十一月場所、カド番豪栄道は7勝7敗で千秋楽を迎えた。
まさに背水の陣である。対戦相手は関脇栃煌山である。
実力者だけに勝てるとは限らない。立ち合い、栃煌山が
双差しになる。豪栄道敗れたり。と誰もが思った一瞬、
豪栄道がはなった捨て身の首投げが決まり、首の皮1枚
残して大関の座を死守した。
首投げといえば忘れられないのが、昭和45年の三月場所
である。この場所は北の富士、玉の海が、新横綱として
登場した場所である。大鵬も休場明けとして出場。この
場所のポスターは新横綱の北の富士・玉の海のみで、大
鵬の姿はなかった。これが大鵬に火をつけた。この場所
の3横綱は好調で、三つ巴の優勝争いになっていた。12
日目を終えて、玉の海が全勝、北の富士・大鵬が1敗で
横綱戦に突入した。13日目大鵬が玉の海を倒し、3横綱
が1敗で並んだ。14日目は1敗同士の大鵬と北の富士が
激突した。
速攻北の富士と王者大鵬の一番は、北の富士が立ち合い
から2本入った。勇んで出るところ、首を巻き込んで体勢を
入れ変えた大鵬のタイミングがピタリとあって大鵬の首投
げが決まった。結局この一番に勝利した大鵬が、千秋楽
も勝って14勝1敗で31回目の優勝を達成した。それほど
大きな一番でのあざやかな首投げだった。
入れ変えた大鵬のタイミングがピタリとあって大鵬の首投
げが決まった。結局この一番に勝利した大鵬が、千秋楽
も勝って14勝1敗で31回目の優勝を達成した。それほど
大きな一番でのあざやかな首投げだった。
かつて名勝負といえば必ず登場したのが、栃錦対大内山
戦である。昭和30年夏場所、横綱栃錦は13勝1敗で優勝
を決めて千秋楽の大内山戦に臨んだ。新大関大内山は
14日目まで9勝5敗と2ケタ勝利をかける。立ち上がるや
14日目まで9勝5敗と2ケタ勝利をかける。立ち上がるや
大内山はヤツデのような大きな手で突っ張る。栃錦の顔
面に何発も入る。栃錦の顔がみるみる紅潮していく。栃錦
よく耐えて、一度は組み止めるも再び離れて、大内山の強
烈な突っ張りが炸裂する。苦戦の栃錦、大内山の首に飛び
つき、あざやかな首投げを決め、激闘に終止符をうった。
よく耐えて、一度は組み止めるも再び離れて、大内山の強
烈な突っ張りが炸裂する。苦戦の栃錦、大内山の首に飛び
つき、あざやかな首投げを決め、激闘に終止符をうった。
首投げは窮余の一策。一瞬の逆転技には様々なドラマが
展開されていた。
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