大相撲考察

今年(2025年)大相撲は、人気が沸騰した1年だった。チケット発
売日に即完売が繰り返された。コロナのころには考えられないこと
だった。当時は2階はガラガラ、1階のマス席は1列あいていた。
13時入場。館内で飲食はできなかった。

その人気の大相撲は15日制である。同じ場所で15日間興業する。こ
れはすごいことである。このようなプロスポーツはほかにない。プ
ロ野球は3連戦だし、プロレスは1日興業である。サッカーは連戦
ができない。

プロ野球では優勝の望みがなくなると、来季を見据えた試合をする。
テストで選手起用をしてくる。来季はチャラで始まるからこそでき
ることである。ところが、大相撲には消化試合に相当するものはな
い仕組みである。番付を少しでもあげたい、下げ幅をおさえたいと
1勝でも多く勝とうとする。

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大相撲では四股名をつける。これも大相撲独特のモノである。プロ
レスでは長州力はあるものの本名とカタカナの組み合わせくらいで
ある。大相撲出身のプロレスラーは四股名をリングネームにするケ
ースがある。プロ野球・プロサッカーは本名である。イチローのよ
うに下の名前をカタカナ表記した例はあるが。

大相撲の最大の特徴は横綱である。品格力量抜群。適格者がいなけ
れば欠いてもいい。降格はなく、不成績なら引退しなければならな
い。横綱のような概念は他のスポーツには全くない。ボクシングに
4団体統一チャンピオンはあるが、別モノである。

ただ、横綱といってもピンからキリまでいて差が大きい。大相撲に
は殿堂入りに相当する制度がない。大横綱に殿堂入りがあってもい
い。名伯楽も対象にしていい。

大相撲を他のプロスポーツと比較すると独自性がみえてくる。

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この記事を書いた人

相撲専属フリーライター・写真家。ペンネーム電光力。日本経済新聞社の記者を15年務め、日経HRの編集者を経て独立。2014年から大相撲ブログ「土俵の目撃者」を運営し、毎場所ほぼ全ての本場所を取材、土俵際から自ら撮影。撮影したリングサイド写真は9万枚を超える。にほんブログ村「相撲・大相撲」カテゴリ ランキング1位。

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