土日は早くからチケットが売り切れていた。そのため、
この日は大勢のお客さんで館内はふくれあがった。六日
目は平日にもかかわらず、遠藤対琴将菊への期待か満員
御礼という好況ぶりである。
この場所の見所は遠藤の上位第二ラウンドと鶴竜の新横綱
としての初披露であった。この日最初横綱としてに土俵に
上がった鶴竜が千代鳳の押しになすすべなく、あっさり
土俵をわって2敗目をきっした。そのとき満員の国技館は
意外と受け止める大歓声もなければ、座布団も飛ばなかった。
(座布団はけして投げてはいけないが)はからずも、
それほど驚きをもって受け取られていなかった。
これはどういうことか。鶴竜の力は横綱として観客にまだ
認知されていないということである。この日まで5勝
2敗。横綱・大関戦を残している後半を考えると楽観は
できない状況である。結論!鶴竜はまだ、横綱らしい横綱