大相撲

■夏13日目 優勝制度に必要なこと

2015年5月23日

前日とは打って変わり上位は安泰だった。その結果稀勢
の里が日馬富士に速攻で敗れ4敗に後退した。そのため
白鵬対稀勢の里戦の優勝争い第二ラウンドはなくなった。
それにしても稀勢の里は日馬富士にこのところ完敗ばかり
している。負けてもいいから工夫が必要である。
150522十三日目幕内 725
<稀勢の里、日馬富士に完敗>
 
2敗白鵬、3敗照ノ富士・勢・魁聖となった。白鵬対
稀勢の里戦の結果次第では再び混乱の極みとなる。4敗
力士が優勝候補となるとあまりにもレベルダウンだが、
長い大相撲の歴史には2度11勝4敗での優勝がある。
しかし、11勝4敗は本当に優勝といえるだろうか。これは
単なる1位にすぎないし、表彰に値しないと思うがいかが
だろうか。
150522十三日目幕内 758
<白鵬、琴奨菊を一蹴>
 
優勝制度は様々な変革をたどってきた。これまで、対戦
相手が休場すれば、自分も休み扱いになるため、不戦勝・
不戦敗制度を導入した。また、引き分け、預かり、無勝負
をなくすため、取り直し制度を取り入れた。また、最高
成績者が複数いる場合、番付上位者が優勝者だったが、
優勝決定戦制度を戦後大相撲人気のため設けた。

大相撲の優勝制度に関して、いまだ導入されていない
ことが2つある。1つは優勝者の成績によって優勝賞金
額変えることである。15戦全勝も12勝3敗も3勝差も
ありながら現状では同じ扱いである。
150322千秋楽目表彰 018
<優勝者に渡される賜杯 2015年三月場所>
 
もう1つは優勝資格制度である。現状では幕内力士全員に
あるが、出場した横綱・大関全員と対戦した力士に限る
という規定である。一部の横綱・大関との対戦しかない
力士は優勝資格がないことになる。まして横綱・大関戦が
一人もなしは論外である。

優勝は優れた勝利であり、それにふさわししい内容が
求められてこそ価値が生まれる。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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