大相撲

■夏11日目 白鵬-照ノ富士決戦&平幕優勝のあり方

2015年5月21日

白鵬全勝、照ノ富士2敗。先場所は13日目に実現した
頂上決戦は今場所は1差の決戦第一ラウンドとして白鵬
1敗、照ノ富士2敗として11日目に対戦した。通常白鵬は
後半は関脇・大関・横綱と下位から対戦していく。今場所
はそういう意味で予定通りの対戦だった。
150520十一日目幕内 918

11日目は平日にも関らず満員札止めだった。観客は結びの
白鵬対照ノ富士戦の一番を心待ちしていた。遠藤の勝利に
国技館はわき、日馬富士・豪栄道の横綱大関戦で日馬
富士がしめた後にクライマックスをむかえた。先場所は
照ノ富士に苦杯した白鵬だが、今場所は見ちがえる相撲で
照ノ富士に力を発揮させることなく圧倒した。
150520十一日目幕内 921
<白鵬、上手投げで照ノ富士を裏返し>
 
優勝は1敗白鵬・魁聖、2敗は稀勢の里・高安となった。
しかし、いまだ魁聖・高安の横綱大関戦は実現していない。
この日は魁聖は貴ノ岩戦、高安は阿夢露とともに下位
相手だった。12日目魁聖は碧山戦で横綱・大関戦は実現
しない。高安が優勝を争っていない大関琴奨菊と対戦
する。平幕が勝ちこんできたときの取組編成はいつも
ながらおせじにもうまいとは言いがたい。

平幕優勝には以下の5つのパターンがある。
A 幕内上位で横綱・大関と当然のようにあたる地位での
   優勝 11人
B 幕内中位以下ながら横綱・大関全員とあたっての優勝 
   3人
C 幕内中位以下で星をかせぐが取組編成の不十分から
   全員ではなく半分以上の横綱・大関とあたっての優勝
   3人
D 同様に半分未満横綱・大関とあたっての優勝 3人
E 幕内中位以下で星をかせぐもせいぜい関脇・小結との
   対戦で終わるまたは平幕だけで星をかせぎ、横綱・
  大関戦がまったくなく、数字だけの単純比較で優勝
   するケース 8人

価値ある平幕優勝はAとBのみであり、下にいけばいく
ほど価値は下がる。詳しくは2014年5月7日の「平幕
優勝を検証する6」をリンクし参照していただきたい。

残り4日間、優勝争いの第二ラウンドとなる白鵬-稀勢の
里戦を注視する。


相撲 ブログランキングへ 

にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村 

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑  

 

 

当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!

【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック


【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

-大相撲
-,

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.