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初期の外国人の優勝

日本人の優勝が出なくなって久しい。日本出身の日本人
の最後の優勝は平成18年一月場所の大関栃東である。
それでは逆に外国人の初優勝はというと昭和47年七月場
所の高見山である。この年は一月場所から誰が優勝する
かわからない戦国場所であった。事実一月場所から五月
場所まですべて初優勝であった。迎えた七月場所は高見
山が平幕で2敗。関脇貴ノ花が3敗で追う展開になった。
横綱北の富士は全休。大関陣では、大麒麟は途中休場、
清国、琴桜はクンロク・ハチナナであった。
しかし、貴ノ花の追走も及ばず、高見山が13勝2敗で逃
げ切り、初優勝を達成した。大相撲史上初の外国人優勝
であった。柔道はオランダのヘーシンクに敗れ、本家の
面子まるつぶれであるが、相撲よお前もか。という見方
をされた。協会は相撲部屋で育ったのだから、それはあ
てはまらないと反論した。余談だが横綱・大関が総崩れ
の中で高見山が殊勲賞受賞となった。それは優勝争いを
盛り上げたという拡大解釈によるものだった。

高見山
<高見山の優勝記事>

外国人の優勝第2号は、平成元年の十一月場所の小錦
である。小錦はすでに大関15場所目であった。しかし大
関としての成績は必ずしもよくなかった。前場所は負け
越しており、優勝した場所はカド番であった。小錦はその
後優勝-準優勝-優勝を達成したが横綱にはなれなかっ
た。某氏が雑誌に外国人横綱はいらないという内容を掲
載したことが影響し、人種差別騒動となった。その後優勝
はなく、大関を陥落している。
外国人の優勝第3号は曙である。平成4年五月場所のこ
とである。この場所は横綱北勝海が全休、大関小錦は不
振、大関霧島は途中休場の中で関脇曙が初優勝して大
関昇進を決めた。外国人初の横綱は曙によって実現した。
ここまではハワイ勢による優勝だが、朝青龍の登場とと
もにモンゴルへと移っていった。現代は白鵬・日馬富士・
鶴竜・照ノ富士とモンゴル全盛期である。その間欧州勢
の琴欧洲と把瑠都がわずかに1度のみ優勝している。日
本人の優勝は誰がどういうカタチでなしうるか。今後を
見守りたい。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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