大相撲

■福岡12日目 弱くなった3力士

2015年11月24日

昭和41年復活インターナショナル選手権についたジャイ
アント馬場に地上最大の挑戦者が名乗りをあげた。ルー・
テーズである。その来日第一声は「馬場は強くなったよ
うだね。楽しみにしている」だった。これとは逆に弱く
なった力士が3人いる。負けたからいうのではない。

第一に遠藤である。粘りの相撲は見られず、いかにも弱
弱しい。遠藤にかかる懸賞金はことごとく相手に奪われ
ている。いまだ、横綱・大関と対戦する地位での勝ち越
しはない。いや、対戦するチャンスさえつくれない。人
気だけでおわってしまうのか。
151119十二日目幕内 619
<碧山に力負けした遠藤>
 
第二に稀勢の里である。この日、鶴竜に一気に出られ、
抵抗なく敗れた。そもそも、鶴竜は立ち合いから一気の
出足で勝負するタイプではない。かつて強い朝潮と弱い
朝潮がいるといわれたが、稀勢の里はそれとも違う。抵
抗力が弱くなれば、もう大きく成長する年齢でないだけ
に、ますます浮上するチャンスはなくなる。
151119十二日目幕内 893
<鶴竜に抵抗なく敗れた稀勢の里>
 
第三に照ノ富士である。思うような相撲が取れないのは
ケガのせいかもしれない。しかし、「健康上の理由をい
くら並べ立てても、相手には勝てない」と言ったのは、
力道山である。勝負に「たら」、「れば」は禁句である。
同情されるようになったら勝負に生きる者としてはおし
まいである。
151119十二日目幕内 799
<豊ノ島にもろ差しを許して負けた照ノ富士>
 
【福岡情報】
福岡に来たら、2度は必ず寄る元力士がやっている鉄板
焼き屋がある。足を運んだ日は相撲マスコミで貸し切り
だという。記事の締め切りは大丈夫なのかと余計な心配
をしてしまう。ある新聞カットの締め切りが午後7時だ
と聞いたことがある。あるいは終えてから来店するのか
もしれない。店にとっては、相撲関係者はありがたい存
在である。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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