大相撲

優勝大台40回に挑む白鵬

2017年10月18日

優勝大台の40回を目前にして九月場所は休場
してしまった白鵬。前人未到の優勝記録は
十一月場所以降に持ち越しとなった。大鵬が
32回の優勝回数を達成したときは、今後破ら
れない記録になるのでは、と思われた。なに
しろそれまでの優勝最高記録は年2場所制
時代の双葉山の12回であった。時代を築いた
栃錦、初代若乃花さえ優勝はともに10回で
あった。
170528千秋楽幕内 944
<優勝40回の大台に挑む白鵬>

もっとも年6場所制になれば、優勝回数が
増えていくのは予想できた。それが年6
場所時代の申し子のごとき大鵬がいきなり、
32回も優勝してしまった。これは当分破ら
れないという感じはした。大鵬は負けにく
い相撲であり、相手をよく研究していた。
大鵬の最年少横綱記録を破った北の湖は、
大鵬の記録を破る可能性があった。だが、
前半は輪島、後半は千代の富士によって阻ま
れ、思ったほど優勝回数は伸びなく、24回
だった。
大鵬
<優勝32回の大鵬>

千代の富士は遅れてきた英雄であった。初優
勝が25歳であったから、優勝回数は最初から
期待されていなかった。ところが力士生命が
長く、30歳を超えても無敵であった。優勝
回数はまさかの31回に及んだ。引退するとき、
記者から「あと1回で最高優勝回数に並ぶの
では」という質問に「その1回が難しいの
です」と答えていた。
千代の富士
<優勝31回の千代の富士>

さて白鵬はどんな優勝街道を歩んできたのか。
大鵬、千代の富士と比較してみよう。
3強A
これをみると初優勝した年から8年目までは、
大鵬・千代の富士は26回目の優勝、白鵬は
27回目の優勝と、3強に大きな差はない。
9年目は白鵬が5回優勝して、大鵬・千代の
富士を引き離していく。そしてついに大鵬の
32回優勝を破り、39回にまで達した。

ただ、ここへきて白鵬に休場が目立ってきた
のが気になる。これは当然優勝回数に影響
する。その反面、白鵬を脅かす存在がいない。
日馬富士、鶴竜、稀勢の里はいずれも30歳
以上である。白鵬の優勝回数への挑戦はこれ
からも続く。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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