今は大相撲過熱時代である。チケットの販売開始日に短時間で完売
する。これが続いている。来たる五月場所も例外ではない。ファン
クラブの先行予約は場所の開催中に始まっている。まさにチケット
受難時代である。

大相撲にも冬の時代はあった。国技館でも当日売りがあった。マス
席は切り売りで1人分購入ができた。それが1周すれば相席になる
が、そういうことはなかった。前売りで購入した方は4人すし詰め
だが、当日チケットを買った方は4人マスを一人で使用できた。
当時はチケットぴあ店があってそこでも購入できた。席を指定でき
た。発売当日は土曜が多く、他の興行もあり人が並んでいた。今は
店舗はなくなり、インターネットになった。正直店舗がなくなると
は思わなかっただけにショックだった。
福岡では午後も自由席が販売していたことがあった。マス席はがら
がらで空席が目立った。チケットを旅行代理店に頼んでいた時期が
あった。旅行代理店はなんと福岡国際センターに買いにいっていた、
という実情があとから判明した。

コロナウイルスのころ、2階はガラガラだった。1階マス席が一直
線に空いていた。お客さんが戻ってきたことは喜ばしい。八角理事
長の初日あいさつにチケット完売に触れることが恒例となっている。
しかし、ファンの立場からいうとほどほどの人気で、時間をかけて
チケット完売が好ましい。