入幕2場所目の安青錦は五月場所11勝4敗で敢闘賞を受賞した。大
関琴桜、関脇大栄翔、小結若隆景戦があった。彼らに敗れながら、
11勝をあげた。これで新入幕から連続敢闘賞となった。
若隆景戦は10日目に実現した。若手力士の上位挑戦に国技館内はわ
いた。入幕2場所目の1敗安青錦が小結2敗若隆景に挑戦した。両
力士立ち上がって組手争いの攻防となった。そのなかで若隆景があ
ざやかな肩透かしを決めた。

安青錦は五月場所まで序ノ口から10場所連続勝ち越しを記録した。
それもぎりぎりの勝ち越しはない。幕下4場所はすべて6勝1敗で
通過している。幕下は体・技術がある程度できてくるのでどんな力
士も壁にあたる。安青錦に壁はなかった。
十両から4場所連続2ケタ勝利中である。年齢は21歳で幕内最年少
である。脅威の新人である。これだけの逸材に期待しないほうがお
かしい。

専門誌の七月場所予想番付では安青錦は西小結である。いよいよ上
位に位置する。ただ、大関・横綱は3人しかいない。関脇大栄翔・
若隆景あたりは強敵となる。勝ち越しは簡単ではないかもしれない。
ただ、安青錦の可能性はさらに上にあるとみた。上を目指して稽古
に精進していただきたい。