白鵬が協会を退職して1週間が経過した。栃ノ心は怒り心頭である。
協会がクビにしたのと一緒だというわけである。白鵬に接した方は
その対応のよさを皆感じていた。白鵬を生かせなかった協会は今後
元横綱不足に陥ることになる。
来たる7月元旭富士の宮城野が再雇用になる。再雇用は部屋持ちの
師匠や役職に就くことはできなくなる。できるのは理事選挙の投票
である。旭富士と同時期の横綱はどうか。

芝田山(元大乃国)の定年は2027年10月である。八角(元北勝海)
理事長の定年は2028年6月である。あと3年でさらに元横綱が2人
定年になる。大の里・豊昇龍の両横綱は現役が予想される。
元横綱の正規の年寄は減る一方である。2028年6月以降はどうなっ
ているのか。
武蔵川(元武蔵丸)
音羽山(元鶴竜)
ニ所ノ関(元稀勢の里)
伊勢ヶ濱(元照ノ富士)
3年後元横綱の正規の年寄は4人しかいなくなる。

恐るべきことに元横綱は少数になるのだ。それも近未来におこるの
だ。こんな時代があっただろうか。このうち理事長になれるのは何
人か。歴史の歯車は激しくまわっている。