大相撲

大相撲論3

2015年11月1日

元力士の主張
4.スポーツならフェアな仕切りができるように仕切り
線に電気センサーの設置が必要

4.に関しては立ち合いの問題。手をおろすことのみが
取り上げられているが、呼吸を制限時間前から合わせる
ことのほうが大事である。4.はアマチュアもやってい
ないし、第一これがスポーツでない理由となりうるだろ
うか。

元力士の主張
5.ほとんどのスポーツでは審判員に強大な権限があり、
よほどのことがないかぎり判定がくつがえることがない。
しかし、行司に勝負判定の権限がない。

5.はすでに大相撲論2で述べた。

元力士の主張
6.行司装束、呼び出し装束、締込、力水、塩、四股は
スポーツの領域にあてはまらない。

装束は伝統文化の側面である。取り組むまでは所作であ
る。やたら近代化せず、脈々と伝わってきた伝統面であ
る。

元力士は
特殊なコスチュームが行司や呼び出しが必要なのか、大
相撲がスポーツの領域に当てはまらないのは明らかです。

歴史と伝統を重んじることはスポーツの一面を否定する
ことにはつながらない。繰り返すが一面であって、すべ
てかゼロかの視点はとらないし、その必要もない。
相撲道

元力士が大相撲をスポーツでないというのなら、大相撲
が新聞のスポーツ面に載ったり、ニュースのスポーツコ
ーナーでとりあげられたりすることをどう思っているの
だろうか。不適切だと感じているのだろうか。大相撲を
中継しているNHKだって例外ではない。千秋楽はサン
デースポーツという番組で優勝者に話をきいている。

元力士は、なぜ大相撲をスポーツでないと言い出したの
だろうか。どうも八百長問題と無関係でない。八百長の
批判をかわすための手法にしようとしているのでは。ち
なみに元力士は八百長に関して次のように述べている。

一.八百長問題は国民生活に重大な侵害を与えるような
ことではない。
二.八百長を行うことは法律には抵触しない。
三.賭博とは違って法律で禁止されていないが、露骨過 
ぎると興ざめ。
四.掛け金を募って大損害を被ったわけではない。物質
的にも何かを失ったわけではない。
五.八百長問題を「けしからん」と捉えるにも大相撲を
知る人とそうでない人では差がある。
六.たとえ過去の八百長を調査しても結論を灰色でしか
出せない。
七.八百長力士を辞めさせるほどのことではない。

(この項目続く)

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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