昭和41年復活インターナショナル選手権についたジャイ
アント馬場に地上最大の挑戦者が名乗りをあげた。ルー・
テーズである。その来日第一声は「馬場は強くなったよ
うだね。楽しみにしている」だった。これとは逆に弱く
なった力士が3人いる。負けたからいうのではない。
第一に遠藤である。粘りの相撲は見られず、いかにも弱
弱しい。遠藤にかかる懸賞金はことごとく相手に奪われ
ている。いまだ、横綱・大関と対戦する地位での勝ち越
しはない。いや、対戦するチャンスさえつくれない。人
気だけでおわってしまうのか。
第二に稀勢の里である。この日、鶴竜に一気に出られ、
抵抗なく敗れた。そもそも、鶴竜は立ち合いから一気の
出足で勝負するタイプではない。かつて強い朝潮と弱い
朝潮がいるといわれたが、稀勢の里はそれとも違う。抵
抗力が弱くなれば、もう大きく成長する年齢でないだけ
に、ますます浮上するチャンスはなくなる。
第三に照ノ富士である。思うような相撲が取れないのは
ケガのせいかもしれない。しかし、「健康上の理由をい
くら並べ立てても、相手には勝てない」と言ったのは、
力道山である。勝負に「たら」、「れば」は禁句である。
同情されるようになったら勝負に生きる者としてはおし
まいである。
【福岡情報】
福岡に来たら、2度は必ず寄る元力士がやっている鉄板
焼き屋がある。足を運んだ日は相撲マスコミで貸し切り
だという。記事の締め切りは大丈夫なのかと余計な心配
をしてしまう。ある新聞カットの締め切りが午後7時だ
と聞いたことがある。あるいは終えてから来店するのか
もしれない。店にとっては、相撲関係者はありがたい存
在である。
いつもご愛読ありがとうございます
下部2カ所をクリックして応援してただければ幸いです
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑