2015年5月– date –
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五月場所の人気を分析する
五月場所は盛況なうちに終了した。例年より暑い場所であったが、人気は高かった。それではどのくらい高かったのか。一月場所と比較してどうなのか、数字を分析してみる。一月場所と五月場所で条件が異なる面がある。一月場所は2日目に祝日があるが、五月... -
お知らせ
2日目、3日目、4日目、5日目、8日目に画像が入りました。あわせてご覧いただければ幸いです。今後は五月場所の人気分析、横綱の大関時代、照ノ富士あの日あの時、全部見せます宇良7番勝負、出羽海の系統、白鵬時代は終わったのか、四股名あれこれな... -
照ノ富士優勝への道 夏熱闘15番
五月場所、照ノ富士は初優勝と大関昇進を決めた。現在の3横綱・3大関がいずれも最盛期を過ぎており、閉塞状態の中、若くて成長途上の平成生まれの大関が誕生したことは新しい息吹を感じさせる。照ノ富士が栄光を勝ち取った五月場所の熱闘15番を写真で振... -
新大関照ノ富士の記憶・記録
照ノ富士の大関昇進の日は例年よりはるかに暑い中だった。しかも、それだけではなかった。協会の使者が通常より遅く、なかなか姿を現さないのである。伊勢ヶ濱親方(元旭富士)はとっくに車で協会から戻っているのにも関らず。洋装から和装へ着替える時間... -
新しき英雄照ノ富士が初優勝
優勝パレード 旗手日馬富士 北の湖理事長から賜杯を受ける照ノ富士師匠から優勝旗授与 内閣総理大臣賞 ... -
五月場所総評
★五月場所の優勝争いについて最近は言われなくなったが優勝するには連敗してはいけない。琴奨菊、豪栄道は3日目・4日目に、稀勢の里は4日目・5日目に早々と連敗して脱落している。大関陣は序盤で総くずれである。横綱日馬富士も9日目・10日目に連敗し... -
■夏千秋楽 照ノ富士は横綱になれる大関
優勝争いは久々に白鵬がトップではなく、照ノ富士と併走するカタチとなって千秋楽を迎えた。筆者のように12勝という低レベルを嘆く反面、ここしばらく見ない展開にわくわくする方がけっこういることも事実である。千秋楽は10大ニュースに登場するA氏、H... -
■夏14日目 大波乱のあげく証明されたこと
優勝戦線は一向に安定しない、収束しない。2敗ながら優勝争いのトップを走る白鵬は4敗稀勢の里を勇んで攻めたが、土俵際逆転をくって3敗に後退した。稀勢の里が3敗、あるいは2敗に留まっていたらこの一番は優勝第二ラウンドとしてさらに盛り上がった... -
■夏13日目 優勝制度に必要なこと
前日とは打って変わり上位は安泰だった。その結果稀勢の里が日馬富士に速攻で敗れ4敗に後退した。そのため白鵬対稀勢の里戦の優勝争い第二ラウンドはなくなった。それにしても稀勢の里は日馬富士にこのところ完敗ばかりしている。負けてもいいから工夫が... -
■夏12日目 締まらない土俵
優勝争い第一ラウンドが前日の白鵬対照ノ富士戦なら第二ラウンドは白鵬対稀勢の里戦。と思っていたら、肝心の稀勢の里が照ノ富士に力負けしてまたもや期待はずれに終わった。と思っていたらこの日はさらに意外な土俵展開が待っていた。<照ノ富士の下手投... -
■夏11日目 白鵬-照ノ富士決戦&平幕優勝のあり方
白鵬全勝、照ノ富士2敗。先場所は13日目に実現した頂上決戦は今場所は1差の決戦第一ラウンドとして白鵬1敗、照ノ富士2敗として11日目に対戦した。通常白鵬は後半は関脇・大関・横綱と下位から対戦していく。今場所はそういう意味で予定通りの対戦だっ... -
■夏10日目 強さ復活の白鵬、7連覇へ前進
前半は不安な相撲があったが、ここへきて白鵬の相撲は強みを増してきた。この日は前日照ノ富士相手に堂々たる勝利をかざった徳勝龍を寄せ付けず圧勝した。1敗を守り、2度目の7連覇へ一歩近づいた。日馬富士は臥牙丸に負け、優勝争いから後退した。<日... -
■夏9日目 優勝戦線に変化
【調子を下ろす】相手を甘く見て手を抜いたり気を抜いた相撲を取ること(相撲大事典 金指基 日本相撲協会監修 現代書館刊行より)照ノ富士が徳勝龍に、日馬富士が玉鷲によもやの敗戦で2敗に後退した。調子を下ろしたとしか思えない相撲であった。敵は... -
■夏8日目 照ノ富士は関脇優勝の仲間入りができるか
関脇照ノ富士は玉鷲に勝って1敗を守った。白鵬、日馬富士と優勝戦線を併走している。大相撲は1909(明治42)年国技館開設以降100人の優勝力士が誕生した。それでは以下の優勝力士の共通点は何かおわかりでしょうか。玉錦清水川男女ノ川双葉山安芸ノ海増位... -
■夏7日目 場所の今後
白鵬は日馬富士から金星を取った佐田の海を恐れず攻めて圧勝。日馬富士はこれまで4勝0敗の北太樹を危なげなく退けた。琴奨菊が最高の当たりをしても照ノ富士にはもはや通じなくなってきた。地力はすでに三月場所で逆転している。予想通り照ノ富士が1敗... -
■夏6日目 横綱の連続休場
この日横綱・大関は危なげなく、上位は安泰。遠藤はまたしても勝てず6連敗。相手力士は自信をもって相撲を取っている。さらに懸賞がかかるだけにそれをねらってくる。幸い今のところ途中休場の気配はない。出場を決めた以上最後まで取り切り、遠藤ここに... -
■夏5日目 乱戦場所か災い転じて福となすか
他の横綱・大関が安定性がないなか、一番安定性のあるのはほかならぬ第一人者の白鵬である。その白鵬が結びの一番で曲者安美錦を相手に攻めきれない。あるいはへたに攻めていくと引っ掛けられる恐れがあると慎重になっているのか。もつれた展開の中から一... -
■夏4日目 逸ノ城改造論
この日最大の注目の取組は横綱・大関に関った取組ではない。若さとパワーが激突する看板の好取組照ノ富士対逸ノ城戦である。両力士の激突が序盤戦で早くも実現することとなった。両者の対戦はこれまで3度あり、水入り2度を含め、いずれも長期戦になって... -
■夏3日目 照ノ富士・逸ノ城・3大関、本当に強いのは誰
大関豪栄道と小結逸ノ城の対戦は低く入ろうとする豪栄道を逸ノ城が肩透かしで倒した。これを番狂わせとか豪栄道が取りこぼしたと思う相撲ファンはいるだろうか。今に始まったことではないが、大関は横綱の次に強いとは必ずしもいえない。(本当はそれでは... -
■夏2日目 立ち合いの醍醐味
2日目はアバウトながら満員御礼となった。日馬富士は先場所負けた栃ノ心を圧倒し、稀勢の里は逸ノ城、琴奨菊は栃煌山と苦手を退けて勝利し、上位は安泰。遠藤は高安相手に気力はあるものの、思うような相撲が取れていない。5勝が幕内に確実に残れる星だ... -
■夏初日 まさかの展開に国技館どよめく
初日国技館は満員札止めとなった。館内でなじみの方何人かにお会いしたり、力士写真を渡したり、相撲談義に花を咲かせたりした。観戦はいつもの相撲好きのメンバー3人とともに下の相撲からスタートした。人生は上り坂あり、下り坂もあるが、もう一つ坂が... -
五月場所の見どころ
本来優勝争いはどうなると書くべきところだが、優勝候補は白鵬以外あげにくいのが現状である。ここ1年で最後まで優勝争いをしたのは五月場所の稀勢の里、七月場所の琴奨菊、九月場所の逸ノ城、十一月場所の鶴竜、三月月場所の照ノ富士とめまぐるしく変わ... -
出羽海の系統10
元両国(前名国岩)の出羽海が亡くなられた。出羽海の後継者を決めねばならないが、候補者は3人いた。元横綱常ノ花の藤島、元笠置山の秀ノ山、元両国(前名瓊ノ浦)の待乳山の3人である。秀ノ山の嫁さんは横綱常陸山の孫娘という流れから、待乳山は自分... -
白鵬が驚異的なスピードで迫る通算勝利数
白鵬は大鵬の優勝回数に迫り、並び、超えてからずっと優勝回数を取り上げられ、話題にされてきた。優勝は華々しいだけに注目されやすい。しかし、白鵬の記録は優勝だけではない。着実にしかも驚異的なスピードで迫っている記録がある。それは序ノ口以来の... -
横綱の優勝率
日馬富士、鶴竜は優勝から遠ざかっているだけではない。優勝争いがほとんどできていない。白鵬が6連覇中、唯一優勝争いになったのは2014年十一月場所の千秋楽、1敗白鵬対2敗鶴竜の一番のみである。優勝できないということは横綱としての存在感が薄れる... -
出羽海の系統9
分家独立を許さずという出羽海部屋の不文律を破る者が現われた。元両国(前名松ヶ崎)の武隈である。横綱武蔵山を連れてきた功績が少しも報われないことから出羽海との間に確執が生まれ、郷錦・大和泉(ともに後十両)などを連れて独立したのである。<両... -
照ノ富士7番勝負
三月場所は13勝2敗と大健闘した照ノ富士だが、引き続き五月場所で同様の活躍をする保障はない。むしろ照ノ富士を研究し、同じ負け方はしないと闘志を燃やしてくる可能性がある。照ノ富士はいい逸材で大きく成長するだけのものをもっている。しかし、幕内...
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