5年前、つまり2010年の十一月場所中に明日のホープを
あげている。当時のメモが以下である。
先場所11勝をあげた栃煌山が連敗で苦しんでいる。大関
への期待がもたれていたが、筆者はまだそれほどの地力
と勢いはないと見ていた。栃煌山に限らず若い力が躍動
しながら、一進一退である。厳しい評論でなる彦山光三
氏がいたら、あさってのホープではないのかと言われそ
うだが。
明日のホープとして、栃煌山、鶴竜、阿覧、栃ノ心、稀
勢の里、琴将菊、豊真将、豪栄道があげられる。筆者は
伸びる余地がどれほどあるかをひとつの基準にしている。
それでいくと荒削りの阿覧と今はうまさだけの鶴竜をあ
げたい。あとは2人の意欲しだいである。一皮むけたと
きが楽しみである。
<大関琴欧州を倒した鶴竜 2010年十一月場所>
以上。当時明日のホープとして栃煌山、鶴竜、阿覧、栃
ノ心、稀勢の里、琴将菊、豊真将、豪栄道の8力士をあ
げている。ちなみに当時の地位と成績は以下である。→
は今である。
東関脇 栃煌山 7勝8敗→三役定着
西関脇 鶴竜 7勝8敗→横綱
東小結 阿覧 4勝11敗→引退
西小結 栃ノ心 6勝9敗→三役復活
東前頭1 稀勢の里 11勝4敗→大関
西前頭1 琴奨菊 9勝6敗→大関
東前頭3 豊真将 7勝8敗→引退
東前頭14 豪栄道 12勝3敗→大関
当時、横綱は白鵬、大関は琴欧洲・把瑠都・日馬富士・
魁皇である。阿覧は三保ヶ関部屋の閉鎖にともないあっ
さり引退してしまった。筆者の先見の明のなさを証明し
てしまった。豊真将はケガに泣き、来年の一月場所後に
引退相撲が決まっている。あとは現在、横綱・大関・実
力者となっている。5年前の明日のホープは成長の跡を
うかがわせている。
しかるに現代の明日のホープは誰か。関脇以下では逸ノ
城、大砂嵐くらいか。御嶽海はまだ入幕していないし、
未知数である。5年前ほどの人数があげにくいところに
今の大相撲の物足りなさがある。
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