五月場所の番付が発表された。祝日にかかっていないために予定通
り月曜となった。なぜ月曜か。スポーツ新聞は火曜に記事が掲載さ
れる。月曜はプロ野球がない傾向があったからである。もっとも現
代はメジャーリーグがあるからそうはいかない面がある。

関脇・小結は2人入れかわった。王鵬・阿炎が退き、高安・若隆景
が小結に位置した。上位はどん詰まりで西筆頭若元春は9勝6敗で
東にまわっただけであった。宇良、一山本は7勝8敗ながら現状維
持となった。玉鷲10勝、尊富士9勝で玉鷲が上位に位置した。玉鷲
は大関戦0、尊富士は大関戦2番であり、単純に成績だけで比較で
きない要素がある。

幕内6枚目から12枚目も成績ほど上がらない傾向である。反面下が
るほうは順当かそれ以上に下がっている。13枚目以下となると下が
り幅が縮小する。竜電、錦木、湘南乃海、朝紅龍が該当する。嘉陽、
栃大海が新入幕を果たした。
御嶽海、宝富士が十両に番付を下げた。先場所新十両で優勝した草
野が西筆頭まで上がり、幕内を狙える。幕内経験者は12人いる。新
十両は宮城改め宮乃風、三田、夢道鵬である。夢道鵬は王鵬の弟で
ある。王鵬が納谷兄弟の三男で夢道鵬が四男である。

幕下では出羽ノ龍が2枚目に上げてきた。十両をねらえる位置であ
る。北勝富士が降格し、3枚目に位置した。下がるときはあっとい
う間である。炎鵬が10枚目、先場所三段目で優勝した朝乃山が14枚
目まで上げてきた。風薫る五月場所は11日初日である。