力士の将来性をはかる要素として若さがある。年齢が若いというこ
とは先があることになる。また、成長が見込まれることになる。三
段目までの最年少力士は誰か。七月場所番付をもとに8月20日時点
の年齢を出してみた。
幕内
藤ノ川 20歳 伊勢ノ海(元北勝鬨)部屋
七月場所新入幕したことで、幕内最年少となった。次点は安青錦で
21歳である。翠富士に次ぐ軽量ながら敢闘賞を受賞した。押し相撲
を中心とした相撲を取る。四つでも取れる。七月場所、軽量に泣く
ことはなかった。

十両
大辻 21歳 高田川(元安芸乃島)部屋
本名である。再十両だったが、七月場所負け越して幕下落ちが予想
される。たたきあげで幕下入りは10代だった。幕下を4年2場所か
かって十両入りしたがはね返されている。十両で勝ち越す力が必要
である。

幕下
碇潟 18歳 伊勢ノ海(元北勝鬨)部屋
藤ノ川の弟であり、元大碇の甲山親方の次男である。三段目付け出
しでデビューしてまだ4場所である。通算20勝8敗である。いずれ
大碇を襲名するという話を聞いたことがある。実際はどうなるか。
次点は約1カ月違いで18歳の福崎である。こちらは高校生ながら幕
下付け出しで3場所目を終えた。

三段目
太秦 16歳 伊勢ノ海(元北勝鬨)部屋
十代の力士がぐっと増えるのが三段目である。そのなかで最年少と
なった力士が太秦である。次点は17歳の夢之富士である。太秦はま
だ1年2場所でこれからの力士である。
こうしてみると伊勢ノ海部屋が4部門中3部門で最年少を占めた。