前回藤田山に触れずじまいだったため、加筆修正させていただいた。
位置は山田川のあとである。また安念山はこの四股名で優勝もして
馴染み深いが、2代目羽黒山として扱った。本名安念である。個人
的には安念山のほうが、親しみがあった。

久島海から平成に入る。本名は久島である。久島海への期待は大き
かったが前頭筆頭で終わった。引退後は田子ノ浦部屋をおこし、碧
山を育てた。46歳の若さで帰らぬ人になった。
大若松登場。おおわかまつと読む。本名若松である。幕内在位4場
所であった。濱ノ嶋は最高位小結までいった。本名濱洲である。現
在尾上部屋の師匠である。三保ヶ関(元増位山=子)部屋からの分
家独立のさい把瑠都、里山、白石を連れて華麗なる独立と呼ばれた。

さらに春ノ山、木村山と続く。本名春山、木村である。木村は行司
にあるため、便宜的に木村山かと思っていたが、最後まで木村山で
通してしまった。昨年(2024年)7月46歳の若さで旅立たれた。筆
者は通夜に顔をだしている。
なお、阿賢は本名の漢字版とさせていただいた。山本山はどんぶり
王子として扱われた。学生出身だが大成しなかった。本名山本であ
る。令和でなおかつ現役の力士が一山本である。何とも珍妙な名で
あるが、先輩につけられたので改名できないという。本名山本であ
る。
ここまで本名をもじった16人力士をあげることができた。あるよう
でないのが本名をもじった四股名である。