幕下では炎鵬の取組が幕下上位5番で行われた。勝負は西ノ龍に突
き落としで敗れ、1敗となった。十両では草野はじめ4力士が1敗
である。幕内では初日から休場中だった琴勝峰が今日から出場した。
隆の勝相手に1勝した。
大の里は馬力相撲の豪ノ山と対戦した。相撲は、豪ノ山を問題とせ
ず、圧倒した。決まり手は押し出しであった。大の里は初日から自
分の相撲が取れている。日々強く万全の相撲が取れている。好調で
あり、勢いがある。



先場所敗れた若元春、王鵬、高安を4日目までに組まれた。だが、
すべて退けている。たくましささえ感じさせる。7日目は尊富士戦
である。対戦を残しているのは三役以上では豊昇龍、琴櫻、大栄翔、
霧島、若隆景である。前頭上位では平戸海戦を残している。
大の里を倒すのは誰か。押されて弱い力士ではない。大の里をくず
せる最大の力はやはり豊昇龍である。それ以外ではチャンスがあれ
ば若隆景あたりか。大の里はこれまで優勝の翌場所成績が悪かった。
9勝6敗だった。今場所は打破するどころか優勝争いの先頭にいる。
横綱昇進はどうか。これは千秋楽が終わってみてからである。ただ、
直前3場所38勝には届かない。直前4場所48勝にも届かない。2場
所3カ月だけの成績をみては横綱の力量を見誤る恐れがある。物足
りない横綱はいらない。