2015年10月– date –
-
相撲技
相撲は15尺の土俵から出すか、足の裏以外を土につける、これだけで勝負が決まる。土俵からの出し方や倒し方にこうしなければ一本としないとう規定があるわけではない。技をかけにいって膝がついても負けである。相撲は相手の重心を崩すために自分が十分力... -
幻の北九州本場所
九州の本場所が近づいてきた。会場は地下鉄呉服町から徒歩で13分くらいの福岡国際センターである。しかし、最初から福岡国際センターだったわけではない。昭和初期の福岡開催は別として、定期的に福岡で本場所が開催されるようになったのは、昭和32年から... -
大相撲論2
これから元力が大相撲はスポーツではないと主張する内容をつぶさに検討してみる。大相撲論1で触れた元力士の考えの1.について。1.神事や伝統文化・芸能であり、競技性のある技の出し合いを興行としている。神事や伝統文化の一面はあると思う。しかし... -
大相撲論1
大相撲は( )ではない。大相撲は( )である。あなたなら( )の中にどんな言葉をいれるか考えてみてください。大相撲は単なるスポーツではない。大相撲は伝統文化の側面をもつ競技である。大相撲は不人気状態ではない。大相... -
10月の異変
10月も終わりを迎えようとしている。10月はこれまでの場所と場所の間とはかなり異なった期間であった。何が違うのか。まず、スポーツ紙のニュースが小さなものが目立った。話題になるようなものはなかった。企画的記事も特になかった。むしろ、ラグビーの... -
白鵬復活か照ノ富士優勝か けさ十一月場所新番付発表
十一月場所の新番付が発表された。御嶽海が十両2場所で突破し、新入幕を果たした。が、それ以外は特に新鮮味はない。先場所小結で10勝5敗、敢闘賞を受賞した栃ノ心の関脇昇進はあるのか否かかが見どころだった。案の定なかった。これは上位に上がれる力... -
続四股名あれこれ
パターン外の四股名大正・昭和戦前をみていく。朝日松(あさひまつ)、宇都宮、達ノ矢(だてのや)、真砂石(まさごいわ)、逆鉾、緋縅、琴ヶ浦、駒泉、大ノ高、三杉磯、福柳、友ノ浦、東雲(しののめ)、真砂石、綾鬼、若太刀、真鶴、荒熊、開月、玉碇、... -
続三賞力士100+α人
殊勲力士140人目、敢闘力士207人目、技能力士125人目と、敢闘賞が突出している。これまで1場所複数受賞した人数は敢闘賞75人と殊勲賞23人、技能賞17人と比較しても多い。まして、殊勲賞・技能賞は該当者なしが多い。さらに、技能賞は特定の力士が受賞する... -
三賞力士100+α人
2014年夏の終わりから秋にかけて、相撲博物館が優勝力士100人という企画で展示を行ったことは新しく、画期的だった。明治42年の高見山(酉)から鶴竜まで優勝者がちょうど100人に達していたのだ。これまで、優勝力士が何人目の優勝者かなんて考えたことも... -
四股名あれこれ
四股名にはいくつかのパターンがある。■自然○○山(やま・ざん)○○富士○○嶽(岳だけ・がく)○○峰(嶺)○○海(うみ・かい)○○浪(波)○○洋(灘)○○浜(濱)○○潮(汐)○○潟○○湖○○川○○森○○岩○○谷■領域○○国○○島(嶋・州・洲)○○里■動物○○龍(竜)○○鵬○獅子○○鷲○... -
知られざる(?)白鵬
これまで白鵬の優勝回数、連勝、横綱通算勝利数、幕内通算勝利数、入門以来の通算勝利数、休場率などに触れてきた。こうした偉大な記録は目につきやすいし、認識されやすい。そこで、今回は意外と知られていない(?)白鵬について触れてみたい。★デビュー... -
5年後の相撲界
東京オリンピックは5年後である。真夏にふさわしい種目は限られ、あとはひたすら耐久競技になることが予想される。国技館はボクシング会場になるという。そのころ相撲界の勢力図はどう変わっているだろか予測してみる。そのためにも5年前の番付はどうな... -
続大相撲冬の時代脱却へ 2012年10大ニュース
6位相撲不人気いつまで 新弟子集まらず取り組み開始が20分から30分くらいが遅くなっている。また、部屋が併合されたり、予定されたりしていることでも弟子不足が感じられる。十一月場所で新弟子検査は一人しかいなく話題になった。2012年の新弟子は56人... -
大相撲冬の時代脱却へ 2012年10大ニュース
2012年はニュースにはこと欠かない1年だった。ただし、これだという大きなニュースがないだけに好角家・相撲通5氏の10大(重大)ニュースも五者五様の模様を見せている。寄せられたニュースを基に2012年を振り返ってみたい。好角家・相撲通のT氏・S氏... -
ワンチャンスを生かした優勝2
幕内でたった1度の好成績が優勝につながった14人は、どのように優勝したのか一覧表にした。横綱・大関との対戦がない平幕優勝及び横綱・大関との対戦が不十分の平幕優勝は除外してある。東西制東西制は対戦する横綱・大関は限定される。同じ方屋の横綱大... -
ワンチャンスを生かした優勝1
九月場所は第一人者の白鵬が休場したにも関らず、優勝争いをしたのは鶴竜と照ノ富士のモンゴル勢だった。今、日本人最強力士は稀勢の里である。これに続く力士が琴将菊、豪栄道、栃煌山だが、優勝争いははるかかなたで遠かった。今後、稀勢の里にチャンス... -
チケット販売に大幅変更
九州のチケット事情は以前書かせていただいた。付け加えるならば、イス席は早く並んでも、団体客がかなりいいところばかりを抑えすぎているので、最初から購入できなすぎるという話である。団体の申し込み日を発売と同時にするか、極端にいい席ばかりをあ... -
2016年土俵の目撃者カレンダー
ご愛読いつもありがとうございますよろしければ下部2カ所をクリックして応援してください。よしなに”土俵の目撃者”↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓にほんブログ村 相撲 ブログランキングへ ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑ -
横綱の休場率4
部屋別総当たり制で横綱に昇進した21人の横綱の休場率を検証する。ここには20回以上の優勝力士が5人登場するだけに興味深い。いきなり休場率0の横綱がいた。現役で亡くなられた玉の海である。0が出たらこれ以上の数値は出ない。しかし、玉の海は横綱在... -
横綱の休場率3
横綱審議委員会誕生後から系統別総当たりで横綱に昇進した横綱の休場率をみていこう。佐田の山の横綱昇進直前の成績は系統別総当たりで2場所、部屋別総当たりで1場所なのでこの中に入れた。戦後場所数が増え、横綱在位場所数が増えていった時期である。... -
横綱の休場率2
大正15年、新聞社制定優勝から協会が認定する優勝へと変遷した。優勝制度上解消しなければならない問題が、いくつかでてきた。預かり、引き分け、対戦相手が休場すると自分も「や」扱いになる点である。取り直し制度はいつからできたのか。星取り表上預か... -
横綱の休場率1
48場所連続横綱出場と驚異的な数字を誇っていた白鵬が九月場所初めて休場した。しかし、ここまで休場がなかったというのは超人的であった。どれくらい超人的か、ほかの横綱と比較してみよう。横綱が実質地位化した常陸山以降の横綱を調べてみた。まず、明... -
無念!玉の海3
27歳の青年横綱玉の海の急死。それはあまりにも衝撃的で、大相撲に触れてからこれ以上ない悲しみの出来事だった。日本中の大相撲ファンが悲しみにくれた。まだ取り盛り、双葉山の域にどこまで近づけるか。そんな楽しみ、可能性さえ失ってしまった。玉の海... -
無念!玉の海2
玉の海は虫垂炎を患っていた。玉の海は持ち前の責任感から切らずに注射で散らしていた。それが夏の巡業、九月の本場所と長期に渡っていた。実は九月場所前、玉の海の四股名を名乗ることを許諾したNHK解説者の玉の海梅吉氏は「症状がでているなら最初か... -
無念!玉の海1
毎年10月が来ると思い出すのは現役で亡くなった横綱玉の海である。玉の海が急死したのは昭和46年10月11日のことで今から44年前のことになる。昭和・平成10大ニュースに間違いなく入るほど現役横綱の死は衝撃的な出来事だった。玉の海は北の富士と同日横綱... -
九州チケット事情
今年に入ってから5場所連続満員御礼。九月場所は特に15日間満員札止めと最高潮に達した。その人気は九州福岡に続くのか。福岡の県民性はあまり並ぶということをしないと思っていた。しかし、今年の10月3日の発売日はそうではなかった。以下実際にチケッ... -
どうすれば強くなれるのかが照ノ富士の命題
九月場所千秋楽は、本割で鶴竜を一蹴して優勝決定戦に持ち込んだ照ノ富士。3連敗後、最後に力を発揮したが、優勝決定戦では横綱鶴竜に力を封じられ、あっけなく敗れた。優勝決定戦だけではない。12日目の栃煌山戦は、これしかないという双差しになられ、... -
テレビ中継のない大相撲
昭和28年、大相撲は年4場所制となった。テレビ中継はNHKの実験放送としてスタートした。これで大相撲はさらに大衆化していった。とはいかなかった。なにしろテレビは大卒の初任給が1万円程度のとき、20万円したと聞いている。だから家庭にはまったく... -
5年前の明日のホープの今
5年前、つまり2010年の十一月場所中に明日のホープをあげている。当時のメモが以下である。先場所11勝をあげた栃煌山が連敗で苦しんでいる。大関への期待がもたれていたが、筆者はまだそれほどの地力と勢いはないと見ていた。栃煌山に限らず若い力が躍動... -
大相撲チケット受難時代
九月場所は15日間満員札止めという、これ以上ない盛況であった。単に満員札止めというのではない。チケットの売れ行きのスピードは一月場所、五月場所の東京場所をはるかに超えていた。場所が近づいてくるに従って、協会の売れ行き状況は、前半の平日にポ... -
年間最多勝に異変あり
今年も残すところあと1場所となった。九月場所の白鵬休場は年間最多勝にも影響を与えようとしている。今までなら白鵬が圧倒的大差で年間最多勝を獲得してきた。それだけに年間最多勝の展開はどうなるか、考察してみたい。まず、今年5場所の成績で勝ち越...
1