大相撲

ワンチャンスを生かした優勝1

2015年10月16日

九月場所は第一人者の白鵬が休場したにも関らず、優勝
争いをしたのは鶴竜と照ノ富士のモンゴル勢だった。今、
日本人最強力士は稀勢の里である。これに続く力士が琴
将菊、豪栄道、栃煌山だが、優勝争いははるかかなたで
遠かった。今後、稀勢の里にチャンスはないのか。
150927千秋楽幕内 819
<九月場所の優勝決定戦 鶴竜対照ノ富士>
 
2006年一月場所大関栃東が優勝して以来9年4場所、日
本出身の日本人力士の優勝はない。優勝した栃東は横綱
朝青龍、大関琴欧洲、関脇白鵬、小結旭天鵬を退けて、
14勝1敗の堂々たる成績だった。日本人横綱の昇進は3
代目若乃花が1998年七月場所以降ない。番付上の最後の
日本人横綱は2003年一月場所の貴乃花が最後になる。優
勝よりはるかに遡る。日本人横綱となるとまるで見通せ
ない情況である。
06初 千秋楽三役以降 001栃東優勝インタビュー
<栃東の優勝インタビュー>
 
だが、優勝はワンチャンスで可能な場合がある。大正15
年以降協会認定の優勝1回の力士が以下である。なお、
横綱・大関との対戦がない平幕優勝及び横綱・大関との
対戦が不十分の平幕優勝は除外した。(  )は優勝以
外の上位での2敗までの好成績である。また、現役の照
ノ富士ははずしてある。

大関常陸岩(前頭2枚目で10勝1敗あり)
大関能代潟(大関で10勝1敗あり)
前5山錦
小結武蔵山(小結で10勝1敗1度、他9勝2敗4度あり)
前4綾桜
小結沖ツ海(関脇で9勝2敗の成績あり)
関脇安芸ノ海(大関で13勝2敗2度あり)
小結佐賀ノ花(大関で9勝2敗あり)
大関前田山(大関で9勝1敗あり)
前1備州山
大関吉葉山(関脇で13勝2敗が2度、大関で14勝1敗1度)
大関三根山(関脇で13勝2敗あり)
小結安念山
大関若羽黒
前4若三杉
大関北葉山
大関清国(大関で13勝2敗あり)
関脇長谷川
前4高見山
前1金剛
大関朝潮(小結で13勝2敗、関脇で14勝1敗あり)
大関霧島(関脇・大関で13勝2敗が1度ずつあり)
前13琴富士
前1水戸泉
関脇出島
関脇武双山
前2琴光喜(前4・関脇で13勝2敗が1度ずつ)
大関琴欧洲(関脇・大関で13勝2敗が1度ずつ)
大関把瑠都(関脇で14勝1敗あり)

29人いる。(  )書きがないのは幕内在位中に、たっ
た1度の好成績が優勝につながったケースである。これ
こそワンチャンスを生かした優勝で14人いる。山錦から
武双山まで、彼らはどのようにして優勝したか検証して
みる。

(この項目続く) 

150914二日目幕内 837
<九月場所休場した白鵬 2日目負け残り>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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