去る七月場所、平幕の琴勝峰が優勝して幕を閉じた。令和に入って
9回目の平幕優勝であった。令和はすでに37場所経過した。平幕優
勝率は24%になる。1年で1.5場所あることになる。
令和の始まりとともに平幕優勝は始まった。優勝者は朝乃山であっ
た。千秋楽にトランプ大統領が観戦し、表彰した場所であった。館
内は物々しい警備であったが、大統領が登場すると大変な騒ぎにな
った。朝乃山が、その後優勝がないのが寂しい。

コロナ前最後の場所令和2年一月場所優勝した力士が徳勝龍であっ
た。「僕なんかが優勝していいんですか」とインタビューで話して
いた。七月場所は序二段から復活した再入幕の照ノ富士が優勝した。
久々の優勝となった。令和3年一月場所は大栄翔が優勝した。前頭
筆頭であった。
令和4年は3場所連続平幕優勝があった。七月場所から十一月場所
までであった。逸ノ城、玉鷲、阿炎であった。玉鷲は2回目の優勝
であった。阿炎は優勝決定巴戦を制しての優勝だった。そのとき大
関貴景勝に勝っている。
驚愕は令和6年三月場所にやってきた。尊富士が新入幕優勝を成し
遂げたのである。大正15年の公式優勝制度以降では初めてのことだ
った。大相撲はわきにわいた。

ただ、平幕優勝者の翌場所は悲惨である。全休を含め5人が負け越
している。勝ち越した3人も8勝止まりである。琴勝峰は優勝の翌
場所どういう結果をもたらすか。九月場所の見所になる。