大相撲

■夏5日目 白鵬の相撲に乱れ

2014年5月15日

白鵬対宝富士の一番は白鵬の勝利を疑う者はいまい。しか
し、白鵬はいかにも軽くあしらおうとしてはたきや引きが
目だった。宝富士が腰高の白鵬を寄り立て土俵につまる
場面さえあった。最後は白鵬が勝利したが、かなり追い
詰められた相撲内容であった。相撲には調子をおろすと
いう言い方がある。この日の白鵬はまさにそんな相撲
だった。

白鵬のあしらうような相撲はたまに見られる。危なげなく
決まることもある。しかし、打倒白鵬を考えるなら突破口に
つながる。思えば先場所の終盤3連敗は白鵬らしくなかた。
本気度がいまひとつだった。

3連敗といえば思い起こすのが2012年五月場所である。
白鵬が横綱昇進後最も乱れたのがこの場所である。この
ときのことをこう記している。七日目豊響、八日目豪栄道、
九日目豊ノ島と白鵬が勝ち急ぐあまり、体勢が十分でない
まま攻め、3連敗をきっした。白鵬は63連勝中はスキが
なかった。それ以後一転して全勝はなくなり、この場所は
大敗する場所となった。

筆者が見たいのは超人白鵬である。常人白鵬、これは相撲
界にとっても好ましい状態ではない。
140515五日目幕内 885

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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