大相撲

■夏2日目 立ち合いの醍醐味

2015年5月12日

2日目はアバウトながら満員御礼となった。日馬富士は
先場所負けた栃ノ心を圧倒し、稀勢の里は逸ノ城、琴奨菊
は栃煌山と苦手を退けて勝利し、上位は安泰。遠藤は
高安相手に気力はあるものの、思うような相撲が取れて
いない。5勝が幕内に確実に残れる星だけに早くまず
1勝をあげておきたいところだ。立ち合いがおかしかった
相撲があった。

150511二日目幕内 1046
150511二日目幕内 1047
<栃ノ心に快勝した日馬富士>

大相撲はわずか数分の勝負を何時間もかけて展開して
いる、という見方をする方がいる。仕切りを繰り返し、
勝負は一瞬でつく。ほかに気を取られていたら見逃す
場合さえある。相撲の立ち合いは退屈と思う方もいる。
今の立ち合いではそう思われても仕方がない面がある。

本来立ち合いは陸上競技や競泳のように第3者がスタート
させるものではない。両力士が呼吸を合わせ、合った
ところで立つものである。したがって制限時間内であれば
いつ立ってもいい。制限時間で立つものだと思っていた
外国の方は意外な感を受けていた。

いつ立つかわからない立ち合いをすれば土俵から目は
離せなくなる。1928(昭和3)年のラジオ放送が始まる
以前は立ち合いに制限時間はなかった。つまり無制限
だったのである。

1回目に立った龍王山に対し双葉山は受けて立った。
大雪も同様に大鵬に対し立った。結果は龍王山も
大雪も一蹴されてしまった。力士は立ち合いの一瞬に
かけている。気合がはいった仕切りは観客を釘付けに
する。立ち合いは相撲の醍醐味である。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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