大相撲

5年前の明日のホープの今

2015年10月3日

5年前、つまり2010年の十一月場所中に明日のホープを
あげている。当時のメモが以下である。

先場所11勝をあげた栃煌山が連敗で苦しんでいる。大関
への期待がもたれていたが、筆者はまだそれほどの地力
と勢いはないと見ていた。栃煌山に限らず若い力が躍動
しながら、一進一退である。厳しい評論でなる彦山光三
氏がいたら、あさってのホープではないのかと言われそ
うだが。
101125十ニ日幕内 623稀勢の里対琴奨菊
<激突する稀勢の里(左)と琴奨菊 2010年十一月場所>
 
明日のホープとして、栃煌山、鶴竜、阿覧、栃ノ心、稀
勢の里、琴将菊、豊真将、豪栄道があげられる。筆者は
伸びる余地がどれほどあるかをひとつの基準にしている。
それでいくと荒削りの阿覧と今はうまさだけの鶴竜をあ
げたい。あとは2人の意欲しだいである。一皮むけたと
きが楽しみである。
101125十ニ日幕内 850鶴竜対琴欧洲
<大関琴欧州を倒した鶴竜 2010年十一月場所>
 
以上。当時明日のホープとして栃煌山、鶴竜、阿覧、栃
ノ心、稀勢の里、琴将菊、豊真将、豪栄道の8力士をあ
げている。ちなみに当時の地位と成績は以下である。→
は今である。
東関脇 栃煌山 7勝8敗→三役定着
西関脇 鶴竜 7勝8敗→横綱
東小結 阿覧 4勝11敗→引退
西小結 栃ノ心 6勝9敗→三役復活
東前頭1 稀勢の里 11勝4敗→大関
西前頭1 琴奨菊 9勝6敗→大関
東前頭3 豊真将 7勝8敗→引退
東前頭14 豪栄道 12勝3敗→大関
101126十三日目幕内前半 040
<阿覧 2010年十一月場所>
 
当時、横綱は白鵬、大関は琴欧洲・把瑠都・日馬富士・
魁皇である。阿覧は三保ヶ関部屋の閉鎖にともないあっ
さり引退してしまった。筆者の先見の明のなさを証明し
てしまった。豊真将はケガに泣き、来年の一月場所後に
引退相撲が決まっている。あとは現在、横綱・大関・実
力者となっている。5年前の明日のホープは成長の跡を
うかがわせている。
101126十三日目幕内前半 015
<豪栄道 2010年十一月場所>
 
しかるに現代の明日のホープは誰か。関脇以下では逸ノ
城、大砂嵐くらいか。御嶽海はまだ入幕していないし、
未知数である。5年前ほどの人数があげにくいところに
今の大相撲の物足りなさがある。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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