豪ノ山の新入幕は2023年七月場所だった。この場所で敢闘賞を獲得
した。現時点で三賞受賞はこの１回である。目立った活躍がその後
なかったことになる。
初の上位は入幕３場所後だった。前頭４枚目だったが、８勝７敗と
勝ち越している。大関戦は２勝１敗だった。上位勝ち越しはこの後
もう１場所ある。だが、上位負け越しは５場所に及んでいる。
幕内在位は現時点で13場所になる。幕内成績は98勝97敗である。横
綱戦は１勝４敗である。１勝は照ノ富士からの不戦勝である。豊昇
龍には２敗である。大関戦は７勝16敗である。１不戦勝を含んでい
る。
豪ノ山が関脇・小結に到達するためには２つある。まず、当然上位
で勝ち越すことである。大関に勝てるようになることである。今大
関は琴櫻しかいない。元大関の三役である霧島・高安に勝つことで
ある。横綱の力量がまだない豊昇龍を加えてもいい。４力士に２勝
することである。
来たる九月場所、専門誌の予想番付は３枚目である。主な上位との
対戦成績は以下である。
大の里１勝５敗
豊昇龍２勝７敗
琴櫻 １勝３敗
若隆景０勝３敗
霧島 ４勝３敗
高安 ４勝４敗
安青錦 初顔
玉鷲 ２勝２敗
阿炎 ２勝５敗
王鵬 ４勝１敗
横綱・大関戦は１勝しておきたい。関脇・小結には２勝２敗となれ
ば平幕には５勝３敗が必要になる。豪ノ山の星取り人生はこれから
も続く。
（終わり）
