大相撲

■夏千秋楽 照ノ富士は横綱になれる大関

2015年5月25日

優勝争いは久々に白鵬がトップではなく、照ノ富士と
併走するカタチとなって千秋楽を迎えた。筆者のように
12勝という低レベルを嘆く反面、ここしばらく見ない
展開にわくわくする方がけっこういることも事実である。
千秋楽は10大ニュースに登場するA氏、H氏、それと
大阪で出会った若い魂MY氏とともに注目の一番を観戦
した。

勝負のカギは照ノ富士は緊張しすぎないことである。
だが、碧山戦は微塵もそんな一面を感じさせず堂々と
寄り切って12勝。白鵬の結果待ちとなった。
150524千秋楽幕内 1004
<照ノ富士、碧 山を退ける>
 
白鵬の場合は勝負に対する執着、執念次第である。何が
何でも勝って7連覇を達成するという意気込みがどれ
くらいあるかである。実際は豪栄道戦、稀勢の里戦の
負け方で意気消沈している部分があるような気がした。
結果は立ち合いから果敢に攻めるも、日馬富士にもぐられ、
惨敗した。
150524千秋楽幕内 1180
<白鵬、日馬富士に敗れる>
 
この瞬間照ノ富士の初優勝が決定した。新しい英雄の
誕生に観客は歓喜し、座布団を飛ばして歓迎した。優勝
だけでなく、大関昇進が決定的になった。3敗した時点で
大関絶望といわれたのが、この変化。かつて貴乃花が
関脇貴花田だったとき、下位に負け、大関などありえ
ないと審判部長から言われながら最終的に大関になった
ことを思い出させた。
150524千秋楽表彰 087
<賜杯を受ける照ノ富士>
 
単純に3場所33勝をクリアしたというなら審議の必要は
なくなる。またこれをクリアしたからといって所詮は
一時的なもので大関の責任が果たせるかは別物である
ことは大関の歴史を見ても明らかである。ただ、照ノ富士
は横綱を狙える大関になれる逸材である。期待に応える
だけの大関になれる強さを持続できる力士である。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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