チケットの発売日は10月7日だが、ネット
では実はその前に売り出されていた。先行
予約のチケットである。先行予約は申し込ん
だ方のなかから抽選で当選者が出る。通常の
料金より高目で、コンビニなどで番号によっ
て引き出すことができる。よく名義が入って
いるチケットはこの先行予約分である。これ
がけっこう出まわっていた。チケット発売日
前なので、強気の値段が目についた。
さて、十一月場所のチケットが発売されて
から1週間がたった。土日祝日は完売した。
平日は13日目がしばらくしてなくなった。
これまでの場所なら15日間完売だったが、
平日は、13日目以外は購入できる。これが
何を意味するか。公式で販売中のチケットと
同じ興行日はネットで高額販売ができない
ということである。それだけではない。特に
15日間で1日、あるいは2日観戦できれば
いいという方にとっては、ネットは不要なの
である。
売りに出されているが、値段はどうか。メイ
ンのチケットサイトで、土日祝日に限って
みてみた。マス席も含め、1枚あたりの値段
である。(6時45分現在)
初日 マス席10800~30000円
イス席4000円~68000円
7日目マス席12000~64000円
イス席4500円~9500円
8日目マス席11000~60000円
イス席4200~12500円
12日目マス席11400~23000円
イス席4100~18300円
14日目マス席10500~76000円
イス席4000~13500円
千秋楽マス席11111~48000円
イス席5280~17000円
これも十一月場所の特長だが、安い値段は
それほど高額ではない。高い値段は競争の
原理からいってさばけるのだろうか。という
素朴な疑問が出てくる。そういえば宝塚や
大相撲のチケットで荒稼ぎをしてきたグルー
プが摘発されたニュースがあった。
あるイベントで次のようなことが書かれて
いた。
プレイガイドのチケットは完売となっており
ますが、当日券(2500円)を17:30
より会場にて販売致します。出来る限り枚数
を増やせるよう対応させて頂きますので、
過剰な金額でのチケット取引ではご購入なさ
らないようお願い申し上げます。
主催者は過剰な金額でのチケット取引を苦々
しく思っていることは、間違いない。大相撲
のチケットのネット対策は期日が近づけば
安値が出てくる。これに尽きる。
雨の日が続きそうである。
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