大相撲

十一月場所の視点

2015年11月6日

まもなく初日を迎える十一月場所。大きな話題が見出し
にくいが、記録的にはないわけではない。まず優勝に関
して。鶴竜が優勝すれば、自身初の連続優勝になる。白
鵬以外の連続優勝は平成24年の七月場所・九月場所の日
馬富士以来になる。実に3年ぶりになる。休場明け白鵬
が優勝ができない場合、2場所連続優勝なしで、平成24
年の五月場所・七月場所・九月場所の3場所連続優勝な
し以来となる。
150927千秋楽表彰 072
<鶴竜、初の連続優勝なるか>
 
日馬富士は現在優勝なしが11場所になる。十一月場所優
勝できないと、12場所と記録を伸ばすことになる。ちな
みに横綱の最大優勝間隔記録は曙の18場所連続である。
もっとも、常陸山以降、横綱で優勝なしが9人、横綱優
勝1回が6人という論外の横綱が15人もいる。
150712初日十両 822
<優勝が遠い日馬富士>
 
年間最多勝は照ノ富士が現在56勝、白鵬54勝の争いに
なる。白鵬はこれまで8年連続の新記録で年間最多勝を
獲得してきただけに、記録が途切れる恐れがある。優勝
争いだけでなく、こちらの争いも興味深い。年間勝利の
勝ち越し、負け越しラインにいるのは琴勇輝39勝36敗、
徳勝龍38勝37敗、旭秀鵬37勝38敗、逸ノ城36勝39敗、
同じく佐田の海、誉富士、豊ノ島が並んでいる。

また、白鵬は横綱勝利数最高の北の湖の670勝を年内に
超えるとみられていた。しかし、先場所の休場で年内は
不可能になった。白鵬は現在横綱勝利646勝である。今
場所はどこまで迫るか、までである。記録更新は来年に
持越しである。
150912初日前日 062
<年間最多勝目指す白鵬>
 
関脇・小結は栃煌山、妙義龍、栃ノ心、嘉風と実力者が
そろった。展開によっては三役入れ換えなしの可能性が
ある顔ぶれである。嘉風は2場所連続三賞受賞である。
3場所連続となれば自己新記録である。スピードときび
きびした相撲が再び上位相手に出るか注目される。

期待の新入幕御嶽海が早速三賞を取るか。大鵬が新入幕
のときは初日から11連勝して、12日目、小結柏戸に当
てられ、歴史的な一戦となった。御嶽海は大型新人の仲
間入りとなるか。場所は刻一刻と迫ってきている。
150726千秋楽十両幕下以下 1127
<七月場所十両優勝した御岳海>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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