大相撲

優勝力がある力士

2015年11月3日

納めの十一月場所の優勝は誰か。と問うと、意外な事実
が見えてくる。優勝というと13勝以上をあげる力がない
と候補にあげにくい。ところがこの1年間で13勝以上あ
げたのは
白鵬4回 15勝、14勝3回
照ノ富士1回 13勝
である。
12勝での優勝がないわけではない。12勝まで広げると
(横綱・大関とフル対戦のみ)
白鵬4回 15勝、14勝3回
照ノ富士3回 13勝、12勝2回
鶴竜3回 12勝3回
12勝優勝はやはり低レベルという印象はまぬがれないだ
けではない。3敗優勝というのは意外と少ないのである。
150912初日前日 235
優勝制度が明治42年両国国技館の開設とともにできて以
来、今年の九月場所で470場所を数える(八百長問題で中
止になった場所は含んでいない)。その間、負け数別に
優勝を分類すると次のようになる。なお、引き分け、預
かりは0.5勝0.5敗としてカウントしてある。

0敗110回、0.5敗3回、1敗185回、1.5敗6回、2敗135
回、2.5敗1回、3敗37回、4敗2回

こうしてみると、12勝3敗はまれな優勝であることがわ
かる。となると、優勝候補に確実にあげられるのは白鵬
ただ一人である。照ノ富士はまだ安定した力はなく、鶴
竜は横綱になって13勝の壁を破れないでいる。休場明け
の日馬富士は未知数である。
150913初日幕内 099
これでは照ノ富士が奮闘して好成績をあげない限り、優
勝争いが盛り上がらない。そうならないときは白鵬の優
勝になる。休場明けの白鵬が不調、あるいは休場すると
混沌とする展開になる。大相撲の将来は現時点ではけし
て明るいとはいえない。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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