大相撲

将来の大関候補に浮上した阿武咲

2017年10月17日

九月場所の阿武咲は、上位を相手に10勝5敗
と予想を超える大活躍をした。なにしろ横綱
日馬富士、大関照ノ富士をはじめ、実力者
御嶽海、嘉風、玉鷲を倒して10勝をあげたの
だから、とてつもない結果を残したといえる。
今度の十一月場所は、新小結が予想される。
阿武咲は突き押し中心のパワー相撲である。
若いだけに、まだまだ成長の余地はある。
170910初日幕内 690
<九月場所 御嶽海を倒した阿武咲>

以前大関候補として御嶽海、玉鷲をあげた。
彼らは上位で勝ち越せる力があるからだが、
もっているモノがいいということで貴景勝を
あげた。そういう意味では、阿武咲ももって
いるモノはいい。このふたりは相撲ぶりも
にている。
171001赤い羽 410
<貴景勝と阿武咲>

現在の横綱・大関をみても四つ相撲が多い。
高安が立ち合いからパワーで圧倒するくらい
である。突き押しは相撲の原点である。突き
押しは一気にもっていければ、これほど痛快
なことはない。しかし、残され、まわりこま
れると苦しい展開になる。相撲にははく息、
吸う息、止める息とあるが、突き押しは息を
つめているので苦しい。

押しの大受は、押しを受けてくれる体力と
強さをもった北の富士と琴桜の両横綱を稽古
相手に選んだ。両横綱のもとへ通いつめて、
胸を借りた。これが実って、立ち合いのあた
りの強さ、出足、スタミナがついた。
170617うっちゃりトーク 105
<明日のホープ阿武咲>

阿武咲がこうした地力をつけていくには、
まだまだ時間がかかる。だが21歳という若さ
と相撲ぶりは大きな可能性を感じさせる。
阿武咲は横綱・大関がそろって出場した上位
での対戦はない。十一月場所こそ真価を問わ
れる。

鮭とばを美味しく食べています。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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