大相撲

来年はどうなる 大関陣

2015年12月27日

照ノ富士65勝25敗
稀勢の里62勝28敗
琴奨菊  50勝39敗1休
豪栄道  48勝41敗1休

これが2015年の大関の成績である。(照ノ富士は大関3
場所)大関の責任勝ち星は10勝である。大関として合格
なのは照ノ富士と稀勢の里の2力士である。ただし、稀
勢の里は優勝争いに加わってはいない。琴奨菊と豪栄
道は1場所9勝もあげていない。しかも関脇栃煌山の51
勝以下の成績である。それでも、大関にいられるのは2
場所連続負け越さない限り陥落しないという関脇以下よ
り甘い規定にある。江戸時代には実力とは無関係の看板
大関がいたが、現代は「地位だけ大関」である。
151118十一日目幕内 887
<琴奨菊>
 
横綱でも4横綱がそろって12勝以上の好成績をあげる
ことはそうそうない。4大関も10勝以上そろってあげられ
ない点は同様である。この4大関は来年も続くか、という
と必ずしもそうはいえない。まず、大関が持たない力士
が出るかもしれない。

豪栄道は大関になってから1度も10勝以上をあげたこと
がない。それどころか、勝ち越すのがせいいっぱいであ
る。この状態が仮に続いても期待できない大関として定
着してしまうし、陥落の恐れも十分ある。琴奨菊も大き
な期待を抱くのは禁物である。立ち合いからの馬力相撲
がいったん止められる回数が増えれば増えるほど苦戦す
る。
151121十四日目幕内 699
<2015年十一月場所 豪栄道対嘉風戦>
 
照ノ富士はケガを直して横綱昇進をかける1年にしない
と、長期大関になりかねない。白鵬は大関7場所で横綱
に昇進した。稀勢の里はこれまで語り尽くしてきた。多
くを語る必要はなくなった。できれば15日制で誰も達成
できなかった大関成績平均10勝を維持していただきたい。

かつて大関が4人いながら弱さが指摘されたのが琴桜・
清国・前の山・大麒麟である。4大関の崩壊は前の山の
大関陥落からだった。来年の照ノ富士・稀勢の里・琴奨
菊・豪栄道はどういう成績を残せるか。「地位だけ大関」
は御免こうむりたい。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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