大相撲– category –
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◆24福岡11日目 優勝戦線変化あり
宇良対平戸海は2度取り直すことになって館内のお客さんをわかした。それも熱のこもった激しい相撲内容だったからたまらない。最後は全国人気の宇良が制して熱戦にピリオドを打った。通常の日ならこの一番で満足がいくところである。 場所は終盤戦に入って... -
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◆24福岡10日目 大の里、大栄翔に痛恨の3敗目
中盤戦最後の日、特に優勝を争う者同士の対戦はなかった。1敗隆の勝が2敗阿武剋に勝った一番を優勝争いとはいえない。両力士とも大関戦ゼロであげた白星だからである。 <隆の勝(はたき込み)阿武剋> かつて平幕優勝では幕内中位以下で勝ち進み、最後... -
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◆24福岡9日目 わくわく感のない連日の取組
前日あった琴櫻対美ノ海、豊昇龍対欧勝馬が相手を変えたのが9日目であった。すなわち琴櫻対欧勝馬、豊昇龍対美ノ海になった。正直いってわくわく感がない取組である。8日目、9日目は取組の谷間になった。 相撲は豊昇龍が美ノ海を上手投げ、琴櫻が欧勝馬... -
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◆24福岡8日目 場所の行方
星の整理をしておこう1敗は上位では琴櫻、豊昇龍の2大関である。ともに8日目は今場所大関初挑戦の美ノ海、欧勝馬をまったく問題にしなかった。実力差がありすぎた。日曜にしてはわくわく感の取組が少なかった。 琴櫻はしぶとい美ノ海を上手捻りでしとめ... -
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◆24福岡7日目 全勝が消えた日
前日タンカで運ばれた御嶽海が出場した。ケガの具合は本当に大丈夫なのか。対戦相手は隆の勝であった。相撲内容は、御嶽海が力なく向こう正面土俵を割った。何もかも気になる御嶽海の相撲の印象であった。 7日目は熱闘が二番見られた。まず、琴勝峰対美ノ... -
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◆24福岡6日目 土俵下転落ケガ防止は急務
御嶽海対琴勝峰戦で思わぬ出来事が発生した。土俵下に転落した御嶽海が動けなくなってしまったのだ。お隣のお客さんの情報によると腰を強打したとのことである。御嶽海は動けない状態が長く続いた。車椅子が来たが、乗せられない。タンカが来て何とかよう... -
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◆24福岡5日目 大関三者三様の強さ
若隆景は元気だ。5日目は豊昇龍戦である。豊昇龍の今場所の強さをはかる上で格好の対戦相手である。立ち合いは若隆景が攻め勝って左が深く差し込めた。これは若隆景のものだと思った瞬間、豊昇龍のダイナミックな小手投げが炸裂した。若隆景は大きくほう... -
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◆24福岡4日目 大の里阿炎に痛恨の連敗
大関に波乱があった。大の里である。先場所優勝を決めた千秋楽に負け越しの阿炎に敗れた。いわば有終の美を飾れなかったわけである。これは屈辱の敗戦であった。13勝2敗と14勝1敗では段違いである。 大の里はリベンジに燃えておかしくない。しかし、勇ん... -
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◆24福岡3日目 大関の一角が崩れる
3日目といえばそろそろ場所の感覚が戻ってきてもおかしくない。観戦者兼カメラマンとして筆者もようやく慣れてきた感覚である。それまでは確認しながらの撮影であった。初日は到着しただけでせいいっぱいだった。福岡はそれほど遠い。 3日目前半に熱戦が... -
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◆24福岡2日目 最大の上位熱闘は宇良対霧島
思わず体が動くような熱戦が1日2,3番あればいいのだけれどと語っていた方、それは解説の神風さんでした。明快神風といわれ、わかりやすい解説と滑らかな舌の回転で聞きやすい声だった。大相撲を視聴者に広く知らしめた功績者であった。名調子で、打て... -
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◆24福岡初日 照休場の中3大関白星発進
最終場所が小雨の中始まった。ホテルに一部荷物をおいて福岡国際センター入りした。それにしても会場までは時間がかかる。惜しくも大斧の一番が終わったばかりであった。 新大関大の里は初日平戸海と対戦した。これまで2勝2敗の五分である。そして大の里... -
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◆2024年11月お知らせ 賢明な読者の皆様へ
土俵の目撃者を日々ご愛読いただき、誠にありがとうございます。足を使い、この目で見た生の大相撲をお届けするために十一月場所を初日から千秋楽まで福岡国際センターで観戦します。福岡からこの目で見た大相撲、新たな情報をお届けします。 今年はホテル... -
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2024年十一月場所直前考
予想通り横綱照ノ富士が休場した。今年(2024年)4場所の休場となった。鶴竜も白鵬も晩年は休場が多かった。照ノ富士の終焉はそう遠くない。来年の夏が目安になるかもしれない。 新大関大の里は実力ナンバー1である。優勝してもおかしくない。ただ、大の... -
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写真で見る宇良技御免
重量級大相撲全盛期でも技の相撲を見ることはできる。その一人が宇良である。そこでここ3年、宇良が見せた技の相撲を写真で展開してみることにした。技は10を選出した。 <足取り 対龍の勝 2022年1月> <とったり 対御嶽海 2022年5月> <極め出し... -
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2024年5場所経過した関取休場事情
今年(2024年)も残すところ1場所となった。重量級大相撲が続くなか、各場所十両以上の関取の休場が目立った。十両以上の関取の休場ゼロはコロナ部屋ごと休場も加わって令和は皆無である。今年の関取休場事情をみていこう。 ◆一月場所 優勝照ノ富士幕内... -
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尊富士より凄い奴
昨年(2023年)の幕下のホープは1年間の成績で選出した。1年間の成績が最も良かった力士が尊富士であった。成績は36勝6敗であった。その後の尊富士の活躍はご存じの通りである。十両優勝して十両を1場所で突破した。新入幕で幕内最高優勝を達成して相... -
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1場所2度以上休場した力士8
ここからはなじみの力士が登場する。現役が含まれる。 平成31年一月場所 十2隆の勝○●■ややややや○●■やややや現役である。2度休場した場所は入幕3場所目である。初土俵以降初めての休場であった。今度の十一月場所、幕内在位32場所で最高位は関脇である... -
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幕内最強は大の里
幕内最強は誰か。きわめて率直に見れば大の里ではないだろうか。番付には横綱がいる。しかし、照ノ富士は休場がちであり、力士としては晩年にはいっている。 <優勝> 先輩大関豊昇龍、琴ノ若はとにかく下位によく負ける。この負け癖から脱却できないでい... -
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三賞多数獲得者たち19
◆三賞獲得14回 朝潮 殊10敢3技1朝潮は近畿大学出身で幕下2場所、十両2場所で突破して入幕した。昭和53年十一月場所のことである。朝潮が関脇以下でいた場所は27場所である。それでいて14回三賞に輝いている。 朝潮は殊勲賞を10回受賞している。これは... -
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驚異の尊富士
尊富士が幕内に復帰した。それは九月場所13勝2敗で十両優勝したことが大きい。尊富士は十両通算3場所である。そのうちの1場所日は2間しか出場していない。フル出場した2場所はいずれも十両13勝優勝だから驚異の強さである。 <十両2回目の優勝> 28... -
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1場所2度以上休場した力士7
前回平成4年三月場所の若花田で終わっている。もう一人いる。 平成4年三月場所 前17琴稲妻○○○●■やややややや●■やや幕内在位60場所、最高位小結であった。幕内では2回目の休場場所であり、最後の休場場所であった。12勝の大関若乃花・貴ノ浪に勝って殊... -
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朝紅龍の出世街道
朝紅龍は相撲少年であった。8歳で相撲を始めた。中学・高校への進学は明徳義塾であった。明徳義塾高校はかつて琴奨菊、朝青龍、朝赤龍、栃煌山、徳勝龍などが相撲部に籍を置いた。大学は日本体育大へ進学した。 入門は高校のOBである高砂(元朝赤龍)部屋... -
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獅司の出世街道
ウクライナから来た男、それが獅司だった。むろんウクライナ初の力士であった。ロシアがウクライナに軍事侵略したのは2022年2月24日であった。その影響で獅司が土俵に登場し、紹介されると拍手が起きた。 獅司はウクライナから来たが、相撲経験があった。... -
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2024年十一月場所番付の視点
十一月場所の番付が発表された。 大の里が新大関として位置した。ただし、8勝7敗大関の琴櫻・豊昇龍より下位になった。こうしたやり方は不合理であり、もうやめたほうがいい。番付は成績本位にするのが本当であった時代があった。しかも現行よりはるかに... -
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三賞多数獲得者たち18
◆三賞獲得14回 鶴ヶ嶺 殊2敢2技10鶴ヶ嶺は非常に息の長い力士であった。24歳で入幕し38歳で引退した。その中でこつこつ三賞を積み重ねてきた。はでな受賞歴はないが、初めて三賞受賞数14回に到達した力士であった。 入幕は昭和28年春場所であった。当時... -
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優勝物語 有終の美を飾れなかった主な優勝力士 下
優勝決定戦がなく、千秋楽有終の美を飾れなかった主な力士のテーマは最終回を迎えた。 まずは千代の富士の弟弟子北勝海である。関脇・大関・横綱で各1回経験している。関脇のときは保志(本名)の四股名であった。昭和61年3月 13勝2敗 ●小結小錦初優... -
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優勝物語 有終の美を飾れなかった主な優勝力士 中
引き続き優勝決定戦がなく、千秋楽黒星だった優勝力士をみていこう。 4回千秋楽有終の美を飾れなかった力士がいる。北の湖である。大関で1回、横綱で3回あった。大関昭和49年5月 13勝2敗 ●横綱輪島横綱昭和50年1月 12勝3敗 ●横綱輪島北の湖が輪... -
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優勝物語 有終の美を飾れなかった主な優勝力士 上
去る九月場所、優勝したのは関脇大の里である。しかし、千秋楽関脇阿炎に敗れ13勝2敗で終わった。いわば有終の美を飾れなかったわけである。終わりよければすべてよしとはいかなかった。 <大の里> 千秋楽に敗れれば有終の美を飾れないかというとそうも... -
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三賞多数獲得者たち17
◆三賞獲得13回 琴光喜 殊2敢4技7琴光喜は日本大学相撲部出身である。入幕は平成12年五月場所であった。その場所はケガで全休した。十一月場所再入幕したときいきなり殊勲賞・敢闘賞・技能賞をトリプル受賞した。殊勲賞は横綱武蔵丸ほか3大関を撃破した... -
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1場所2度以上休場した力士6
前述した廣瀬川から10年経過して1場所2度休場した力士が現れた。 昭和37年三月場所 前3鶴ヶ嶺●●■ややややや○●■やややや幕内在位77場所最高位関脇だった。逆鉾・寺尾の父であり、師匠であった。入幕してから1度だけ十両に落ちたが、約14年に渡って幕内... -
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優勝物語 初日負けて優勝した主な力士 下
栃錦の次に初日で負けて3回優勝した力士がいる。千代の富士である。もっとも栃錦は10回中3回なのに対し、千代の富士は31回中3回である。 昭和56年7月 大関 14勝1敗 ●隆の里のち何度か相星決戦をする隆の里にきっした1敗であった。場所後千代の富... -
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優勝物語 初日負けて優勝した主な力士 上
初日はいいスタートを切りたいと誰しも思う。だが、場所の感覚がまだもどらないだけに思わぬ不覚をとることがある。それでも不屈の精神で優勝を飾る力士がいる。そんな主な力士にスポットをあててみたい。 大正15年公式優勝制度が始まった。それにともない... -
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三賞多数獲得者たち16
◆三賞獲得13回 土佐ノ海 殊7敢5技1土佐ノ海は同志社大相撲部から大相撲入りをした力士である。学生相撲では東に尾曽(武双山)西に山本(土佐ノ海)ありと言われた。幕下4場所、十両4場所を経て平成7年七月場所に入幕した。ここから5年連続三賞を... -
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2025年土俵の目撃者カレンダー
2025年土俵の目撃者カレンダーを作成しました。本場所の日程、前売り開始日、番付発表日を記載しました。ぜひご利用願います。 -
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玉の海を偲ぶ
玉の海が現役で急死したのは昭和46年10月18日だった。今から約53年前のことである。玉の海の相撲を見た方は限られてくるほど年月は経ってしまった。玉の海の相撲を見た者として改めて思いつくまま記しておきたい。 玉の海は横綱からの四股名である。それ以... -
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最新相撲部屋関取事情
大相撲の仕組みは各相撲部屋の師匠が力士を育成して本場所に送り出すことである。目標は関取を誕生させることである。さらに幕内、小結・関脇。大関、横綱と強い力士を育てることである。現代の相撲部屋の関取事情はどうなっているのか。十一月場所予想さ... -
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三賞多数獲得者たち15
◆三賞獲得13回 武双山 殊5敢4技4武双山は平成5年九月場所に入幕した。幕下60枚目付け出しから5場所目のスピード出世であった。翌年の平成6年から12年まで毎年三賞を受賞している。 <武双山> 最初の三賞は入幕3場所目、平成6年一月場所の殊勲賞... -
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1場所2度以上休場した力士5
引き続き戦前を見ていこう。 昭和12年夏場所 十筆頭松前山やややや●○●●●●○●や幕内から十両に降格した場所だった。翌場所引退している。幕内在位8場所、最高位前頭筆頭だった。大関武蔵山を切り返しで破ったことがある。 <松前山のブロマイド> もう一人... -
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年齢から比較した大の里と輪島
大の里の快進撃が止まらない。今年(2024年)の一月場所入幕したら五月場所に初優勝。十一月場所は新大関として迎える。横綱は時間の問題か。ただし、勢いのある時は誰しもよく見える。 <優勝大の里> 学生出身の唯一の横綱輪島も場所数から見た出世では... -
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三賞多数獲得者たち14
◆三賞獲得12回 高安 殊4敢6技2高安は現役である。従って今後三賞を受賞した場合、数字が上がることはあり得る。高安が入幕したのは平成23年七月場所だった。高安の三賞は入幕9場所目であった。平成25年一月場所に敢闘賞を受賞した。 その年の七月場所... -
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1場所2度以上休場した力士4
大正は1場所で2度休場した力士がのべ17人いる。あと2人を紹介しよう。なお、大正15年から公式優勝制度が始まり、不戦勝不戦敗制度、取り直し制度が始まった。 大正14年夏場所 前17紅葉川ややややや●●●ややや紅葉川はこの場所後引退した。幕内在位10場... -
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2024年十一月場所チケット事情
十一月場所のチケットは九月場所7日目に発売された。つまり9月14日目10時である。以前は10月上旬発売であったが、今の早い発売日が定着した。今週の金曜で発売4週を迎える。発売状況は今どうなのか調べてみた。 初日、7日目、8日目、14日目、千秋楽、... -
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三賞多数獲得者たち13
◆三賞獲得12回 安美錦 殊4敢2技6安美錦は幕内97場所務めた息の長い力士であった。年齢でいうと21歳から39歳までである。そのため三賞は長期に渡った。 入幕は平成12年十一月場所だった。まず、敢闘賞を受賞した。平成13年は十両落ちが1場所あった。平... -
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1場所2度以上休場した力士3
大正は約15年しかないが、1場所2度以上の休場力士が目立つ。引き続きみていこう。 大正4年夏場所 前1金ノ花○●ややや○○●ややのちに大戸平に改名し、この名で通っている。幕内在位21場所、最高位関脇だった。横綱西ノ海・大錦を倒し、横綱栃木山と預か... -
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2023年幕下のホープその後
2023年は年間の成績で幕下のホープを選出した。それが以下である。彼らはその後どうなったか、追跡してみた。 尊富士 36勝6敗聖富士 30勝5敗(5場所)大青山 30勝12敗風の湖 30勝12敗朝白龍 29勝6敗(5場所)琴挙龍 28勝14敗欧勝海 27勝15敗嘉... -
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三賞多数獲得者たち12
◆三賞獲得12回 栃東(子) 殊3敢2技7栃東は父栃東を超えて大関まで駆け上がった。新入幕から大関昇進直前までの31場所で三賞を12回受賞している。39%の受賞率である。5場所に約2回の割合である。 <栃東> 新入幕は平成8年十一月場所である。十両... -
大相撲
1場所2度以上休場した力士2
引き続き1場所2度以上休場した力士をみていこう。前回大正2年をとばしたため改めて記したい。 大正2年春場所 前14寒玉子ややややや●○引き分けやや変わった四股名として記憶されている方がいるかもしれない。幕内在位9場所、最高位前頭9枚目であった... -
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2024年10月幕内体重番付
現代は重量級大相撲の時代である。そのためうっちゃりや吊り出しはめったに見られなくなった。北玉時代は北の富士・玉の海は130キロ台だった。150キロの力士は巨漢であった。 さて、現代の幕内力士はどのくらい重いのか、調査してみた。対象は十一月場所予... -
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三賞多数獲得者たち11
◆三賞獲得11回 栃ノ心 殊2敢6技3栃ノ心は2つの時期に分けられる。その分岐点はケガで4場所休場が続き、番付を幕下まで下げたときである。休場は平成25年七月場所から始まった。そのとき栃ノ心の復帰記録は奇跡的であった。幕下2場所連続優勝、十両... -
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1場所2度以上休場した力士1
去る九月場所、十両では圧倒的強さで尊富士が優勝した。その尊富士は七月場所十両で珍記録を残している。1場所に2度休場したのである。ややややややや○○■やややややその理由は幕下に落ちない成績を残せたからのようである。 <尊富士> このような珍記録... -
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2024年版幕内年齢番付
幕内の年齢番付を作成した。幕内は来たる十一月場所番付で幕内が予想される力士とした。年齢は2024年12月31日現在とした。それが以下である。数字は年齢である。 同年齢は遅く生まれた力士を優先した。湘南乃海と豪ノ山は1日違いの誕生日であった。翠富士... -
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三賞多数獲得者たち10
◆三賞獲得11回 北勝海 殊3敢3技5八角理事長の現役時代である。昭和58年九月場所20歳で入幕した。四股名は保志(本名)であった。入幕した年から大関になるまで毎年三賞に輝いた。 <保志のブロマイド> 入幕して2場所目の十一月場所で敢闘賞を受賞し... -
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九月場所大相撲放送事情
九月場所といえば臨時国会が始まり、台風事情で大相撲放送に影響が出たりした。また、安部首相が突然辞任したことがあった。今回は自民党総裁選びで場所中に臨時国会は開催されなかった。台風は日本列島をそれ、中国、ベトナムに被害をもたらした。 そうい... -
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番付の視点
来たる十一月場所大関は3人になる。大の里、琴櫻、豊昇龍である。この3人を実力順に並べるとどうなるか。直近の3場所は以下の成績である。大の里 34勝11敗琴櫻 29勝16敗 豊昇龍 27勝16敗2休誰がみても大の里が大関ナンバー1であろう。 <大の... -
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5場所経過した2024年年間最多勝レース
九月場所が終了したことで、今年の本場所は残り1場所となった。横綱は休場ガチで、大関は弱さが目立つと同時に手薄であった。混迷の時代が続くなか、九月場所で新しい英雄が誕生する気配が見えてきた。 年間最多勝レースはどのように展開しているのか、成... -
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九月場所の異変
九月場所行われなかったことがある。それは通常中日に行われる新序出世披露である。それがなかったことは、新弟子ゼロを意味していた。 それでいて九月場所中・場所後の引退は貴景勝、妙義龍、碧山はじめ11人に及んだ。力士数の減少は顕著である。これは九... -
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新大関大の里論
新大関大の里が誕生した。ニ所ノ関部屋で行われた伝達式では「大関の地位を汚さぬよう、唯一無二の力士を目指し、相撲道に精進します」と口上を述べた。 幕下付出10枚目から9場所を、入幕してから5場所を要しての大関昇進だった。ともにスピード出世であ... -
大相撲
2024年九月場所総評
★優勝争いについて 優勝争いをしているかは14日目終えて優勝圏内にいるかである。残念ながら14日目で優勝が決まってしまった。混迷の時代では珍しいことである。結果論だが、霧島対大の里戦は千秋楽でもよかったのでは。 <賜杯を受ける大の里> ★優勝した... -
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2024年十一月場所私製番付
初めにお断りしておくが、これは予想番付ではない。私製番付である。私製番付にする理由は合理性を求めたいからである。幕内は横綱・大関との対戦圏内とそうでない2部制である。これを一緒にして数字だけ操作するとおかしなことになる。 <大の里> 番付... -
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◆24秋千秋楽 大の里有終の美を飾れず、課題残す
優勝が前日決まった千秋楽はどうしても緊張感が薄れる。そのため優勝大の里の対戦相手は番付上関脇の阿炎となった。阿炎はすでに負け越しており、優勝が千秋楽までもつれにもつれていたら優勝圏内の対戦相手になったと思われる。 しかし、逆に大きく負け越... -
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◆24秋14日目 行きつく先は大の里優勝
1敗大の里。2差つけて残り2日間。大の里が優勝できないケースは14日目、千秋楽負けてなおかつ3敗優勝決定戦でも負ける場合である。これは机上の理論に過ぎない。2日目から11日目まで敵なしの相撲を取ってきた大の里にはありえない、考えられないケー... -
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◆24秋13日目 大の里取り直しを制し再び2差つける
13日目各段序ノ口、三段目、幕下での優勝が決まった。三段目はかつての輝鵬、現在の川副である。序二段は優勝決定戦になる。なお優勝賞金は幕下50万円、三段目30万円、序二段20万円、序ノ口10万円である。当然ながら各段に一人しかいない。十両は1敗で尊... -
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◆24秋12日目 若隆景がみせた大の里攻略法
大の里の破壊力の源に体の大きさがある。力士の中でもひときわ大きい存在である。この体が鍛えられ圧力とパワーを生んでいる。12日目の対戦相手は対戦圏外の若隆景である。 相撲は意外な展開をみせた。大の里はもろ手突き、出足で圧倒するも、若隆景は土俵... -
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◆24秋11日目 大の里紙一重に見えた1勝
大の里の対戦相手は琴勝峰である。特別奇襲があるわけではない。上位戦はしばらくぶりである。さほど気にするほどでの相手ではない。むしろこれまでの対戦相手のほうが手ごわかった。 ところが相撲はやってみなければわからない。大の里はいつものように前... -
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◆24秋10日目 大の里決戦を制し優勝へ前進
全勝大の里か1敗霧島か。今場所の優勝の行方を占う一番が組まれた。霧島の1敗は平戸海による敗戦である。優勝は優勝を争う者同士の対戦に勝つことによって決まる。 大の里対霧島はあっけなく終わった。霧島が左に変化するが、大の里はあわてることなく落... -
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◆24秋9日目 大の里の圧力・馬力誰も防げず
大の里は若元春と対戦が組まれた。見所は一つである。大の里の前に出る圧力にどう対応するかである。しかし、大の里の馬力あふれる相撲の前にはどうにもならなかった。これで初日から9連勝である。誰も大の里を後退させられない。泳がせることができない... -
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◆24秋8日目 大の里!成績・相撲内容断然トップ
全勝大の里は先場所負けている御嶽海と対戦した。この日はいつもの相撲と少し様相が違った。もろ手突き、御嶽海下がらない。御嶽海左四つに組とめるも、大の里おっつけて一気に出る。赤房下土俵押し出しで決めた。 <大の里8戦全勝> 大の里の前に出る破... -
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◆24秋7日目 大の里!平戸海にリベンジ圧勝
大の里は7日目成長著しい平戸海と対戦した。先場所は立ち合いの突き落しで勝っている。しかし、相撲は大の里のペースだった。立ち合いから体を生かして一気に出て圧倒してしまった。平戸海はまともに行き過ぎた。期待の対戦に名勝負なしになってしまった... -
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◆24秋6日目 入幕5場所目の大の里が全勝
大の里はますます強さを増してきた。その破壊力は容易に止めることはできない。6日目の対戦相手は元大関の正代である。立ち合いからもろ手突き、一気に向こう正面に押し出した。正代をまったく問題にしなかった。正代は何もできなかった。 <大の里、正代... -
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◆24秋5日目 明暗分かれる!大の里全勝、琴櫻1敗
炎鵬が連日土俵にあがった。好調を持続し、勝って3勝とした。炎鵬見たさに早く来るお客さんがいる。声援が飛ぶ。勝った後炎鵬は拍手に包まれる。炎鵬に過大な期待は禁物である。とにかく静かに見守っていきたい。 <王鵬、琴櫻に初勝利> 結びの一番琴櫻... -
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◆24秋4日目 迷走止まらぬ豊昇龍
4日目同席した相撲仲間と話題になったことがある。それは3日目の琴櫻対翔猿戦である。物言いもつかなかったので、翔猿の体が土俵外に飛んだのかと思った。だが実際はそうでなかった。その前に琴櫻の手がついていた。翔猿は白星と懸賞金の大金を逃して気... -
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◆24秋3日目 玉鷲!輝く通算連続出場新記録1631回
玉鷲が青葉城の通算連続出記録を破って新記録を達成した。その数1631回。最初の一歩は2004年三月場所から始まった。途中2場所中止があった。コロナ部屋ごと休場に巻き込まれたこともあった。それでも最高記録にたどり着いた。 <勝負後の玉鷲> こつこつ... -
大相撲
◆24秋2日目 2大関・大の里三者三様
2日目は高須クリニック院長が漫画家西原理恵子氏とともに観戦する日である。赤房下の土俵下が座席である。今回はいないのかなと思いきや目立ちにくい白地のシャツであった。この日は錦木戦と結びの一番に高須クリニックの懸賞がつけられた。 前日危ういな... -
大相撲
◆24秋初日 大の里紙一重で勝利をつかむ
暑さが続くなか、大相撲九月場所がスタートした。幕内の取組はまず、若武者同士の取組に注目した。大の里対熱海富士戦。小結から関脇を経験した大の里。これから三役へ挑む熱海富士。 相撲は大の里の右下手、熱海富士の左上手の力相撲となった。出る大の里... -
大相撲
2024年九月場所直前考
照ノ富士が休場した。手薄な横綱・大関陣がますますます薄くなった。大関琴櫻はまだ優勝がない。大関で12勝以上したことはない。大関豊昇龍は関脇で優勝して6場所経過した。その間12勝以上したことはない。手薄だけでなく強さへの信頼性に欠ける。 <琴櫻... -
大相撲
平戸海の対戦相手別成績分析
七月場所西小結で10勝5敗の平戸海の九月場所番付は意外にも現状維持であった。そこには不運があった。大関貴景勝が関脇に降格したため。関脇に空きがなかった。それがなければ平戸海は関脇に昇進したであろう。東小結8勝7敗の大栄翔が優先されるとはと... -
大相撲
複雑化する一門8
分家の分家 元大麒麟の押尾川部屋から独立したのが元益荒雄の阿武松部屋である。現在元大道が部屋を引き継いでいる。元大麒麟は押尾川部屋を閉鎖し、弟子は尾車(元琴風)部屋へ移籍した。序二段飛燕力は元大麒麟の弟子であった。 分家の分家の分家 元魁傑... -
大相撲
複雑化する一門7
ニ所ノ関部屋は玉錦が大きくしようとした部屋である。玉錦が現役で亡くなると、弟子の玉ノ海が二枚鑑札で引き継いだ。玉ノ海は大方針を打ち立てた。弟子を育成する気のある者は独立を認めるということである。弟子をもたないと部屋持ちの親方におべっかを... -
大相撲
大関降格規定を考察する
さる七月場所、角番大関貴景勝は一度も白星先行することなく、5勝10敗で大関の座を明け渡した。13日目の照ノ富士戦で負け越しが決定した。その後の貴景勝は勝ちへの執着が薄れたように見えた。これは、大関降格規定が0勝から7勝まで同じ意味しかもたな... -
大相撲
三賞多数獲得者たち9
◆三賞獲得11回 大受 殊4敢1技6押し一筋の力士。立ち合いあたって一気の押しではなく、広い肩幅から左右のおっつけでじわじわと押すタイプだった。大受ほど押しの技能を認められた者はいない。昭和45年五月場所新入幕で技能賞を受賞した。新入幕は前頭... -
大相撲
相撲専門誌の行方
台風10号の影響によって各地で大雨が続いている。首都圏も油断ができないなか、相撲趣味の会例会に参加してきた。通常開催だと9月は場所中になるため、前倒し開催となった。そこで雑談として飛び出したのは相撲専門誌が年内で休刊になるかもしれないとい... -
大相撲
複雑化する一門6
元旭富士の伊勢ヶ濱部屋は富士がつく四股名の部屋として知られている。その前身は安治川部屋である。当時、四股名は頭に安を付けていた。旭富士は立浪(元安念山=2代目羽黒山)部屋の分家大島(元旭國)部屋所属の力士である。しかし、部屋は元陸奥嵐の... -
大相撲
複雑化する一門5
八甲山系というのは便宜上筆者が名付けた系統である。八甲山とは何者か。明治44年春場所入幕大正11年春場所引退最高位前頭4枚目。八甲山は元々高砂系の力士であった。行司木村一宇が起こした若松部屋所属であった。大ノ里も同部屋であった。 <八甲山のブ... -
大相撲
三賞多数獲得者たち8
■三賞獲得10回 御嶽海 殊6敢1技3学生横綱・アマチュア横綱を引きさげ角界入りした逸材であった。4場所で入幕した期待の大器であった。平成28年五月場所、入幕4場所目で敢闘賞を受賞した。 翌年は技能賞と殊勲賞を2回獲得している。最初の殊勲賞は横... -
大相撲
白熊の出世街道
白熊は幼少のころから相撲道場に通う相撲少年であった。福島県出身だが、中学・高校で新潟県に相撲留学している。大学は日本体育大学に進学した。白熊は学生出身である。 卒業後ニ所ノ関(元稀勢の里)部屋に入門した。四股名は本名の高橋だった。前相撲か... -
大相撲
阿武剋の出世街道
阿武剋はモンゴル出身だが、高校は日本の学校に留学した。大学は日本体育大学に進学した。同期に大の里がいた。3年制のときすでに阿武松(元大道)部屋で研修を始めていた。4年のときに学生横綱のタイトルを獲得した。 正式な入門は2023年9月であった。... -
大相撲
2024年九月場所番付を読み解く
九月場所の番付が発表された。1横綱2大関と要になる力士が手薄状態になった。元大関は6人となった。東関脇阿炎8勝、西関脇大の里9勝で番付の入れかえはなかった。 それは小結も同用だった。東小結大栄翔8勝、西小結平戸海10勝だったが、そのままの番... -
大相撲
隆の勝の変遷
さる七月場所、隆の勝は横綱照ノ富士から金星をあげ、優勝決定戦にコマを進めた。優勝決定戦は力及ばず照ノ富士に敗れたものの敢闘賞を受賞した。隆の勝久々の活躍となり、存在感を示した。それも終盤になって急浮上してのものだった。 <隆の勝> 入門は1... -
大相撲
チケット受難時代
九月場所のチケットは発売開始後1時間20分で完売した。それだけではない。相撲仲間の話によるとファンクラブ先行予約とチケット大相撲の先行予約を申し込んだ。だが、ともにはずれたという。ファンクラグの予約はあまりに早く、予定が立ちにくい時期にス... -
大相撲
優勝物語 三賞なき優勝
三賞は関脇以下の力士が対象となる。優勝できる力士は限定されるから多くの力士に好評であった。相撲ファンも誰が三賞を受賞するか、新しい楽しみであった。関脇以下の優勝なら三賞を受賞して当然である。 最近では三月場所優勝した尊富士は殊勲・敢闘・技... -
大相撲
複雑化する一門4
時津風部屋は立浪(元緑嶋)部屋から双葉山が独立しておこした部屋である。立浪部屋は明治の末、元小結緑嶋がおこした部屋である。それでいて時津風部屋は立浪一門の一員ではなく、独自の時津風一門を形成した。 そのいきさつはこうだ。師匠立浪(元緑嶋)... -
大相撲
三賞多数獲得者たち7
■三賞獲得10回 若の里 殊4敢4技2若の里の三賞は新入幕の敢闘賞が初である。平成10年五月場所のことである。1年後は技能賞を受賞している。平成12年九月場所から敢闘、殊勲、殊勲と3場所連続三賞を獲得した。最初の殊勲章は優勝曙に唯一の黒星をつけ... -
大相撲
熱海富士の壁
熱海富士が優勝戦線に絡んだのは新入幕とその翌場所である。いずれも昨年のことである。今年(2024年)は幕内上位に定着してきた。4場所経過したが、3場所負け越している。7勝8敗が2回あり、大負けはない。 勝ち越せそうで勝ち越せない。そのため、小... -
大相撲
通称秋場所でなくなる9月
九月場所は通称秋場所という。しかし、本当に秋になるかというとかなり疑わしい。現在30度以上が続いている。厚さ寒さも彼岸までといったのは遠い昔か。思いおこすと昨年の九月場所は夏とかっこうが少しも変わらなかった。 九月場所のチケットは発売日の10... -
大相撲
本物の強さは猛稽古で生まれる
大関は一人減り、また一人減り、とうとう二人になった。琴櫻、豊昇龍である。元大関は6人である。高安、朝乃山、御嶽海、正代、霧島、貴景勝である。残った大関は大関にふさわしい活躍をしているかというとそうは言いきれない。 琴櫻、豊昇龍ともに大関と... -
大相撲
複雑化する一門3
高砂部屋は明治の風雲児高砂浦五郎が創設した歴史ある相撲部屋である。ところが高砂部屋は分家が育たないという伝統ができてしまった。高砂部屋直系の分家は錦戸(元水戸泉)部屋と高田川(元安芸乃島)部である。錦戸部屋は弟子が少なく危うい状態である... -
大相撲
三賞多数獲得者たち6
久々にこのテーマを展開します。遠ざかっていたのは理由があります。繊細かつエネルギーを要するテーマのため猛暑のなかでは酷な作業になる事情があります。そうもいっていられずやり通しますので宜しくお願いします。 ■三賞獲得10回 魁傑 殊2敢7技1魁... -
大相撲
2025年7月5日の変化
7月6日は元旭富士の伊勢ヶ濱の誕生日である。2025年で65歳になる。ということは定年になり、部屋の師匠はできなくなる。部屋の後継は照ノ富士が有力である。照ノ富士はそのとき約33歳7カ月である。そのままいけば元旭富士に再雇用はないことになる。か... -
大相撲
複雑化する一門2
引き続き出羽一門をみていこう。 分家の春日野部屋から独立した部屋が玉ノ井(元関脇栃東)部屋と入間川(元栃司)部屋である。現在玉ノ井部屋は、息子の元大関栃東が引き継いでいる。入間川部屋は一門の元垣添が継いで雷部屋として運営している。垣添は武... -
大相撲
複雑化する一門1
物心がついたとき、取組は系統別であった。系統は本家と分家の関係がベースになっていた。伊瀬ノ海部屋はそれがなく、柏戸は時津風部屋の豊山と対戦している。孤軍奮闘であった。出羽一門、ニ所一門は認識していた。 元々一門は巡業の共同組合のようなもの...