大相撲

相撲技

2015年10月31日

相撲は15尺の土俵から出すか、足の裏以外を土につける、
これだけで勝負が決まる。土俵からの出し方や倒し方に
こうしなければ一本としないとう規定があるわけではな
い。技をかけにいって膝がついても負けである。相撲は
相手の重心を崩すために自分が十分力が発揮できる体勢
をつくるための争いである。

相撲の技というと決まり手を思いがちである。勝負が決
まったときの技が決まり手である。勝負後、場内放送で
流され、国技館の電光掲示板に表示される。しかし、相
撲の技は決まり手がすべてではない。

それ以外に立ち合い技がある。額であたる。頭であたる
と首を痛める恐れがある。右(左)肩であたる。突っ張
る。もろ手突き、張り差しなどがある。最近は誰もいわ
なくなったが、もろ手突きはかわされると、どうしても
バランスを大きくくずので、推奨できない。交互に突く
べきと言ったのは、NHK解説者だった神風さんである。
他に前褌を取りにいく。かちあげなどがある。大鵬が両
腕を交差させて双差しにいったりした。

変化は立ち合い技というより、作戦である。九月場所の
横綱鶴竜が右へ、左へと変化して批判が起きた。しかし、
変化されるたびに負けていては相撲にならない。相手の
目の前でパチンと手をたたく猫だましも同様に作戦であ
る。昔出羽錦、平成では舞の海がやった。

立ち合いから繰り出して勝負が決まる技がある。けたぐ
り、とったりなどである。
06八幕内 405
<横綱のけたぐり 朝青龍が稀勢の里にきめる
2006年十一月場所8日目>
 
攻防の技もある。おっつけ、かいなを返す。返さない状
態を棒ざしという。まわしを切る、引き付け、極(き)
める、頭をつける、まきかえなどがある。輪島の左前褌
右おっつけは何度も北の湖に苦杯に追い込んだ。最近は
かいなを返す、まわしを切るのが、うまい力士が減って
しまった。大鵬がかいなを返すとそのまますくい投げが
決まったりした。玉の海は相手に上手を与えない相撲が
うまかった。

決まり手に対し、決め手という言い方がある。何が違う
か。決まり手というのは勝負が決まったときの技である。
だから後ろもたれという決まり手さえある。これに対し
決め手というのは、例えば上手投げで相手をくずしてか
ら寄り切れば、決まり手は寄り切りになるが、決め手は
上手投げになる。もちろん、決め手=決まり手になるこ
とはある。

相撲の勝負は短時間で決まる。それだけに見る者にまば
たきするひまもないほど魅了するのである。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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