大相撲

大相撲の原点に立つ小兵力士

2017年10月23日

2020年に東京でオリンピックが開催されるが、
両国国技館はボクシング会場になる。相撲は
世界大会が行われるほど広がっているが、
オリンピック種目にはなっていない。その
理由は競技場が土俵という特殊性があげら
れる。日本なら相撲部がある学校なら土俵は
あるが、海外はそうはいかない。マットの
ようなものが使われたりしている。
140126千秋楽
<土俵>

何より体重制がないのが、オリンピック種目
にならない最大の理由かもしれない。柔道は
本来体重制がなかった。無差別こそ柔道で
あった。伝説の山嵐は小さい者が大きな者を
倒すには最適な足技だった。今なぜ見られ
ないのか。その技をかけるための組み手が
禁じられているからだ。それでも柔道の階級
に無差別級があった時期があったが、今は
それさえなくなってしまった。

相撲に体重制がないということは、見方を
変えるとそこが面白い、魅力といえるかも
しれない。昭和48年七月場所、192センチ、
168キロの高見山と175センチ、99キロの鷲羽
山が土俵にあがっただけで、観客は大喜び
したものである。身長で17センチ、体重で
69キロ差がある。この初対戦は、鷲羽山が
下手投げで勝った。
鷲羽山
<鷲羽山が大関を倒した見出しが
見える記事>

日本人は昔から小さい者が大きな者を倒す
ことに、たまらない魅力を感じる。相撲の
面白さの原点はここにある。昭和初期の幡瀬
川、大の里、戦後の鳴門海、さらに海乃山、
藤ノ川、若浪、栃東(父)などはフアンを
大いにわかせてきた。現代でも石浦、照強
など小兵の存在は、大相撲の原点であり、
貴重な存在である。

季節はずれの台風一過。
 興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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