は休場しても地位は落ちないが、不成績なら引退しかない。そういう声が聞こえないのは一... -
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三賞多数獲得者たち21
ここから三賞受賞者獲得ビッグ3の登場となる。 魁皇 殊10敢5技0魁皇の殊勲賞10回は朝潮と並んでトップタイである。魁皇は殊勲の力士といえる。魁皇は平成5年五月場所入幕した。このときは力及ばず十両に落ちた。再入幕は十一月場所だった。 平成6年... -
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明日のホープ
今年(2024年)は大の里が入幕した。三賞は8連続受賞した。それだけではない。関脇以下で2回優勝した。スピード出世し、入幕6場所後に大関に昇進した。大型ホープにわいた1年になった。 大の里に続く明日のホープは誰か。今年(2024年)関脇・小結に最... -
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かくありたい横綱
横綱という地位は大相撲にしかない。ほかの競技にはみられない特徴である。横綱はどういう存在か。常勝、安定性、どこからいっても大丈夫、そんな特別な存在である。 <優勝琴櫻> 十一月場所、大関琴櫻が優勝した。次の場所は横綱をかける場所になると... -
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永眠北の富士その力士・親方・解説者の一生5
大相撲を生で観戦できる人数は限られている。大多数はテレビで観戦である。それだけに大相撲中継の内容、特に解説者は大切になる。相撲理念、相撲哲学をもっている方は興味深い。あるいは体験した者でなければわからないことを伝えるのもいい。大相撲中継... -
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今年(2024年)の土俵から下
七月場所、照ノ富士が10回目の優勝を成し遂げた。これまで10回以上優勝した者は13人しかいない。双葉山、栃錦、初代若乃花、大鵬、北の富士、輪島、北の湖、千代の富士、曙、貴乃花、武蔵丸、朝青龍、白鵬である。常ノ花は公式優勝制度では8回である。照... -
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今年(2024年)の土俵から上
一月場所、北青鵬が突然途中休場した。今思うとこれは出場停止の意味合いが強かった。弟弟子への暴行が公になったのは場所後だった。宮城野(元白鵬)部屋が閉鎖に追い込まれ、親方・力士が伊勢ヶ濱部屋に移籍することになった。 <北青鵬> 一月場所、... -
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三賞多数獲得者たち20
貴闘力 殊3敢10技1貴闘力は敢闘賞を10回受賞している。これは最多敢闘賞でまさに敢闘あふれる相撲であった。ちなみに福の花・旭天鵬は三賞を7回受賞しているがすべて敢闘賞である。 入幕は平成2年九月場所であった。そこでまず敢闘賞を受賞した。22歳... -
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永眠北の富士その力士・親方・解説者の一生4
引退した北の富士は独立して井筒部屋をおこした。元千代の山の九重は出羽海(元出羽ノ花)部屋から破門波紋独立した。その際自分についてきてくれた北の富士を快く送り出し独立させた。ところが一転する事態が起きた。 <九重> 九重が急逝したのである。5... -
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2024年版幕下のホープ 下
引き続き今年(2024年)好成績だった幕下力士をみていこう。元関取以外の好成績者は以下である。 旭海雄 33勝9敗 済出羽大海28勝8敗8休若ノ勝 27勝15敗玉欧山 27勝15敗 済肥後ノ海26勝16敗 6場所未満で勝ち越し12以上聖白鵬 24勝4敗(4場所)... -
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朝乃山の幕内復帰はどうなる
朝乃山の休場が続いている。十一月場所は幕下筆頭に番付を下げて7休の全休。これで七月場所途中休場から不戦敗をいれて33日間連続休場となった。これは今年(2024年)七月場所4日目、一山本戦でおこった。 <一山本戦で大ケガ> 一山本に寄り倒されたと... -
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永眠北の富士その力士・親方・解説者の一生3
燃える要素がある時の北の富士は強い。昭和42年三月場所初優勝からかなり時間が経過した昭和44年七月場所が燃えるきっかけになった。時代は進み、柏戸はこの場所引退した。大鵬は晩年に入っていた。そんな中で新大関清國が優勝した。清國に新横綱の期待が... -
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2024年架空年間三賞
現在はないが、年間三賞はかつて日刊スポーツが制定していた。大関の登竜門となり、誰が受賞するか楽しみであった。受賞者は一月場所初日、土俵で表彰された。今年(2024年)の架空年間三賞を選出してみた。 まず、今年の三賞受賞者を振り返ってみる。 ... -
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2024年版幕下のホープ 上
2024年版の幕下のホープを展開してみる。2023年に引き続き、1年間の幕下及び幕下以下の年間勝成績を基準にした。十一月場所幕下在位力士を対象とした。なお、元関取は対象外とした。それが以下である。 旭海雄 33勝9敗出羽大海28勝8敗8休若ノ勝 27勝... -
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永眠北の富士その力士・親方・解説者の一生 2
出羽海(元出羽ノ花)から破門された九重(元千代の山)部屋は高砂一門に入った。高砂(元前田山)が九重を迎え入れたからである。昭和42年の三月場所、独立した九重部屋が初めて迎えた本場所であった。当時番付は、横綱が大鵬、佐田の山、柏戸、大関が北... -
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2024年年間最多勝最終形
今年の年間最多勝が確定した。それが以下である。単なる数字の比較ではなく、横綱・大関との対戦率によってクラス分けした。また幕内在位6場所の力士を対象とした。 6場所幕内に在位した力士は29名である。幕内の定員は42名だから69%が幕内を1年間維持... -
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永眠北の富士その力士・親方・解説者の一生 1
近年解説者として姿を見せることがなくなった北の富士さん。十一月場所中、突如訃報が伝えられた。82歳の生涯であった。80歳以上生きた横綱としては6人目であった。力士・親方・解説者としての一生を改めて振り返ってみる。 北の富士は昭和39年一月場所入... -
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2024年十一月場所総評
★優勝争いについて 千秋楽結びの一番、1敗同士の大関が優勝を争うという最高潮で盛り上げた。正直先場所8勝の琴櫻、豊昇龍がここまでやるとは予測できなかった。大関はときには横綱以上の存在価値を示さなければならない。今場所はそれにふさわしい活躍... -
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2025年一月場所私製番付
予想番付でなく、私製番付にする理由は合理性である。幕内は横綱・大関の対戦圏内とそううでない幕内の2部制である。これを一緒に扱うことは合理性に欠ける。といっても近年の様相は複雑である。 <優勝した琴櫻> 例えば霧島、美ノ海、欧勝馬、翔猿は大... -
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◆24福岡千秋楽 琴櫻が意外なカタチで初優勝
十一月場所は予想外にも琴櫻対豊昇龍の1敗相星決戦となった。それにしても大関同士の相星決戦はあまり聞かない。昭和60年三月場所に朝潮と若嶋津の大関同士2敗の相星決戦があった。このとき朝潮が前に出て圧倒して初優勝を成し遂げた。朝潮唯一の優勝で... -
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◆24福岡14日目 優勝は千秋楽相星決戦へ
大関リーグ戦第2弾は琴櫻対大の里戦となった。しかし、現在の調子、勢いに差がありすぎる。大の里は5敗であとがない。2ケタ勝利が遠い結果になっている。追い詰められている。琴櫻有利はどうしても避けられない。 相撲は、大の里が豊昇龍戦のように琴櫻... -
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◆24福岡13日目 2大決戦を斬る
大関リーグ戦が始まった。1敗の大関豊昇龍は新大関大の里とぶつかった。先場所は負けて大の里の優勝が決定した。大の里の前に出る圧力か、豊昇龍の投げか。 相撲は、大の里が激しく豊昇龍を押し立てたちまち西土俵に詰めた。豊昇龍敗退か。誰もがそう思っ... -
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◆24福岡12日目 1敗隆の勝、星があがらない霧島に敗北
北の富士さんの訃報が伝えられた。解説者として登場しなくなって久しい。北の富士の相撲をこの目で見てきた一人として、このことは場所後に触れることにしたい。 優勝争いは佳境に入ってきた。1敗3人の一人平幕の隆の勝が関脇霧島と対戦した。隆の勝の1... -
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◆24福岡11日目 優勝戦線変化あり
宇良対平戸海は2度取り直すことになって館内のお客さんをわかした。それも熱のこもった激しい相撲内容だったからたまらない。最後は全国人気の宇良が制して熱戦にピリオドを打った。通常の日ならこの一番で満足がいくところである。 場所は終盤戦に入って... -
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◆24福岡10日目 大の里、大栄翔に痛恨の3敗目
中盤戦最後の日、特に優勝を争う者同士の対戦はなかった。1敗隆の勝が2敗阿武剋に勝った一番を優勝争いとはいえない。両力士とも大関戦ゼロであげた白星だからである。 <隆の勝(はたき込み)阿武剋> かつて平幕優勝では幕内中位以下で勝ち進み、最後... -
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◆24福岡9日目 わくわく感のない連日の取組
前日あった琴櫻対美ノ海、豊昇龍対欧勝馬が相手を変えたのが9日目であった。すなわち琴櫻対欧勝馬、豊昇龍対美ノ海になった。正直いってわくわく感がない取組である。8日目、9日目は取組の谷間になった。 相撲は豊昇龍が美ノ海を上手投げ、琴櫻が欧勝馬... -
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◆24福岡8日目 場所の行方
星の整理をしておこう1敗は上位では琴櫻、豊昇龍の2大関である。ともに8日目は今場所大関初挑戦の美ノ海、欧勝馬をまったく問題にしなかった。実力差がありすぎた。日曜にしてはわくわく感の取組が少なかった。 琴櫻はしぶとい美ノ海を上手捻りでしとめ... -
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◆24福岡7日目 全勝が消えた日
前日タンカで運ばれた御嶽海が出場した。ケガの具合は本当に大丈夫なのか。対戦相手は隆の勝であった。相撲内容は、御嶽海が力なく向こう正面土俵を割った。何もかも気になる御嶽海の相撲の印象であった。 7日目は熱闘が二番見られた。まず、琴勝峰対美ノ... -
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◆24福岡6日目 土俵下転落ケガ防止は急務
御嶽海対琴勝峰戦で思わぬ出来事が発生した。土俵下に転落した御嶽海が動けなくなってしまったのだ。お隣のお客さんの情報によると腰を強打したとのことである。御嶽海は動けない状態が長く続いた。車椅子が来たが、乗せられない。タンカが来て何とかよう... -
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◆24福岡5日目 大関三者三様の強さ
若隆景は元気だ。5日目は豊昇龍戦である。豊昇龍の今場所の強さをはかる上で格好の対戦相手である。立ち合いは若隆景が攻め勝って左が深く差し込めた。これは若隆景のものだと思った瞬間、豊昇龍のダイナミックな小手投げが炸裂した。若隆景は大きくほう... -
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◆24福岡4日目 大の里阿炎に痛恨の連敗
大関に波乱があった。大の里である。先場所優勝を決めた千秋楽に負け越しの阿炎に敗れた。いわば有終の美を飾れなかったわけである。これは屈辱の敗戦であった。13勝2敗と14勝1敗では段違いである。 大の里はリベンジに燃えておかしくない。しかし、勇ん... -
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◆24福岡3日目 大関の一角が崩れる
3日目といえばそろそろ場所の感覚が戻ってきてもおかしくない。観戦者兼カメラマンとして筆者もようやく慣れてきた感覚である。それまでは確認しながらの撮影であった。初日は到着しただけでせいいっぱいだった。福岡はそれほど遠い。 3日目前半に熱戦が... -
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◆24福岡2日目 最大の上位熱闘は宇良対霧島
思わず体が動くような熱戦が1日2,3番あればいいのだけれどと語っていた方、それは解説の神風さんでした。明快神風といわれ、わかりやすい解説と滑らかな舌の回転で聞きやすい声だった。大相撲を視聴者に広く知らしめた功績者であった。名調子で、打て... -
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◆24福岡初日 照休場の中3大関白星発進
最終場所が小雨の中始まった。ホテルに一部荷物をおいて福岡国際センター入りした。それにしても会場までは時間がかかる。惜しくも大斧の一番が終わったばかりであった。 新大関大の里は初日平戸海と対戦した。これまで2勝2敗の五分である。そして大の里... -
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◆2024年11月お知らせ 賢明な読者の皆様へ
土俵の目撃者を日々ご愛読いただき、誠にありがとうございます。足を使い、この目で見た生の大相撲をお届けするために十一月場所を初日から千秋楽まで福岡国際センターで観戦します。福岡からこの目で見た大相撲、新たな情報をお届けします。 今年はホテル... -
大相撲
2024年十一月場所直前考
予想通り横綱照ノ富士が休場した。今年(2024年)4場所の休場となった。鶴竜も白鵬も晩年は休場が多かった。照ノ富士の終焉はそう遠くない。来年の夏が目安になるかもしれない。 新大関大の里は実力ナンバー1である。優勝してもおかしくない。ただ、大の... -
大相撲
写真で見る宇良技御免
重量級大相撲全盛期でも技の相撲を見ることはできる。その一人が宇良である。そこでここ3年、宇良が見せた技の相撲を写真で展開してみることにした。技は10を選出した。 <足取り 対龍の勝 2022年1月> <とったり 対御嶽海 2022年5月> <極め出し... -
大相撲
2024年5場所経過した関取休場事情
今年(2024年)も残すところ1場所となった。重量級大相撲が続くなか、各場所十両以上の関取の休場が目立った。十両以上の関取の休場ゼロはコロナ部屋ごと休場も加わって令和は皆無である。今年の関取休場事情をみていこう。 ◆一月場所 優勝照ノ富士幕内... -
大相撲
尊富士より凄い奴
昨年(2023年)の幕下のホープは1年間の成績で選出した。1年間の成績が最も良かった力士が尊富士であった。成績は36勝6敗であった。その後の尊富士の活躍はご存じの通りである。十両優勝して十両を1場所で突破した。新入幕で幕内最高優勝を達成して相... -
大相撲
1場所2度以上休場した力士8
ここからはなじみの力士が登場する。現役が含まれる。 平成31年一月場所 十2隆の勝○●■ややややや○●■やややや現役である。2度休場した場所は入幕3場所目である。初土俵以降初めての休場であった。今度の十一月場所、幕内在位32場所で最高位は関脇である... -
大相撲
幕内最強は大の里
幕内最強は誰か。きわめて率直に見れば大の里ではないだろうか。番付には横綱がいる。しかし、照ノ富士は休場がちであり、力士としては晩年にはいっている。 <優勝> 先輩大関豊昇龍、琴ノ若はとにかく下位によく負ける。この負け癖から脱却できないでい... -
大相撲
三賞多数獲得者たち19
◆三賞獲得14回 朝潮 殊10敢3技1朝潮は近畿大学出身で幕下2場所、十両2場所で突破して入幕した。昭和53年十一月場所のことである。朝潮が関脇以下でいた場所は27場所である。それでいて14回三賞に輝いている。 朝潮は殊勲賞を10回受賞している。これは... -
大相撲
驚異の尊富士
尊富士が幕内に復帰した。それは九月場所13勝2敗で十両優勝したことが大きい。尊富士は十両通算3場所である。そのうちの1場所日は2間しか出場していない。フル出場した2場所はいずれも十両13勝優勝だから驚異の強さである。 <十両2回目の優勝> 28... -
大相撲
1場所2度以上休場した力士7
前回平成4年三月場所の若花田で終わっている。もう一人いる。 平成4年三月場所 前17琴稲妻○○○●■やややややや●■やや幕内在位60場所、最高位小結であった。幕内では2回目の休場場所であり、最後の休場場所であった。12勝の大関若乃花・貴ノ浪に勝って殊... -
大相撲
朝紅龍の出世街道
朝紅龍は相撲少年であった。8歳で相撲を始めた。中学・高校への進学は明徳義塾であった。明徳義塾高校はかつて琴奨菊、朝青龍、朝赤龍、栃煌山、徳勝龍などが相撲部に籍を置いた。大学は日本体育大へ進学した。 入門は高校のOBである高砂(元朝赤龍)部屋... -
大相撲
獅司の出世街道
ウクライナから来た男、それが獅司だった。むろんウクライナ初の力士であった。ロシアがウクライナに軍事侵略したのは2022年2月24日であった。その影響で獅司が土俵に登場し、紹介されると拍手が起きた。 獅司はウクライナから来たが、相撲経験があった。... -
大相撲
2024年十一月場所番付の視点
十一月場所の番付が発表された。 大の里が新大関として位置した。ただし、8勝7敗大関の琴櫻・豊昇龍より下位になった。こうしたやり方は不合理であり、もうやめたほうがいい。番付は成績本位にするのが本当であった時代があった。しかも現行よりはるかに... -
大相撲
三賞多数獲得者たち18
◆三賞獲得14回 鶴ヶ嶺 殊2敢2技10鶴ヶ嶺は非常に息の長い力士であった。24歳で入幕し38歳で引退した。その中でこつこつ三賞を積み重ねてきた。はでな受賞歴はないが、初めて三賞受賞数14回に到達した力士であった。 入幕は昭和28年春場所であった。当時... -
大相撲
優勝物語 有終の美を飾れなかった主な優勝力士 下
優勝決定戦がなく、千秋楽有終の美を飾れなかった主な力士のテーマは最終回を迎えた。 まずは千代の富士の弟弟子北勝海である。関脇・大関・横綱で各1回経験している。関脇のときは保志(本名)の四股名であった。昭和61年3月 13勝2敗 ●小結小錦初優... -
大相撲
優勝物語 有終の美を飾れなかった主な優勝力士 中
引き続き優勝決定戦がなく、千秋楽黒星だった優勝力士をみていこう。 4回千秋楽有終の美を飾れなかった力士がいる。北の湖である。大関で1回、横綱で3回あった。大関昭和49年5月 13勝2敗 ●横綱輪島横綱昭和50年1月 12勝3敗 ●横綱輪島北の湖が輪... -
大相撲
優勝物語 有終の美を飾れなかった主な優勝力士 上
去る九月場所、優勝したのは関脇大の里である。しかし、千秋楽関脇阿炎に敗れ13勝2敗で終わった。いわば有終の美を飾れなかったわけである。終わりよければすべてよしとはいかなかった。 <大の里> 千秋楽に敗れれば有終の美を飾れないかというとそうも... -
大相撲
三賞多数獲得者たち17
◆三賞獲得13回 琴光喜 殊2敢4技7琴光喜は日本大学相撲部出身である。入幕は平成12年五月場所であった。その場所はケガで全休した。十一月場所再入幕したときいきなり殊勲賞・敢闘賞・技能賞をトリプル受賞した。殊勲賞は横綱武蔵丸ほか3大関を撃破した... -
大相撲
1場所2度以上休場した力士6
前述した廣瀬川から10年経過して1場所2度休場した力士が現れた。 昭和37年三月場所 前3鶴ヶ嶺●●■ややややや○●■やややや幕内在位77場所最高位関脇だった。逆鉾・寺尾の父であり、師匠であった。入幕してから1度だけ十両に落ちたが、約14年に渡って幕内... -
大相撲
優勝物語 初日負けて優勝した主な力士 下
栃錦の次に初日で負けて3回優勝した力士がいる。千代の富士である。もっとも栃錦は10回中3回なのに対し、千代の富士は31回中3回である。 昭和56年7月 大関 14勝1敗 ●隆の里のち何度か相星決戦をする隆の里にきっした1敗であった。場所後千代の富... -
大相撲
優勝物語 初日負けて優勝した主な力士 上
初日はいいスタートを切りたいと誰しも思う。だが、場所の感覚がまだもどらないだけに思わぬ不覚をとることがある。それでも不屈の精神で優勝を飾る力士がいる。そんな主な力士にスポットをあててみたい。 大正15年公式優勝制度が始まった。それにともない... -
大相撲
三賞多数獲得者たち16
◆三賞獲得13回 土佐ノ海 殊7敢5技1土佐ノ海は同志社大相撲部から大相撲入りをした力士である。学生相撲では東に尾曽(武双山)西に山本(土佐ノ海)ありと言われた。幕下4場所、十両4場所を経て平成7年七月場所に入幕した。ここから5年連続三賞を... -
大相撲
2025年土俵の目撃者カレンダー
2025年土俵の目撃者カレンダーを作成しました。本場所の日程、前売り開始日、番付発表日を記載しました。ぜひご利用願います。 -
大相撲
玉の海を偲ぶ
玉の海が現役で急死したのは昭和46年10月18日だった。今から約53年前のことである。玉の海の相撲を見た方は限られてくるほど年月は経ってしまった。玉の海の相撲を見た者として改めて思いつくまま記しておきたい。 玉の海は横綱からの四股名である。それ以... -
大相撲
最新相撲部屋関取事情
大相撲の仕組みは各相撲部屋の師匠が力士を育成して本場所に送り出すことである。目標は関取を誕生させることである。さらに幕内、小結・関脇。大関、横綱と強い力士を育てることである。現代の相撲部屋の関取事情はどうなっているのか。十一月場所予想さ...