優勝大台の40回を目前にして九月場所は休場
してしまった白鵬。前人未到の優勝記録は
十一月場所以降に持ち越しとなった。大鵬が
32回の優勝回数を達成したときは、今後破ら
れない記録になるのでは、と思われた。なに
しろそれまでの優勝最高記録は年2場所制
時代の双葉山の12回であった。時代を築いた
栃錦、初代若乃花さえ優勝はともに10回で
あった。
もっとも年6場所制になれば、優勝回数が
増えていくのは予想できた。それが年6
場所時代の申し子のごとき大鵬がいきなり、
32回も優勝してしまった。これは当分破ら
れないという感じはした。大鵬は負けにく
い相撲であり、相手をよく研究していた。
場所時代の申し子のごとき大鵬がいきなり、
32回も優勝してしまった。これは当分破ら
れないという感じはした。大鵬は負けにく
い相撲であり、相手をよく研究していた。
大鵬の最年少横綱記録を破った北の湖は、
大鵬の記録を破る可能性があった。だが、
前半は輪島、後半は千代の富士によって阻ま
れ、思ったほど優勝回数は伸びなく、24回
だった。
<優勝32回の大鵬>
千代の富士は遅れてきた英雄であった。初優
勝が25歳であったから、優勝回数は最初から
期待されていなかった。ところが力士生命が
長く、30歳を超えても無敵であった。優勝
回数はまさかの31回に及んだ。引退するとき、
記者から「あと1回で最高優勝回数に並ぶの
では」という質問に「その1回が難しいの
です」と答えていた。
さて白鵬はどんな優勝街道を歩んできたのか。
大鵬、千代の富士と比較してみよう。
大鵬・千代の富士は26回目の優勝、白鵬は
27回目の優勝と、3強に大きな差はない。
9年目は白鵬が5回優勝して、大鵬・千代の
富士を引き離していく。そしてついに大鵬の
32回優勝を破り、39回にまで達した。
ただ、ここへきて白鵬に休場が目立ってきた
のが気になる。これは当然優勝回数に影響
する。その反面、白鵬を脅かす存在がいない。
日馬富士、鶴竜、稀勢の里はいずれも30歳
以上である。白鵬の優勝回数への挑戦はこれ
からも続く。
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