白鵬は大鵬の優勝回数に迫り、並び、超えてからずっと
優勝回数を取り上げられ、話題にされてきた。優勝は
華々しいだけに注目されやすい。しかし、白鵬の記録は
優勝だけではない。着実にしかも驚異的なスピードで
迫っている記録がある。それは序ノ口以来の通算勝利数、
幕内通算勝利数、横綱勝利数である。
魁皇がもつ幕内通算勝利数は879勝、通算勝利数は1047勝
である。現在白鵬は幕内勝利815勝、通算勝利909勝で
ある。差は幕内勝利が64勝、通算勝利数が138勝である。
2つとも記録更新は時間の問題になってきた。この種の
記録は魁皇以前は千代の富士が記録保持者だった。そこで
白鵬の記録と魁皇、千代の富士の記録を比較してみる。
幕内勝利数 所要場所数 通算勝利数 所要場所数
魁皇 879勝 107場所 1047勝 139場所
千代の富士807勝 81場所 1045勝 124場所
白鵬 815勝 65場所 909勝 79場所
恐るべきは白鵬の驚異的なスピードである。場所数が
魁皇、千代の富士に比べ圧倒的に少ない。仮に白鵬が
今の横綱平均13.5勝のペースでいくと幕内通算勝利数は
5場所後に抜くことになる。つまり、2016年の一月場所
である。しかも所要場所数は70場所である。通算勝利数は
11場所後、つまり2017年一月場所に所要場所数90場所で
抜くことになる。
次に横綱勝利数をみてみよう。
横綱勝利数 所要場所数
北の湖 670勝 63場所
千代の富士625勝 59場所
大鵬 622勝 58場所
白鵬 621勝 46場所
大鵬、千代の富士は五月場所で抜くことになる。北の湖の
記録は年内に抜ける可能性が出てきた。実現すれば所要
場所数は50場所である。
白鵬は今後どこまで勝利数を上乗せしていくことが可能か。
アクシデントがないかぎり、4年は現役でやっていける
のではないだろうか。そうだとするといく分ペースは
落ちるにしても幕内勝利数は1000勝を超え、通算勝利数は
1200勝を超えることになる。横綱勝利数は900勝を超え、
大きく2位以下を離すことになる。白鵬はここでも前人
未踏の道を突き進もうとしている。
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