学生出身の横綱輪島が誕生しておよそ52年後、学生出身の横綱が再
び出現した。大の里である。大の里はデビュー1年後に小結で初優
勝。その2場所後に関脇で優勝して大関に昇進した。大関3場所目、
4場所目で連続優勝して横綱に昇進した。ここまでの急速な進歩・
勢いは輪島を越えるスピードだった。
大の里は小結・関脇・大関・横綱で優勝している。平幕優勝があれ
ば全地位での優勝を成し遂げていた。今となっては達成のしょうが
ないが。ちなみに貴乃花は平幕・小結・大関・横綱優勝がある。千
代の富士は1年間で関脇・大関・横綱優勝を達成している。

破竹の勢いできた大の里がここへきて怪しくなってきた。4場所優
勝がなく、その上千秋楽不戦敗を含めると3場所連続休場中である。
まだ横綱6場所目を通過したばかりである。いかにも早い印象であ
る。輪島の初休場は横綱3場所目に1不戦敗1休があるが、優勝し
ている。本格的な休場は横綱11場所目であった。
なお、輪島の横綱休場率は不戦敗を含めて通算13.42%である。大
の里の横綱休場率は現時点で31.1%である。これは豊昇龍の横綱休
場率25.8%より悪い。豊昇龍は休場が多いイメージだが、実際の横
綱休場率は大の里が上だった。

大の里の金星配給率はよくない。横綱になってからの平幕戦は現時
点で27勝11敗である。金星配給率28.9%である。輪島の横綱1年目
の金星配給率は10.9%である。4場所連続金星配給なしでスタート
している。
大の里は横綱1年間で1回の優勝だが、輪島は3回優勝している。
横綱になった年輪島は年間77勝している。大の里は年間72勝の壁を
越えていない。昨年は優勝3回しながら71勝で終わっている。今後
パリで立て直してくるのか。