2017年10月– date –
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平成29年十一月場所番付雑感
十一月場所の番付が発表された。今回、予想番付はそれほど苦労する面が少なかったのでは。その原因ははっきりしている。3横綱が休場して横綱の白星独占がなかったからである。大関もそこそこ勝つが、2大関が休場して輪をかけてしまった。結局出場したの... -
四股名あれこれ 現役幕下以下編
幕下以下は四股名花盛りである。もちろん本名の力士もいるが、部屋の特徴の文字を駆使した四股名や新感覚の四股名があふれている。【難読四股名】次の四股名が読めるだろうか。黎大 富蘭志壽 黒熊 美 天空海 貴公俊敏夷東 迅風 大和海黎大はれおん... -
46年前の相撲部屋事情
今から46年前の昭和46年三月場所、相撲部屋は26であった。なお、昭和46年三月場所は北の富士、玉の海が同日横綱に昇進してから1年たった場所である。そのなかで十両以上の関取を擁する部屋は、以下である。時津風(元豊山=内田)部屋 6人春日野(元栃... -
現代相撲部屋事情
現在相撲部屋は45ある。そのなかで十両以上の関取を最も多く擁している部屋はどこか。伊勢ケ濱(元旭富士)部屋と九重(元千代大海)部屋の6人が第1位。追手風(元大翔山)部屋と木瀬(元肥後ノ海)部屋が5人で第3位。なお、希善龍は幕下落ちが濃厚な... -
幕下以下の年齢
久々に幕下以下の力士の年齢を調査してみた。年齢は平成29年に迎えた歳、及び12月31日までに迎える歳とした。対象は幕下以下の力士だが、九月場所限りで引退した力士は含まれていない。ただし、九月場所の新弟子を加えている。また、舛の勝改め隆の勝と貴... -
大相撲の原点に立つ小兵力士
2020年に東京でオリンピックが開催されるが、両国国技館はボクシング会場になる。相撲は世界大会が行われるほど広がっているが、オリンピック種目にはなっていない。その理由は競技場が土俵という特殊性があげられる。日本なら相撲部がある学校なら土俵は... -
殊勲賞の中身5【昭和31年初~32年11月】
昭和31年初場所は、本名四股名の成山が殊勲賞を受賞した。だが、横綱・大関の成績が悪すぎた。それは殊勲賞が取れなかった朝汐も同様である。優勝は横綱鏡里が14勝1敗で優勝した。1敗は新大関若ノ花がつけた。その若ノ花は13勝2敗の好成績であった。2... -
改訂二所ノ関の系統
元若嶋津の二所ノ関親方が、サウナ帰りの自転車で転倒して、緊急脳手術をしたというニュースが流れた。サウナでも体に変調が見られたとか、自転車で何度も転倒しながら、泥だらけで走らせていたという情報が出ている。サウナと雨が降る外の温度差が、血管... -
殊勲賞の中身4【昭和29年初~30年秋】
前回の昨年の11月22日以来の再スタートです。このテーマは必ずしも関心度が高くないのですが、ある方が注目しているので時間をかけて現代に近づくようベストを尽くしてみます。昭和29年初場所、大関吉葉山が念願の初優勝を成し遂げた。千秋楽は1敗横綱鏡... -
優勝大台40回に挑む白鵬
優勝大台の40回を目前にして九月場所は休場してしまった白鵬。前人未到の優勝記録は十一月場所以降に持ち越しとなった。大鵬が32回の優勝回数を達成したときは、今後破られない記録になるのでは、と思われた。なにしろそれまでの優勝最高記録は年2場所制... -
将来の大関候補に浮上した阿武咲
九月場所の阿武咲は、上位を相手に10勝5敗と予想を超える大活躍をした。なにしろ横綱日馬富士、大関照ノ富士をはじめ、実力者御嶽海、嘉風、玉鷲を倒して10勝をあげたのだから、とてつもない結果を残したといえる。今度の十一月場所は、新小結が予想され... -
横綱10大史10 外国人横綱誕生
外国人関取の事実上のパイオニアといえば、ハワイ出身の高見山である。外国人唯一の幕内力士であった時代は97場所に及んだ。高見山は愛嬌があり、強さともろさをもち合わせて土俵をわかせた。優勝経験はあるが、最高位は関脇であった。<高見山優勝の記事... -
横綱10大史9 双羽黒横綱途上で相撲界を去る
双羽黒は優勝なく、横綱に昇進した。横綱審議委員会の稲葉修氏は「優勝のない力士が横綱になるのはおかしい」と発言したが、協会は押し切ってしまった。双羽黒はなぜ横綱に押し上げられたのか。昭和61年七月場所は、北尾(双羽黒)、大乃国、朝潮、北天佑... -
平成29年十一月場所チケットネット事情
チケットの発売日は10月7日だが、ネットでは実はその前に売り出されていた。先行予約のチケットである。先行予約は申し込んだ方のなかから抽選で当選者が出る。通常の料金より高目で、コンビニなどで番号によって引き出すことができる。よく名義が入って... -
たった1度の十両入りのチャンス
▼十両東12枚目 北はり磨 5勝10敗西13枚目 矢後 7勝8敗西14枚目 希善龍 6勝6敗3休△幕下東筆頭 貴源治 4勝3敗西筆頭 北太樹 4勝3敗東2枚目 翔猿 5勝2敗東3枚目 舛の勝6勝1敗十一月場所の十両昇進は、舛の勝改め隆の勝と再十両... -
イレブン横綱
かつてイレブン横綱といわれた横綱がいた。イレブン横綱とは11勝4敗横綱のことである。いわれたのは相撲中継の解説でおなじみの北の富士である。なぜそう呼ばれたのか。順を追って話そう。<イレブン横綱と呼ばれた北の富士>北の富士は燃える要素がある... -
5場所経過!平成29年年間最多勝レース
月日が経つのは早いもので、今年もすでに5場所を終え、残り1場所になった。5場所までの各力士の成績はどのようになったのか。それが以下である。いつも通り、横綱・大関との対戦率によってクラス分けした。その結果横綱・大関はAクラスには一人もいな... -
平成30年土俵の目撃者カレンダー
急に涼しくなりました。興味深いテーマをこれからもお届けます。マーク2カ所をクリックして支援してください。よしなに↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓にほんブログ村 相撲 ブログランキングへ ↑↑↑↑↑↑↑↑。 -
平成29年十一月場所チケット事情
10月7日、関東地方は雨の予報であった。だが、十一月場所のチケット発売日の威力か、9時頃わずかな霧雨と化した。今年に入って5場所すべて満員御礼をだしているだけに、激しいチケットの争奪戦が予想された。その反面九月場所は横綱をはじめ、休場者が... -
横綱の連続休場後の引退
横綱は摩訶不思議な地位である。どんなに休んでも地位が変わることはない。こんなことはほかのスポーツでは見られない。ボクシングでもチャンピオンが長い間防衛戦をおこなわないと王座を剥奪されてしまう。<鶴竜>鶴竜、稀勢の里はもっか3場所連続休場... -
相撲好者旭国
相撲好者といっても相撲好きのファンのことではない。力士旭国のことである。ついたあだ名はピラニア。くいついたら離れない相撲である。小兵力士にこうしたあだ名がつけばしめたものである。相撲のうまさはピカ一。やがてあだ名は理詰めな相撲から相撲博... -
横綱10大史8 千代の山横綱返上問題
千代の山は戦後の相撲界で最も期待される力士であった。千代の山も食料事情の悪い中にもかかわらず、期待に応えてきた。5場所で十両昇進というスピード出世。2場所後には入幕。入幕した場所ではなんと10戦全勝している。<千代の山のブロマイド>入幕9... -
横綱10大史7 横綱審議委員会誕生
現代は、横綱に推挙する力士が出現したとき、協会はまず、横綱審議委員会に諮問する。横綱審議委員会がOKを出してはじめて協会が最終決定をする。こうして横綱は誕生する。それでは、横綱審議委員会はいつどのような経緯で誕生したのか。歴史をふり返っ...
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