大相撲

■福岡8日目 あまりにも無謀だった照ノ富士の横綱昇進

2015年11月15日

照ノ富士が豪栄道に対して、立ち合いから変化という、
らしくない相撲で墓穴を掘り、4勝4敗の五分になった。
この後の対戦相手を考えると、勝ち越しすら危うい。場
合によっては休場も。休場は試合放棄である、と言った
のはクリーン魁傑である。この言葉は、負けが込むと横
綱・大関が休場するのが当たり前だった風潮のなか、新
鮮な響きをもって、マスコミにも相撲ファンにも受け入
れられた。

151115八日目幕内 839
<照ノ富士、豪栄道に敗れて4敗目>

12勝優勝同点。これが先場所の照ノ富士の成績である。
これが、今場所横綱につながるとみたメディアや相撲フ
ァンがいたようだが、堪えられない横綱の軽さである。
横綱は
・品格力量抜群
・適格者がいなければ欠いてもいい
・休場しても落ちない
・不成績なら引退しかない
という、およそ他のスポーツには見られない不可思議な
面をもっている地位である。しかし、日本人にとって横
綱は絶対的強者として、チャンピオンを超える存在とし
て神格化してきた。横綱格下げ論が協会内で出たときも、
世論の反発で引っ込めざるを得なかったほどである。

9勝2敗-9勝2敗優勝-9勝2敗優勝-10勝1敗優勝
3場所連続優勝で横綱に昇進できなかった。

14勝1敗優勝-11勝4敗-14勝1敗優勝-11勝4敗-
15勝優勝 5場所で65勝10敗、優勝3回これでも横綱に
昇進できなかった。

最初の成績は玉錦、後は貴乃花である。玉錦も貴乃花も
時の最強者であった。それでも横綱になれなかった。横
綱は12勝優勝同点でうんぬんするものでないことがおわ
かりいただけたかと思う。照ノ富士の横綱昇進の話題は
あまりにも時期尚早で無謀であった。
玉錦
<玉錦>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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