2015年– date –
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大相撲
今年1年ご愛読ありがとうございました
今年(2015年)1年ご愛読誠にありがとうございました。昨年(2014年)よりpvが約38100多いという結果を得られたのもご愛読いただいた皆様のおかげです。土俵の目撃者はいいものはいい、よくないものはよくないと書くことを指針としてきました。また同時に... -
大相撲
続 今年の土俵の目撃者を振り返って
土俵の目撃者は写真にこだわっている。文字千字で表現するよりも1枚の写真のほうが説得力をもつからである。1年前、「土俵の目撃者の源流」で源流は3つあり、その1つが日本スポーツ出版社のプロレス専門誌ゴングであったことを述べた。日本スポーツ出... -
大相撲
今年の土俵の目撃者を振り返って
今年も残すところ2日強となった。振り返れば土俵の目撃者は様々なテーマに取り組んできた。10月には3回にわたって「無念!玉の海}を書いた。腰で取る相撲で抜群の安定感を誇った玉の海が、27歳という若さで帰らぬ人となったときの衝撃・悲しみは一生忘... -
大相撲
初期の外国人の優勝
日本人の優勝が出なくなって久しい。日本出身の日本人の最後の優勝は平成18年一月場所の大関栃東である。それでは逆に外国人の初優勝はというと昭和47年七月場所の高見山である。この年は一月場所から誰が優勝するかわからない戦国場所であった。事実一月... -
大相撲
来年はどうなる 大関陣
照ノ富士65勝25敗稀勢の里62勝28敗琴奨菊 50勝39敗1休豪栄道 48勝41敗1休これが2015年の大関の成績である。(照ノ富士は大関3場所)大関の責任勝ち星は10勝である。大関として合格なのは照ノ富士と稀勢の里の2力士である。ただし、稀勢の... -
大相撲
首投げ一閃
十一月場所、カド番豪栄道は7勝7敗で千秋楽を迎えた。まさに背水の陣である。対戦相手は関脇栃煌山である。実力者だけに勝てるとは限らない。立ち合い、栃煌山が双差しになる。豪栄道敗れたり。と誰もが思った一瞬、豪栄道がはなった捨て身の首投げが決... -
大相撲
一月場所の番付発表
12月年の瀬の影響で、木曜日に一月場所の番付が発表された。白鵬は西横綱のままである。照ノ富士も東大関の座をあけわたした。人気の勢が2度目の小結についた。これまで横綱・大関とのフル対戦での勝ち越しはないだけに真価を問われる。2015年は1勝14敗... -
大相撲
日馬富士展スタート
今日23日から5日間、日馬富士展が銀座の日動画廊で始まった。正確には「Two World」日馬富士&Zaya展である。後援は駐日モンゴル国大使館である。銀座の画廊に来るのは久しぶりである。以前は日本出版美術家連盟の画家展を中心に画廊へ足を向けていた。... -
大相撲
さようなら北の湖理事長
22日、東京は比較的暖冬であり、天気もよく晴れ渡った。そんななかで北の湖理事長の協会葬の日を迎えた。協会員も大相撲ファンも最後のお別れの日である。協会員及び関係者は1階アリーナで、大相撲ファンは2階で焼香をおこなうとのことである。協会ホー... -
大相撲
問題点を探る かくありたい協会の選挙
北の湖理事長亡き後に八角(元横綱北勝海)が1票差で理事長に就任した。多数に推されたわけでないだけに政権の脆弱さを感じる。実は11月に亡くなられた北の湖理事長は2度理事長に就いたが、快挙というより疑問をもたれての再登場であった。当時のスポー... -
大相撲
2015年大相撲10大ニュース 2位1位
■2位照ノ富士初優勝で大関昇進今年の一月場所までは勝ちこすのがせいいっぱいだった照ノ富士だったが、翌場所から変身した。三月場所は白鵬を倒して、13勝2敗という好成績を残した。期待される逸材ではあったが、ようやく開花した。照ノ富士はもともと間... -
大相撲
来年はどうなる 大関候補
一時期平成生まれの新十両・新入幕が話題になったことがある。まだ、平成生まれが珍らしかった。しかし、いまや平成27年も暮れようとしている。平成元年、あるいは平成2年生まれも20代後半になってきた。故北の湖理事長、八角新理事長ともに土俵の充実を... -
大相撲
2015年大相撲10大ニュース 4位3位
■4位旭天鵬・若の里の両ベテランが引退旭天鵬と若の里をひとくくりで扱ったことが、順位を押し上げた。単独だったら6位と8位であった。七月場所後に旭天鵬が40歳10ヶ月で引退し大島を襲名した。若の里は夏巡業に出るため、巡業終了後に39歳1ヶ月で引退... -
大相撲
来年はどうなる 優勝
白鵬 15勝白鵬 14勝1敗照ノ富士12勝3敗白鵬 14勝1敗鶴竜 12勝3敗日馬富士13勝2敗<七月場所優勝の白鵬 左は旗手旭天鵬> これが今年1年間の優勝力士である。これから何が読み解けるか。まず、優勝レベルでは、14勝以上をあげたのは白鵬一... -
大相撲
2015年大相撲10大ニュース 6位5位
■6位音羽山親方(元大関貴ノ浪)急死元大関貴ノ浪の音羽山親方が6月20午前大阪市内のホテルで倒れ、急性心不全で亡くなられた。まだ43歳という若さだった。引退後の2006年には心房細動・肺血しょう・重症肺炎になり、1年前の1月には胃がんで手術してい... -
大相撲
2015年大相撲10大ニュース 8位7位
■8位嘉風横綱・大関食いで大活躍今年の嘉風は一月場所から七月場所まで幕内中位以下であった。すなわち横綱・大関との対戦はなかった。九月場所、突如白鵬・鶴竜の両横綱、琴奨菊・豪栄道の大関を倒し、11勝4敗と好成績をあげて殊勲賞と技能賞を獲得した... -
大相撲
2015年大相撲10大ニュース 10位9位
■10位満員御礼が80日連続でストップ昨年の十一月場所の12日目から始まった満員御礼は今年に入っても続きに続いた。一月場所東京、三月場所大阪、五月場所東京、七月場所名古屋と4場所連続満員御礼達成となった。そして圧巻は九月場所であった。15日間満員... -
大相撲
2015年大相撲10大ニュース 前文
今年は重大ニュースが目立った年だった。振り返ると、ニュースは土俵外にもあったし、予期しないニュースも出てきた。そんななか、好角家・相撲通のS氏・H氏・T氏・A氏・K氏・M氏・さらにI氏に加わっていただき、7氏から今年の10大ニュースを寄せて... -
大相撲
発売8日目の一月場所チケット
チケットの発売開始から8日たった。土日祝日はその日というより、午後一か午後二には売り切れたようである。平日は13日目が残りわずかで、3日目から6日目及び9日目から12日目はまだ購入できる。当然のことながら、土俵近くになればなるほど席は少なく... -
大相撲
来年はどうなる 白鵬
今年の白鵬はよくも悪くも話題を振りまいた。○A.一月場所全勝優勝で33回目の優勝。偉大な大鵬の32回優勝超えを果たす■1.場所後の記者会見で稀勢の里戦の物言いに対して審判にクレームをつけ、問題に○B.三月場所優勝して6連覇を達成■2.場所後の恒... -
大相撲
来年はどうなる 照ノ富士
白鵬 30歳9ヶ月日馬富士31歳8ヶ月鶴竜 30歳4ヶ月稀勢の里29歳5ヶ月琴奨菊31歳10ヶ月豪栄道29歳8ヶ月これが照ノ富士以外の横綱・大関の年齢である。急成長したり、若さあふれる相撲を期待したりする時期は過ぎている。そして、次の大関は候補をあげ... -
大相撲
今年の幕内の新記録・史上初を写真で再現
今年1年間幕内ではどんな新記録・史上初がでたか。写真とともに振り返ってみよう。■一月●白鵬10度目の全勝優勝自らの9度目の全勝優勝を更新した。次点は双葉山と大鵬の8度である。●白鵬33回目の優勝で大鵬超え白鵬、ついに大鵬の偉大な記録32回優勝を超... -
大相撲
かつてあった大相撲のどえらい改革案
サラリーマンの世界では会社の業績が伸びれば、社員の 昇給・賞与(ボーナス)のアップにつながる傾向がある。 特に顕著だったのはバブル期のときである。バブル期は 昭和61年12月から平成3年2月までの4年3ヶ月続いた。 このときは証券会社勤務の娘の... -
大相撲
ビデオ採用46年半 未だ実現していないこと
いまやプロ野球のアウトかセーフか、ホームランかファールかをビデオで確認するのが、当たり前の時代になった。大相撲は他のスポーツに先駆けてビデオを採用してきた。昭和44年五月場所からである。今年で46年半が経過した。半世紀近くになる。しかし、そ... -
大相撲
チケット戦 獲得済んで(?)日が暮れて
12月5日土曜日は一月場所のチケット販売日である。大相撲ファンが最もあくせくする日である。ただ、自由席通し券狙いの方は、入手が見えている者もいる。九月場所は15日間満員札止めという、これ以上ない入りだった。九月場所は5連休があり、ツアーで国... -
大相撲
一月場所のチケット事情
一月場所から国技館窓口のチケット販売方法がいくつか変わる。1.タマリ席は電話抽選となり、国技館の窓口ではいっさい販売しない2.自由席通し券は整理券1枚につき、1セットしか購入できない3.チケット発売初日の国技館窓口の発売時刻は10時に変更... -
大相撲
伊勢ヶ濱部屋のルーツ
伊勢ヶ濱部屋には照ノ富士、照強といった力士、呼出では照喜、照矢がいて「照」の字がそれなりに使用されている。かつて伊勢ヶ濱部屋には照国という横綱がいた。それにあやかったっているという見方がある。しかし、現在の伊勢ヶ濱部屋は照国が所属してい... -
大相撲
学生相撲考
大相撲は外国出身力士と学生出身力士が花盛りである。十一月場所の番付によると幕内力士は42人である。そのうち外国出身力士が16人、学生相撲出身が10人である。学生といってもここでは大学相撲出身者を意味する。高校相撲でも明大中野、明徳、城北、栄な... -
大相撲
消え行く一代年寄
一代年寄は昭和44年五月場所、大鵬30回目の優勝の偉業をたたえて、協会から贈られた。九月場所の初日、武蔵川理事長(元出羽ノ花)以下協会幹部が土俵に上がり、紋服姿の大鵬を表彰した。大変壮観であった。一代年寄を贈られたことで、大鵬は将来大鵬部屋... -
大相撲
お知らせ
十一月場所初日から9日目まで画像がはいりました。ご覧いただければ幸いです。 記事をお読みいただきありがとうございますよければこちらをクリックいただけると幸いです。”土俵の目撃者”↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓相撲 ブログランキングへ ... -
大相撲
知られざる北の湖の記録
十一月場所13日目終了後、亡くなられた北の湖理事長の報道に、現役時代はにくらしいほど強かった。という表現が使われていた。そういう一面は確かにあった。人気の貴ノ花の敵役であった。昭和49年七月場所後、北の湖が横綱に昇進したとき優勝は2回。先輩... -
大相撲
異変から最終決定した年間最多勝
十一月場所が終了し、今年1年間の成績が確定した。今年1年間幕内に在位したのは30力士である。九月場所までは照ノ富士が白鵬を2勝リードしていた。しかし、十一月場所の成績で白鵬が12勝、照ノ富士が9勝のため、逆転して白鵬の66勝での年間最多勝が確... -
大相撲
2015年観客数を検証
2013年九月場所、遠藤の入幕をきっかけに、大相撲の人気は上昇傾向が続いた。そしてついに、昨年の十一月場所12日目から今年の十一月場所初日まで80日間連続満員御礼がでるほど今年の観客数はすさまじかった。では,どれほどの数だったのか表を見ていただき... -
大相撲
北の湖理事長国技館にお別れ
十一月場所13日目終了後急死した北の湖理事長は、千秋楽の午前北の湖部屋に無言の帰宅をした。葬儀は家族による密葬で行われた。今日26日が告別式であった。午前中降っていた冷たい雨は、昼が近づくとともにあがっていった。しかし、寒さは一段と厳しい。... -
大相撲
総評
★場所中13日目終了後、北の湖理事長の急死があったが体調が思わしくないとはいえ、まったく予期せぬできごとで驚いた。62歳は若すぎる。場所は残り2日間だけに、ぶじに場所を終えてからの発表が望ましかった。北の湖部屋の力士が弔い合戦のごとき目で見ら... -
大相撲
■福岡千秋楽 まったく盛り上がらない千秋楽
琴奨菊休場のため照ノ富士の対戦相手が注目されたが、琴勇輝になった。2敗の松鳳山がいるではないか。取組は琴勇輝のフォーに不快感を示した(ように見えた)照ノ富士が怒りの押しで吹っ飛ばした。ここ数日の稀勢の里は精細がない。そうはいってもガチン... -
大相撲
■福岡14日目 白鵬の不可解な負け方
琴奨菊、大砂嵐、豊ノ島と3人いっぺんの休場は土俵を寂しくした。では出場した力士は熱戦を展開したかというとそうではなかった。1敗と優勝争いのトップ白鵬が7勝とまだ勝ちこせない照ノ富士相手にやや長い相撲を取った。右四つに組んだままの相撲であ... -
大相撲
■福岡13日目なぜ伏せられなかった北の湖理事長の急死
13日目が終わった後、訃報が入ってきた。北の湖理事長の急死である。腰を悪くして土俵に上がれないが、福岡国際センターで勤務していたと聞いていた。それだけにまさかの思いである。相撲仲間に連絡したり、連絡がきたりと情報が駆け巡った。<北の湖理事... -
大相撲
■福岡12日目 弱くなった3力士
昭和41年復活インターナショナル選手権についたジャイアント馬場に地上最大の挑戦者が名乗りをあげた。ルー・テーズである。その来日第一声は「馬場は強くなったようだね。楽しみにしている」だった。これとは逆に弱くなった力士が3人いる。負けたからい... -
大相撲
■福岡11日目 白鵬対稀勢の里 照ノ富士対嘉風を斬る
今場所の白鵬は落ち着いている。多少の揺さぶりに動じない。1番危険な相手稀勢の里に余裕の対応。こうなると稀勢の里に対応する術はなくなる。加えて前日豊ノ島に負け、2敗に後退してモチベーションが下がっていた。稀勢の里はあっさり負けが目立つ。<... -
大相撲
■福岡10日目 横綱の変化、けたぐり、猫だましに一言
白鵬が栃煌山に繰り出した猫だましは遠目にははっきりわからなかったが、近くで見た方にはパチンと音が聞こえたという。以前出羽錦が大鵬に猫だましをしたときは、目の前でパチンと音がしたとまるで効かなかったコメントを大鵬は出している。横綱のやる技... -
大相撲
昭和・平成の10大ニュース11 順位
最後に昭和・平成の10大ニュースの順位をつけてみる。これは異論反論が出てくるのはやむを得ないと思うほど難しい作業であった。衝撃やそれ以降の時代に与えた影響を考慮して次のようになった。1.八百長発覚と大量処分2.春秋園事件3.玉の海急死4.... -
大相撲
昭和・平成の10大ニュース10白鵬、大鵬の優勝32回超え
白鵬が今年(平成27年)一月場所で33回目の優勝を達成し、大鵬の32回を超えた。大鵬が32回目の優勝を達成したときは、次が双葉山の12回(年2場所制)だったのだから、不滅の記録と思われていた。その後北の湖が最年少横綱になったが、優勝は24回だった。3... -
大相撲
昭和・平成の10大ニュース9 八百長発覚と大量処分
これまで八百長の疑惑はあったが、証拠がなかった。相撲協会もあくまでないと言ってきた。しかし、初めて物的証拠が出てきた。それは野球賭博事件で調べていた力士の携帯メールの削除した内容を復元することでうかびあがった。平成23年2月2日毎日新聞が... -
大相撲
昭和・平成の10大ニュース8 両国国技館誕生
蔵前国技館は海軍の飛行機組み立て工場の解体した鉄骨で建てたため、老朽化が進んだ。建て直すか、新たに建てるかという中、両国駅前に国鉄(現JR)の用地があり、早くから交渉に入ったのが功を奏した。蔵前の土地も都が買収し、具体的に話が進んだ。昭... -
大相撲
昭和・平成の10大ニュース7 玉の海急死
玉の海が急死したのは昭和46年10月11日のことである。現役横綱の死は衝撃的な出来事だった。玉の海は虫垂炎を患っていた。玉の海は持ち前の責任感から切らずに注射で散らしていた。それが夏の巡業、九月の本場所と長期に渡っていた。場所が終われば今度こ... -
大相撲
昭和・平成の10大N6大鵬の連勝記録が誤審でストップ
連勝記録が誤審でストップする。そんなあほなと思えることが昭和44年三月場所2日目に起きた。経緯は以下である。戸田(後の羽黒岩)の押しに大鵬は後退したが、まわりこんで突き落としにいった。戸田の足が蛇の目の砂を大きくはね、その後大鵬が正面に落... -
大相撲
昭和・平成の10大ニュース5 九重部屋破門独立
出羽海部屋を大部屋にしたのは明治の角聖常陸山である。元出羽ノ海の常陸山亡き後、出羽海を継いだのは元両国(前名国岩)である(ここから出羽ノ海の「ノ」の字はなくなる)。出羽海が分家独立を許さずという不文律ができたのは元両国(前名国岩)の出羽海... -
大相撲
昭和・平成の10大ニュース4両国国技館から蔵前国技館へ
以前、相撲史を真っ二つにするとどこで分けるかというテーマで書いたとき、明治42年6月に開設した両国国技館とした。雨に左右されない常設館はそれほど画期的で大相撲に変化をもたらした。ところが、その両国国技館が使用できなくなる時代がくるとは、戦... -
大相撲
昭和・平成の10大ニュース3双葉山69連勝でストップ
現代では連勝というと1年以内のケースになる。事実、白鵬が63連勝を達成したときも一月場所から十一月場所までであった。双葉山は年2場所の時代だから、足かけ4年にわたって勝ち続けたのである。双葉山の連勝は、昭和11年春場所平幕のとき、当時の第一... -
大相撲
昭和・平成の10大ニュース2 春秋園事件
春場所の新番付は昭和7年1月5日に発表された。しかし、この番付で興行がおこなわれることはなかった。大相撲をゆるがす大事件が起きたためである。新番付は、出羽海勢が東方から西方に変わり、そこへ西方だった錦華山が出羽海の方屋に移ってきた。西方... -
大相撲
昭和・平成の10大ニュース1 東西合併
現在でこそ職業相撲の団体は1つだが、江戸時代、力士集団は地域ごとにあった。主に江戸、大坂、京都が中心であった。明治には東京・大坂・京都で合同興行をおこなったり、力士の移籍もあった。初代梅ヶ谷は大阪から来た力士である。大正時代、京都は人数... -
大相撲
昭和・平成の10大ニュース前文
昭和・平成の10大ニュースというテーマは、あまりにも大きく、10大ニュースの選考はかなり難航した。人によって選出されるニュースは、異なりすぎることが予想される。そこで選考にあたって、A氏、TM氏に協力をいただいて、10大ニュースを選出すること... -
大相撲
◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ
土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。足を使い、この目で見た生の大相撲をお届けするため十一月場所の10日目から千秋楽は場所後に掲載いたします。暫くお待ち願います。その間「昭和・平成の10大ニュース」をお届けします。興味... -
大相撲
■福岡9日目 場所のゆくえ
1.白鵬を倒すのは誰か休場明け白鵬が全勝で突っ走っている。ほとんど危なげない相撲内容である。妙義龍戦でやや揺さぶられたが、こらえて勝利した。残り6日間、白鵬を倒す力士はいるのか。白鵬にとって危険な相手は両横綱よりも稀勢の里である。ただ稀... -
大相撲
■福岡8日目 あまりにも無謀だった照ノ富士の横綱昇進
照ノ富士が豪栄道に対して、立ち合いから変化という、らしくない相撲で墓穴を掘り、4勝4敗の五分になった。この後の対戦相手を考えると、勝ち越しすら危うい。場合によっては休場も。休場は試合放棄である、と言ったのはクリーン魁傑である。この言葉は... -
大相撲
■福岡7日目 1敗稀勢の里・琴奨菊は優勝を争えるか
照ノ富士が勢に負けて3敗目。負け方も力なくあっさり土俵を割った。照ノ富士は昨年の十一月場所から今年の九月場所までの1年間、関脇以下には1場所平均1.8敗しかしていなかった。早くも敗戦オーバーである。3横綱・4大関のここ1年間の地位別対戦成績... -
大相撲
■福岡6日目 日馬対嘉風戦 琴奨菊対逸ノ城戦を分析
メディアの中には、全勝は誰、1敗は誰と色分けするのがお好きなところがあるようだが、まだ序盤戦が終わったばかりである。この時点で先走って分類することにどれほどの意味があるのか。昭和45年三月場所大関清国は7勝1敗で折り返したが、7連敗して結局... -
大相撲
■福岡5日目 高レベルの大相撲を成立させる白鵬
鶴竜が妙義龍にいいところなく、あっさり負けた。嘉風、妙義龍は優勝した先場所でさえ負けている。それが今場所も繰り返されるとは横綱の堪えられない軽さを感じずにはいられない。大相撲には鶴竜の法則がある。横綱が同じ対戦相手に負けるなんとも情けな... -
大相撲
■福岡4日目 ホープなき明日の相撲界
3横綱4大関が今場所初めて揃って勝った。白鵬対嘉風という波乱含みの一番は、立ち合い一瞬で勝負ありという意外な結果になった。3横綱4大関というと豪華な番付である。これは照ノ富士が大関に昇進した七月場所からだから、始まったばかりである。これ... -
大相撲
■福岡3日目 豪栄道の2ケタ勝利はいつ
豪栄道が栃ノ心にがっぷり四つで力負けした。豪栄道は先場所の千秋楽に稀勢の里に敗れて負け越し、今場所はカド番である。しかし、まるで話題になっていない。カド番は2度目のせいか、あるいは8勝で大関の地位を維持できるせいなのか、忘れ去られている... -
大相撲
■福岡2日目 脆弱過ぎる横綱・大関陣
上位で13勝以上確実にあげられるのは白鵬しかいない。照ノ富士がくずれると優勝争いは盛り上がらなくなる。鶴竜は横綱になって13勝の壁を突破できないでいる。日馬富士は未知数である。これが場所前の見方であった。照ノ富士が先場所を再現するかのように... -
大相撲
■福岡初日 災い転じて勝利と成す
大相撲は幾多の不安定要因を抱えて、初日が始まった。不安要因の正体は休場明けの白鵬と日馬富士、そして先場所稀勢の里戦で膝を負傷した照ノ富士である。特に絶対王者の白鵬と次期横綱候補の照ノ富士が崩れるようなことがあれば波乱の場所になる恐れが出... -
大相撲
対戦成績でみる大相撲
幕内は実は2つに分けられる。横綱・大関と対戦する幕内とそうでない幕内に。花形なのはもちろん前者である。大相撲は明日初日を迎える。相撲は土俵を割るか、足の裏以外がつくと負けになる競技だけに番狂わせが起きる。それも一番勝負だけになおさらであ... -
大相撲
十一月場所の視点
まもなく初日を迎える十一月場所。大きな話題が見出しにくいが、記録的にはないわけではない。まず優勝に関して。鶴竜が優勝すれば、自身初の連続優勝になる。白鵬以外の連続優勝は平成24年の七月場所・九月場所の日馬富士以来になる。実に3年ぶりになる... -
大相撲
稀勢の里数少ない優勝の条件
稀勢の里は15日制になってから、1場所平均10勝以上の成績をあげている唯一の大関である。ほかの大関は10勝未満というわけである。それほどの成績でありながら、相変わらず優勝が遠い、優勝に手が届かない。その原因は何か。どうすれば優勝に近づけるか。... -
大相撲
大相撲論4
次に大相撲は○○であるの内容を検討してみたい。元力士の主張A.大相撲は曼荼羅です。B.大相撲は「大相撲」です。C.大相撲の真髄は武士道D.大相撲はスポーツとは一戦を画している「格技」E.大相撲は伝統芸能である。F.大相撲は日本の象徴である... -
大相撲
優勝力がある力士
納めの十一月場所の優勝は誰か。と問うと、意外な事実が見えてくる。優勝というと13勝以上をあげる力がないと候補にあげにくい。ところがこの1年間で13勝以上あげたのは白鵬4回 15勝、14勝3回照ノ富士1回 13勝である。12勝での優勝がないわけではな... -
大相撲
忘れられた横綱昇進の基準
九月場所千秋楽の大相撲中継(正面解説北の富士さん、三瓶アナ、向正面解説舞の海さん)で興味深いやりとりがあった。舞の海「北の富士さん、ひとつお聞きしたいんですけれども、結びの一番で照ノ富士が勝つことになると、来場所、照ノ富士は綱取りの場所... -
大相撲
大相撲論3
元力士の主張4.スポーツならフェアな仕切りができるように仕切り線に電気センサーの設置が必要4.に関しては立ち合いの問題。手をおろすことのみが取り上げられているが、呼吸を制限時間前から合わせることのほうが大事である。4.はアマチュアもやっ... -
大相撲
相撲技
相撲は15尺の土俵から出すか、足の裏以外を土につける、これだけで勝負が決まる。土俵からの出し方や倒し方にこうしなければ一本としないとう規定があるわけではない。技をかけにいって膝がついても負けである。相撲は相手の重心を崩すために自分が十分力... -
大相撲
幻の北九州本場所
九州の本場所が近づいてきた。会場は地下鉄呉服町から徒歩で13分くらいの福岡国際センターである。しかし、最初から福岡国際センターだったわけではない。昭和初期の福岡開催は別として、定期的に福岡で本場所が開催されるようになったのは、昭和32年から... -
大相撲
大相撲論2
これから元力が大相撲はスポーツではないと主張する内容をつぶさに検討してみる。大相撲論1で触れた元力士の考えの1.について。1.神事や伝統文化・芸能であり、競技性のある技の出し合いを興行としている。神事や伝統文化の一面はあると思う。しかし... -
大相撲
大相撲論1
大相撲は( )ではない。大相撲は( )である。あなたなら( )の中にどんな言葉をいれるか考えてみてください。大相撲は単なるスポーツではない。大相撲は伝統文化の側面をもつ競技である。大相撲は不人気状態ではない。大相... -
大相撲
10月の異変
10月も終わりを迎えようとしている。10月はこれまでの場所と場所の間とはかなり異なった期間であった。何が違うのか。まず、スポーツ紙のニュースが小さなものが目立った。話題になるようなものはなかった。企画的記事も特になかった。むしろ、ラグビーの... -
大相撲
白鵬復活か照ノ富士優勝か けさ十一月場所新番付発表
十一月場所の新番付が発表された。御嶽海が十両2場所で突破し、新入幕を果たした。が、それ以外は特に新鮮味はない。先場所小結で10勝5敗、敢闘賞を受賞した栃ノ心の関脇昇進はあるのか否かかが見どころだった。案の定なかった。これは上位に上がれる力... -
大相撲
続四股名あれこれ
パターン外の四股名大正・昭和戦前をみていく。朝日松(あさひまつ)、宇都宮、達ノ矢(だてのや)、真砂石(まさごいわ)、逆鉾、緋縅、琴ヶ浦、駒泉、大ノ高、三杉磯、福柳、友ノ浦、東雲(しののめ)、真砂石、綾鬼、若太刀、真鶴、荒熊、開月、玉碇、... -
大相撲
続三賞力士100+α人
殊勲力士140人目、敢闘力士207人目、技能力士125人目と、敢闘賞が突出している。これまで1場所複数受賞した人数は敢闘賞75人と殊勲賞23人、技能賞17人と比較しても多い。まして、殊勲賞・技能賞は該当者なしが多い。さらに、技能賞は特定の力士が受賞する... -
大相撲
三賞力士100+α人
2014年夏の終わりから秋にかけて、相撲博物館が優勝力士100人という企画で展示を行ったことは新しく、画期的だった。明治42年の高見山(酉)から鶴竜まで優勝者がちょうど100人に達していたのだ。これまで、優勝力士が何人目の優勝者かなんて考えたことも... -
大相撲
四股名あれこれ
四股名にはいくつかのパターンがある。■自然○○山(やま・ざん)○○富士○○嶽(岳だけ・がく)○○峰(嶺)○○海(うみ・かい)○○浪(波)○○洋(灘)○○浜(濱)○○潮(汐)○○潟○○湖○○川○○森○○岩○○谷■領域○○国○○島(嶋・州・洲)○○里■動物○○龍(竜)○○鵬○獅子○○鷲○... -
大相撲
知られざる(?)白鵬
これまで白鵬の優勝回数、連勝、横綱通算勝利数、幕内通算勝利数、入門以来の通算勝利数、休場率などに触れてきた。こうした偉大な記録は目につきやすいし、認識されやすい。そこで、今回は意外と知られていない(?)白鵬について触れてみたい。★デビュー... -
大相撲
5年後の相撲界
東京オリンピックは5年後である。真夏にふさわしい種目は限られ、あとはひたすら耐久競技になることが予想される。国技館はボクシング会場になるという。そのころ相撲界の勢力図はどう変わっているだろか予測してみる。そのためにも5年前の番付はどうな... -
大相撲
続大相撲冬の時代脱却へ 2012年10大ニュース
6位相撲不人気いつまで 新弟子集まらず取り組み開始が20分から30分くらいが遅くなっている。また、部屋が併合されたり、予定されたりしていることでも弟子不足が感じられる。十一月場所で新弟子検査は一人しかいなく話題になった。2012年の新弟子は56人... -
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大相撲冬の時代脱却へ 2012年10大ニュース
2012年はニュースにはこと欠かない1年だった。ただし、これだという大きなニュースがないだけに好角家・相撲通5氏の10大(重大)ニュースも五者五様の模様を見せている。寄せられたニュースを基に2012年を振り返ってみたい。好角家・相撲通のT氏・S氏... -
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ワンチャンスを生かした優勝2
幕内でたった1度の好成績が優勝につながった14人は、どのように優勝したのか一覧表にした。横綱・大関との対戦がない平幕優勝及び横綱・大関との対戦が不十分の平幕優勝は除外してある。東西制東西制は対戦する横綱・大関は限定される。同じ方屋の横綱大... -
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ワンチャンスを生かした優勝1
九月場所は第一人者の白鵬が休場したにも関らず、優勝争いをしたのは鶴竜と照ノ富士のモンゴル勢だった。今、日本人最強力士は稀勢の里である。これに続く力士が琴将菊、豪栄道、栃煌山だが、優勝争いははるかかなたで遠かった。今後、稀勢の里にチャンス... -
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チケット販売に大幅変更
九州のチケット事情は以前書かせていただいた。付け加えるならば、イス席は早く並んでも、団体客がかなりいいところばかりを抑えすぎているので、最初から購入できなすぎるという話である。団体の申し込み日を発売と同時にするか、極端にいい席ばかりをあ... -
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2016年土俵の目撃者カレンダー
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横綱の休場率4
部屋別総当たり制で横綱に昇進した21人の横綱の休場率を検証する。ここには20回以上の優勝力士が5人登場するだけに興味深い。いきなり休場率0の横綱がいた。現役で亡くなられた玉の海である。0が出たらこれ以上の数値は出ない。しかし、玉の海は横綱在... -
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横綱の休場率3
横綱審議委員会誕生後から系統別総当たりで横綱に昇進した横綱の休場率をみていこう。佐田の山の横綱昇進直前の成績は系統別総当たりで2場所、部屋別総当たりで1場所なのでこの中に入れた。戦後場所数が増え、横綱在位場所数が増えていった時期である。... -
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横綱の休場率2
大正15年、新聞社制定優勝から協会が認定する優勝へと変遷した。優勝制度上解消しなければならない問題が、いくつかでてきた。預かり、引き分け、対戦相手が休場すると自分も「や」扱いになる点である。取り直し制度はいつからできたのか。星取り表上預か... -
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横綱の休場率1
48場所連続横綱出場と驚異的な数字を誇っていた白鵬が九月場所初めて休場した。しかし、ここまで休場がなかったというのは超人的であった。どれくらい超人的か、ほかの横綱と比較してみよう。横綱が実質地位化した常陸山以降の横綱を調べてみた。まず、明... -
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無念!玉の海3
27歳の青年横綱玉の海の急死。それはあまりにも衝撃的で、大相撲に触れてからこれ以上ない悲しみの出来事だった。日本中の大相撲ファンが悲しみにくれた。まだ取り盛り、双葉山の域にどこまで近づけるか。そんな楽しみ、可能性さえ失ってしまった。玉の海... -
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無念!玉の海2
玉の海は虫垂炎を患っていた。玉の海は持ち前の責任感から切らずに注射で散らしていた。それが夏の巡業、九月の本場所と長期に渡っていた。実は九月場所前、玉の海の四股名を名乗ることを許諾したNHK解説者の玉の海梅吉氏は「症状がでているなら最初か... -
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無念!玉の海1
毎年10月が来ると思い出すのは現役で亡くなった横綱玉の海である。玉の海が急死したのは昭和46年10月11日のことで今から44年前のことになる。昭和・平成10大ニュースに間違いなく入るほど現役横綱の死は衝撃的な出来事だった。玉の海は北の富士と同日横綱... -
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九州チケット事情
今年に入ってから5場所連続満員御礼。九月場所は特に15日間満員札止めと最高潮に達した。その人気は九州福岡に続くのか。福岡の県民性はあまり並ぶということをしないと思っていた。しかし、今年の10月3日の発売日はそうではなかった。以下実際にチケッ... -
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どうすれば強くなれるのかが照ノ富士の命題
九月場所千秋楽は、本割で鶴竜を一蹴して優勝決定戦に持ち込んだ照ノ富士。3連敗後、最後に力を発揮したが、優勝決定戦では横綱鶴竜に力を封じられ、あっけなく敗れた。優勝決定戦だけではない。12日目の栃煌山戦は、これしかないという双差しになられ、... -
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テレビ中継のない大相撲
昭和28年、大相撲は年4場所制となった。テレビ中継はNHKの実験放送としてスタートした。これで大相撲はさらに大衆化していった。とはいかなかった。なにしろテレビは大卒の初任給が1万円程度のとき、20万円したと聞いている。だから家庭にはまったく... -
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5年前の明日のホープの今
5年前、つまり2010年の十一月場所中に明日のホープをあげている。当時のメモが以下である。先場所11勝をあげた栃煌山が連敗で苦しんでいる。大関への期待がもたれていたが、筆者はまだそれほどの地力と勢いはないと見ていた。栃煌山に限らず若い力が躍動... -
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大相撲チケット受難時代
九月場所は15日間満員札止めという、これ以上ない盛況であった。単に満員札止めというのではない。チケットの売れ行きのスピードは一月場所、五月場所の東京場所をはるかに超えていた。場所が近づいてくるに従って、協会の売れ行き状況は、前半の平日にポ...