元豊山(前名内田)の時津風は関脇蔵間、小結豊山(前名長浜)・
大潮・双津竜、大豊などを育てた。東京農業大学出身の学生は時津
風部屋へという流れができてきた。元豊山(前名内田)の時津風が
定年を迎えた時津風部屋を引き継いだのが元双津竜であった。この
とき元小結豊山(前名長浜)は湊部屋を、元大潮は式秀部屋をすで
におこしていた。ところが、元双津竜の時津風がとんでもない事件
を引き起こした。それは約5年後のことだった。

時津風親方と3人の幕下力士が新弟子を暴行死させた。まさにショ
ッキングな事件がおきた。名古屋場所前のことであった。亡くなっ
た新弟子は時太山であった。時太山は稽古や人間関係に悩み、脱走
することがよくあった。
そんな新弟子に業を煮やした元双津竜の時津風はぶつかり稽古を30
分も続けさせた。親方自らがビール瓶で殴り、幕下3力士が金属バ
ットで殴打した。稽古場は悲惨な修羅場と化した。時太山の息は絶
え、帰らぬ人となった。この日は力士会のある日で関取はいなかっ
た。
人の命は重かった。この事件で元双津竜の時津風は解雇された。3
人の兄弟子は引退となった。後継は現役力士だった時津海が指名さ
れた。即刻引退して時津風部屋を引き継いだ。時津風の後継は元双
津竜の代で大汚点を残した。

実はそれだけではすまなかった。元時津海の時津風の代で再び汚点
が繰りを返されることになった。それは新型コロナウイルスと無関
係ではなかった。相撲界では新型コロナウイルスの影響で無観客開
催、力士の死亡、客席の間隔あけ開催、開催の変更で13時開催、飲
食禁止の観戦など様々なことが実施された。部屋で感染者がでたら
部屋ごと休場もあった。そんななかで元時津海の時津風がある問題
をおこした。