大相撲

ワンチャンスを生かした優勝2

2015年10月17日

幕内でたった1度の好成績が優勝につながった14人は、
どのように優勝したのか一覧表にした。横綱・大関との
対戦がない平幕優勝及び横綱・大関との対戦が不十分の
平幕優勝は除外してある。

東西制
ワンチャンス1A
東西制は対戦する横綱・大関は限定される。同じ方屋の

横綱大関とは対戦しない。異なる方屋の好成績者との直
接対決をのりきるとともに同じ方屋で自分と同じ成績以
上の力士がいないという条件を満たさなければ優勝に到
達しない。優勝決定戦のない時代なので同点の場合、成
績上位者が優勝者になるためである。備州山は戦後の混
乱期で7日制と短く、無観客のなかで行われた場所であ
った。

絵葉書 山錦
<山錦の絵葉書>

系統別総当たり
ワンチャンス2A
系統別は一門ではない。部屋の根っこが同じか否かが原
則である。時津風部屋は立浪部屋から独立した部屋のた
め、対戦はない。だから、立浪部屋の安念山と時津風部
屋の鏡里の対戦はない。
若羽
<若羽黒のブロマイド>
 
昭和38年七月場所千秋楽で大関同士の北葉山(13勝1敗)
対佐田の山(12勝2敗)の一番は本割で佐田の山が勝っ
て優勝決定戦になった。決定戦は北葉山が勝って初優勝
を成し遂げた。
北葉 
<北葉山のブロマイド>
 
部屋別総当たり
ワンチャンス3A
強豪関脇長谷川はたった1度の12勝を優勝に結びつけた。
本割で敗れた新星魁傑との優勝決定戦を一日の長で制し
た。なぜか大関清国戦が組まれなかった。この場所は関
脇同士の輪島対三重ノ海戦も組まれなく、お粗末な取組
編成だった。
長谷川
<長谷川のブロマイド>
 
部屋別総当たりでワンチャンスで優勝した力士は、横綱・
大関の成績が芳しくないときが目立つ。出島は本割り・
優勝決定戦とも横綱曙を撃破している。大関に昇進した
出島・武双山が優勝が唯一2敗以内の成績とは意外だった。

ワンチャンスをモノにして優勝した力士を見ると、横綱
が休場かくずれたときこそ最大のチャンスである。その
点、稀勢の里はすでに3度13勝をあげている。何も考え
ずに自分の相撲を取ることに専念すれば賜杯はやってく
る。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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