大相撲

横綱10大史8 千代の山横綱返上問題

2017年10月3日

千代の山は戦後の相撲界で最も期待される
力士であった。千代の山も食料事情の悪い中
にもかかわらず、期待に応えてきた。5場所
で十両昇進というスピード出世。2場所後
には入幕。入幕した場所ではなんと10戦全勝
している。
千代の山
<千代の山のブロマイド>

入幕9場所後に大関昇進している。大関で
13勝2敗、12勝3敗と連続優勝している。
大関在位6場所で横綱に昇進した。11勝4敗、
8勝7敗、14勝1敗優勝で、今なら問題にも
ならない成績であったが、横綱審議委員会
誕生後、初の横綱誕生であった。

横綱昇進後は、優勝できず、特に昭和28年は
4勝4敗7休、1勝5敗9休、全休と不振が
続き、ヤジが飛ぶありさまであった。生真面
目な千代の山は相当悩み、責任を感じていた。
そして部屋の藤島(元安芸ノ海)親方を通し、
横綱返上を申し入れた。大関からやり直し
たい、というのである。前例のない横綱返上
問題が相撲界及び世間を騒がせた。
千代A
<千代の山のブロマイド>

しかし、横綱返上を認められるわけもなく、
師匠である出羽海(元常ノ花)は留意をうな
がし、再起を期すことで終着した。しかし、
横綱返上は大きな反響を呼んだ。横綱の重み、
プレシャーは常任にははかりしれないことを
象徴する事件であった。

進呈する写真をまとめました。
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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