大相撲

五月場所の人気を分析する

2015年5月31日

五月場所は盛況なうちに終了した。例年より暑い場所で
あったが、人気は高かった。それではどのくらい高かった
のか。一月場所と比較してどうなのか、数字を分析して
みる。

一月場所と五月場所で条件が異なる面がある。一月場所は
2日目に祝日があるが、五月場所は祝日は1日もない。
また、一月場所ではマス席B12側向こう正面2人マスが
五月場所では4人マスになった。同様にマス席C15側正面・
向こう正面2人マスが4人マスに変わった点である。
こうしたことを頭において数字をご覧いただきたい。

初日 2日目 3日目 4日目 5日目
一月場所10610 10610 9377 9994 9815
五月場所10816 9716 9678 10360 10262

6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 11日目
10661 10668 10668 10502 10359 10668
10816 10816 10816 10284 10648 10816

12日目 13日目   14日目  千秋楽   計   フルハウスの%
10668  10668  10668 10668 156604   97.87%
10816  10816  10816 10816 158292   98.92%

数字の単位は人

チケットの売行きのスピードは圧倒的に一月場所が早かっ
た。発売日から1週間もたたずに急速に減っていった
平日があったほどである。発売スピードは五月場所は
一月場所よりだいたい10日から12日遅かった。遅かったが
最終的には追いついた。合計観客数は当然五月場所が
多くなる。それでは15日間満員札止めになった場合の何%
の観客が1場所に集まったか。一月場所が97.87%、五月
場所が98.92%と五月場所が少し上回ったが、どちらも
驚異的な数字である。

この人気に今後は東西の2人マスはなくなり、4人マスに
なるかもしれない。元々は4人マスだったのだから最初に
戻ったと思えばやむを得ない面がある。もったいないと
思うのは貴賓席である。使用しない場合は分解して通常の
席として使えれば観戦者を増やすことできるのだが。

相撲の黄金期は梅・常陸、双葉山、栃若、若き大鵬、
若貴らスーパースターの出現によって生まれている。
今の相撲人気はこれらと比較するとあきらかに異質で
ある。異質のままの人気は最終的にどうなるのか結末を
見守りたい。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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