大相撲

幕下以下の年齢

2017年10月24日

久々に幕下以下の力士の年齢を調査してみた。
年齢は平成29年に迎えた歳、及び12月31日
までに迎える歳とした。対象は幕下以下の
力士だが、九月場所限りで引退した力士は
含まれていない。ただし、九月場所の新弟子
を加えている。また、舛の勝改め隆の勝と
貴源治は十両昇進が決定しているので除いて
いるが、幕下落ちが濃厚な北はり磨と希善龍
は加えた。総人数は590人になった。
110512五日目幕下以下 255
<新弟子時代の照ノ富士>

中学生棋士藤井4段の活躍で大きな話題と
なった将棋界。将棋のプロは4段からである。
原則26歳までに4段にならなければ、奨励会
を退会しなければならない。奨励会員は自分
の誕生日が来るのが怖い、という。そこで
まず25歳までの力士がどれくらいいるのか
示してみた。
15歳 5人
16歳 27人
17歳 27人
18歳 25人
19歳 65人
20歳 34人
21歳 36人
22歳 33人
23歳 47人
24歳 47人
25歳 36人
合計382人である。全体の64.8%である。
最年少力士は立浪(元旭豊)部屋の海波(み
なみ)である。
06八三段目 029
<三段目時代の栃ノ心>

第二の人生に踏み出すのに、年齢を26歳で
区切るのが適切か否かは難しいところである。
意欲とか大器晩成タイプとか、個人差がある
場合が考えられる。昭和32年に初土俵から
25場所たっても幕下に上がれない者は整理
対象となる、という規定ができた。翌年30場
所に改訂された。現在この規定はないが、
序二段の枚数によっては、判断基準になる。
29歳までの人数をみていこう。

26歳 27人
27歳 21人
28歳 29人
29歳 20人

29歳以下の幕下以下力士は計479人である。
全体の81.2%である。幕下以下の力士は10代、
20代の力士で8割強しめていることがわかる。
相撲には、自分の応援する下位の力士が、
どのように成長していくか、注目し、応援
するという楽しみ方がある。
080127千秋楽幕下以下 139勢
<幕下時代の勢>

一般論になるが、30歳を超えると成長の伸び
があやしくなってくる。そんな幕下以下の
力士人数が以下である。
30歳 20人
31歳 22人
32歳 9人
33歳 11人
34歳 15人
35歳 8人
36歳 8人
37歳 3人
38歳 2人
39歳 3人
40歳以上10人
40歳以上が10人もいることに驚く。以前調査
したときは3、4人だったと思う。

幕下以下の力士は十両を目指す。あるいは
復帰を目指す。当然のことながら、全員が
到達することはあり得ない。戦いは相手力士
だけでなく、時間(年齢)との勝負でもある。

遅延電車に遭遇してしまいました。
 興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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