2日目はアバウトながら満員御礼となった。日馬富士は
先場所負けた栃ノ心を圧倒し、稀勢の里は逸ノ城、琴奨菊
は栃煌山と苦手を退けて勝利し、上位は安泰。遠藤は
高安相手に気力はあるものの、思うような相撲が取れて
いない。5勝が幕内に確実に残れる星だけに早くまず
1勝をあげておきたいところだ。立ち合いがおかしかった
相撲があった。
大相撲はわずか数分の勝負を何時間もかけて展開して
いる、という見方をする方がいる。仕切りを繰り返し、
勝負は一瞬でつく。ほかに気を取られていたら見逃す
場合さえある。相撲の立ち合いは退屈と思う方もいる。
今の立ち合いではそう思われても仕方がない面がある。
本来立ち合いは陸上競技や競泳のように第3者がスタート
させるものではない。両力士が呼吸を合わせ、合った
ところで立つものである。したがって制限時間内であれば
いつ立ってもいい。制限時間で立つものだと思っていた
外国の方は意外な感を受けていた。
いつ立つかわからない立ち合いをすれば土俵から目は
離せなくなる。1928(昭和3)年のラジオ放送が始まる
以前は立ち合いに制限時間はなかった。つまり無制限
だったのである。
1回目に立った龍王山に対し双葉山は受けて立った。
大雪も同様に大鵬に対し立った。結果は龍王山も
大雪も一蹴されてしまった。力士は立ち合いの一瞬に
かけている。気合がはいった仕切りは観客を釘付けに
する。立ち合いは相撲の醍醐味である。
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