8月9日土曜日は九月場所のチケットの一般発売日である。現代は
インターネットやコンビニで主に求める。ほかに電話、国技館サー
ビス会社などがある。ひと昔前は国技館窓口やチケットぴあ店があ
ったが、今はない。
九月場所チケットはわずか40分で完売した。大相撲過熱時代はずっ
と続いている。過熱の要因は誰が優勝するかわからない点にある。
七月場所、場所前から琴勝峰の優勝は誰も予想できなかった。
千秋楽、2敗琴勝峰と3敗安青錦が対戦したことで盛り上がった。
優勝決定戦になっていたらさらに盛り上がったであろう。その余韻
が次の場所のチケットに影響している。大相撲はさらに推しの力士
あるいは部屋の応援、幕下以下の力士の成長を楽しみにする方もい
る。

八角(元北勝海)理事長の初日のご挨拶では、チケットの完売御礼
に触れることが恒例になってきた。ただ、大相撲人気は専門誌の販
売部数には繋がらないのが惜しい。2カ月に1回の発行ではなじみ
が薄いし、人件費は毎月発生する。さらにインターネットの影響、
値段の問題、中身の問題、本屋の減少などが考えられる。
筆者は大相撲冬の時代を知っている。当日売りのマス席は切り売り
であった。地方場所は午後まで自由席があった。コロナの頃はガラ
ガラだった。それだけに大相撲人気上昇は喜ばしい。大相撲は生活
にはりをもたらせ、健康をもたらす存在になっている。