大相撲

来年はどうなる 優勝

2015年12月17日

白鵬 15勝
白鵬 14勝1敗
照ノ富士12勝3敗
白鵬 14勝1敗
鶴竜 12勝3敗
日馬富士13勝2敗
150726千秋楽表彰 487●
<七月場所優勝の白鵬 左は旗手旭天鵬>
 
これが今年1年間の優勝力士である。これから何が読み
解けるか。まず、優勝レベルでは、14勝以上をあげたの
は白鵬一人である。他の力士は14勝、全勝には及ばなか
ったということである。その白鵬も昨年一昨年は年4回
優勝したが、今年は1回少ない3回であった。同時に追
いかけての逆転優勝はなかった(十一月場所)。

照ノ富士が初優勝して大関に昇進した。しかし、優勝は
1回きりであった。鶴竜・日馬富士は苦しんでの優勝だ
った。鶴竜は横綱昇進後9場所目の優勝であった。日馬
富士は前回優勝が2年前の十一月場所であった。優勝間
隔が11場所という長きに渡った。
150524千秋楽表彰 757●
<五月場所優勝の照ノ富士 左は旗手日馬富士>
 
さて、それでは優勝は来年どうなるだろうか。本来なら、
若手の照ノ富士が勢いで2、3回優勝するのが望ましい。
だが、今の照ノ富士に勢いは感じられない。そうなると
一番安定性がある白鵬が中心にならざるを得ない。ポイ
ントは休場である。休場が定例化すると当然優勝回数に
影響する。

鶴竜、日馬富士は大きな期待はもてない。鶴竜は横綱初
優勝こそ達成したが、横綱13勝以上達成はまだである。
日馬富士は前回の優勝から今回の優勝までの11場所間、
1度も12勝以上の成績はなかった。
150927千秋楽表彰 669●
<九月場所優勝の鶴竜 左は旗手青狼>
 
それでも優勝となると13勝があげられる力が必要である。
それができる力士は当然限られてくる。優勝は白鵬と照
ノ富士で4、5回いくのでは。優勝力士から日本出身の
日本人が消えて約10年になる。来年は記録に終止符をう
つためにも期待したい。その可能性があるのは稀勢の里
だけである。今年の稀勢の里は勢いにのれない場所が続
いた1年であった。ここまでくれば、へたに考え過ぎず、
自分の相撲を取ることに専念すべきである。
151122千秋楽パレード 088●
<十一月場所優勝の日馬富士 左は旗手照ノ富士>
 
今、相撲は大変な人気の中にある。重量級が主体の大相
撲では大味な相撲が目立ち、うっちゃり、吊り出しはほ
とんど見られなくなった。土俵の充実は簡単なことでは
ない。せめて優勝争いは熱い戦いが見たい。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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