十両から続いていた連続2ケタ勝利が8場所でストップした安青錦。
それどころか負け越してしまったのだから驚愕した。安青錦に何が
あったのか。その後三月場所中に左足小指の骨折が判明した。確か
に負けなくて言い相手に負けた。安青錦の相撲人生初の蹉跌であっ
た。

五月場所はカド番で迎える。昔から大関のカド番はほとんど話題に
はあがらない。また、安青錦に期待するのは勝ち越しではない。と
いっても復帰途上であることも確かである。3月31日の神戸巡業か
ら離脱したままである。
大相撲はチケット入手困難な状態が続いている。その人気を支えて
いる一人が安青錦であることは間違いない。ロシアから侵略された
ウクライナ出身。そこからアマ相撲の知人を頼って来日した。

大相撲入りもすんなりいったわけではなかった。元安美錦の安治川
親方は「最初は入門を断ろうと思っていた」と語っていた。日本人
一人と外国人だけではバランスが悪かったとのことである。逆境の
なかで出世は脅威であった。また、短期間で日本語は予想以上にう
まかった。
五月場所、安青錦に大きな期待はしにくい。かといってそこそこの
成績も見たくない。せめて優勝争いのカギをにぎる存在であってほ
しい。優勝力士・次点力士には勝って安青錦の存在感を示していた
だきたい。