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5年後の相撲界

東京オリンピックは5年後である。真夏にふさわしい種
目は限られ、あとはひたすら耐久競技になることが予想
される。国技館はボクシング会場になるという。そのこ
ろ相撲界の勢力図はどう変わっているだろか予測してみ
る。そのためにも5年前の番付はどうなっていたか、振
り返ってみる。オリンピックが7月開催のため、番付は
5年前の七月場所とする。
平成22年の七月場所番付 
5年前A
紫が引退 黄色が横綱・大関昇進
これを見る限り、引退が目立つ。大関で4人、ほか15人
と幕内42人の45%になる。四股名の後の数値が年齢であ
る。このときの幕内の平均年齢は28.1歳になる。昇進で
は日馬富士が横綱に、鶴竜が大関から横綱に昇進してい
る。琴奨菊、稀勢の里、豪栄道が大関に昇進している。
幕内から姿を消している力士が3人いる。
平成27年の九月場所番付
5年前B
四股名:青が5年前十両 緑が幕下以下&その他
年齢:紫が引退予想 黄色が横綱または大関予想
5年たつと新しい力が誕生する。5年前十両だった力士
はわずか3人である。幕下以下あるいは入門してない力
士は21人と多数を占めている。現在の幕内平均年齢は、
28.6歳である。5年後35歳以上になる力士のうち40歳前
後になる力士、地位が重い力士、体重が重い力士は引退
の可能性が強いとみて年齢に紫をマークした。
横綱に昇進する力士は照ノ富士である。照ノ富士に対抗
する力士が予測しにくい。逸ノ城あたりが開眼すれば、
展開は面白いが、大関には昇進できるのでは。大砂嵐は
上位で勝ち越したし、相撲を覚えてきている。大関に昇
進している可能性はある。遠藤は豊山・輪島ほどの強さ
がなく、大関は難しい。
十両からは常幸龍、御嶽海、阿武咲、輝、正代、大翔丸
が幕内に定着していると読む。幕下以下では竜電、安彦、
佐藤、千代翔馬、貴公俊、貴源治などに期待したい。
来年のことを言うと鬼が笑う、という諺がある。それが
5年後でははるかかなたの話になるかもしれない。大相
撲の楽しみ方の一つとしてとらえていただければ幸いで
ある。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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